この記事ではエクセルで参照先・元のトレース(一括・別シートの確認も)する方法をご紹介します。
・参照先、参照元のトレースを通常の方法で行う
・参照先、参照元のトレースを一括して行う
・参照先、参照元のシートをまたいだトレースを行う
上記の方法をサンプルファイルで解説します。
エクセルで参照先・元のトレース方法【通常】
Sheet1にはA列に品名、B列に単価、C列に個数、D列にB列とC列の参照を使った積「B*C」、5行目には2行~4行目までの参照を使った合計「SUM(2:4)」が入っています。
セルD2に「B2*C2」、セルB5に「SUM(B2:B4)」が入っているのでB2セルの参照先はB5とD2です。
これをエクセルの機能を使って確認します。
セルB2を選択し、「数式」→「参照先のトレース」をクリックするとセルB2の参照先B5とD2へ向かって→が現れます。
→の先が参照先になっています。
もう一度「参照先のトレース」をクリックすると、その先の参照先に→が現れます。
クリックし続けると最後の参照先まで→が増え続けます。
次にD5の参照元を確認します。
セルD5には、「SUM(B2:B4)」が入っているのでセルD5の参照元はセルD2~D4です。
エクセルの機能を使って確認します。
セルD5を選択し、「数式」→「参照元のトレース」をクリックすると参照元のD2~D4セルが青線で囲まれ、セルD5に向かって→が現れます。
参照先の場合と同じように、クリックを続けると最後の参照元まで→が増えます。
→は、「トレース矢印の削除」をクリックすると消えます。
セルを選択して「ホーム」→「検索と選択」→「ジャンプ(G)」をクリックします。
「ジャンプ」のダイアログが開くので「セルの選択」をクリックします。
クリックすると「選択オプション」が開くので「参照先」と「すべてのレベル」をチェックして「OK」ボタンをクリックします。
すべての参照先がグレー表示されました。
次に参照元を確認します。
参照先と同じ手順で「選択オプション」のダイアログを開き、「参照元」と「すべてのレベル」をチェックします。
チェック後「OK」ボタンをクリックするとすべての参照元がグレー表示されます。
エクセルでの参照先・元のトレース方法(別シートの確認)
Sheet1のA列に品名、B列に単価、C列に個数が入っています。
Sheet2にはSheet1のB列とC列の積が入っています。
セルB2を選択して「数式」→「参照先のトレース」をクリックします。
青い→はシート内の参照先、黒い点線の→は別のシートの参照先を表しています。
黒い→をダブルクリックすると「ジャンプ」のダイアログが開き移動先(参照先)が表示されます。
移動先をクリックすると参照先にコピーされます。
コピーされたら、「OK」ボタンをクリックすると参照先のセルへジャンプします。
参照元の確認も参照先と同じ手順で「ジャンプダイアログ」を開きます。
参照元は2か所あるので表示したい方をクリックして参照先へコピーします。
「OK」をクリックすると参照先へジャンプしてセルを表示します。
まとめ エクセルで参照先・元のトレース(一括・別シートの確認も)方法【まとめて】
参照先、参照元をトレースする方法を3つご紹介しました。
業務に合わせてそれぞれの方法を使って効率化しましょう。
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