私達が生活している中で「賞味期限・消費期限」に関する疑問がわく機会が多いですよね。
例えば、ケーキなどを手作りする際に代表的な食品として「生クリーム」でが挙げられますが、賞味期限切れ・消費期限切れしてどの程度までならまだ飲めるのでしょうか。
ここではこの生クリームの賞味期限について「開封後・未開封」「そのまま飲むか・加熱するか」「常温保存するか・冷蔵庫で保存するか」「1日後、2日後、3日後、5日後、1週間、2週間、1か月、2か月」など状況別に解説していきます。
【未開封で冷蔵庫保存】生クリームの賞味期限・消費期限は?1日・2日・3日後・1週間・1か月後に飲んで問題ない?
それでは以下で「未開封・冷蔵庫保存」の場合の生クリームの賞味期限・消費期限について確認していきます。
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基本的に生クリームなどの食品に記載されている賞味期限とは、各製品にて正しい保存をした場合に「本来の味が出せるか」を保証しているものであり、基本的にはその期間までに使用するといいです。
生クリームでは賞味期限が基本的に記載されているため、ここではこの賞味期限について解説していますが、消費期限(これを過ぎると腐り、体の不調・不具合をきたす恐れがある期限)が記載されている場合ではきちんと守った方がいいですね。
ちなみに以下の生クリームの賞味期限では3~7℃、未開封での冷蔵保存が条件とされています。
https://www.yotsuba.co.jp/group/about/handling/freshcream.htmlより引用
なお生クリームと一言でいっても
・生乳のみ使用(純乳脂肪)と添加物がほとんど入っていないもの
・それ以外の植物性油脂がある程度入ったもの(コーヒーミルクのようなものやホイップタイプがこちらに該当する場合が多い)
に分けられます。
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前者が基本的に高級ですが日持ちしない、後者が基本的に安いが植物油脂の割合が高く、長持ちはすると理解しておくといいです。
ちなみに以下は一般社団法人 日本乳業協会のHPに記載の生クリームの種類の分類です。
各々のパターンにて賞味期限切れ数日、冷蔵庫保存&未開封の場合で使ってOKかを見ていきましょう。
まずは生乳のみ使用(純乳脂肪)の生クリームの場合の賞味期限を確認します。
日持ちしないこの生クリームでも、賞味期限切れ1日、2日、3日程度であればそれほど問題ない場合が多いです。
ただもしこの賞味期限切れの生クリームを使う場合には、そのまま使うよりも加熱・殺菌してから口に入れる方がより安全でおすすめです。
一方で、生クリーム(生乳のみ使用:純乳脂肪)の賞味期限切れ1週間・2週間・1ヶ月・2か月となった場合には、生クリームが腐っている可能性が高いために使用を避けた方がいいです。
さらには植物性油脂が多めの生クリームも見ていきましょう。
こちらの方が生乳のみ使用の生クリームよりも日持ちすることは上でお伝えしました。
そのため、私の意見として植物油脂が多めの生クリームやホイップタイプでは、
・賞味期限1日、2日、3日レベルであれば問題ない場合が多い。ただ自己責任の部分があるので、なるべくであれば使用しない。
・賞味期限1週間、2週間、1か月、2か月と中長期レベルであれば使用しない
とほぼ同様の扱いをとるといいです。
【未開封で常温保存】生クリームの賞味期限・消費期限は?1日・2日・3日後・1週間・1か月に飲んで問題ない?【そのまま・加熱】
一方で未開封の生クリームを冷蔵庫に入れるのを忘れて、常温保存してしまった場合についても確認していきます。
もちろん季節によって常温の温度が異なるものの、冬のように冷蔵庫内の温度と近い場合であれば上と同じように考えるといいです。
冬以外の季節、特に夏に常温で生クリームを保存してしまったのであれば、生クリームの種類を問わずに賞味期限が1日、2日、3日であってもすぐに廃棄した方がいいです。
さらには賞味期限内であっても処分した方がいいケースもあるので注意すべきです。加熱してもNGな場合がほとんどです。
賞味期限は「適切な環境での保存が前提」となっているため、夏の常温はこれに該当しない状況になっているためですね。
そのため常温にて生クリームが1週間、2週間、1か月、2か月と過ぎているのであればすぐに捨てましょう。
【開封で冷蔵庫保存】生クリームの賞味期限・消費期限は?1日・2日・3日後・1週間・1か月後に飲んで問題ない?【そのまま・加熱】
続いて「開封済み・冷蔵庫保存」での場合の生クリームの賞味期限・消費期限について確認していきます。
基本的に「開封後」の生クリームの賞味期限は「記載されているものは無効となり、開封後からおよそ2~3日(できるだけ早く)」に変わることに注意しましょう。
以下の通りです。
これは生クリームが空気に触れると中身の酸化が一気に加速され、腐りやすくなることが理由です。
生乳のみタイプ、植物油脂が多いタイプ、ホイップタイプなどの種類を問わず当てはまることです。
そのため開封後であれば冷蔵庫保存であっても賞味期限切れ1日、2日、3日程度であっても使用を控えた方がいいです。
さらに開封し賞味期限切れ後に1週間、2週間、1か月、2か月などと立った場合でも必ずすぐに廃棄しましょう。
腐っている場合がほとんどとなってしまうためです。加熱したところで菌を除去できないレベルです。
生クリームなどの食品にて、開封と未開封では大きく状況が変化していることを頭に入れておきましょう。
【開封で常温保存】生クリームの賞味期限・消費期限は?1日・2日・3日後・1週間・1か月に飲んで問題ない?【そのまま・加熱】
最後に生クリームを開封後かつ常温で保存してしまった場合についても見ていきましょう。
つまり一番生クリームの品質的に劣化が進む状況がこの開封&常温保存にあたります。夏の暑い時期であればこれがさらに加速しているといえますね。
そのため、この状況で賞味期限が切れた生クリームであれば1日、2日、3日と過ぎる前(さらには賞味期限が切れる前)でも腐っているケースがほとんどです。
賞味期限切れ1週間、2週間、1か月、2か月では論外となってしまいますので、すぐに処分していきましょう。
当然ながらそのままでも加熱してもNGです。
まとめ 生クリームの賞味期限1週間・1か月後に使って問題ない?【冷蔵庫・常温・開封・未開封別に解説】
ここでは、この生クリームの賞味期限について「開封後・未開封」「そのまま飲むか・加熱するか」「常温保存するか・冷蔵庫で保存するか」など場合別に解説しました。
基本的には賞味期限が来る前に早めの使用を心がけましょう。
特に常温保存や開封後は生クリームが腐る速度が高まりやすいので注意するといいです。
生クリームを始めた飲食物の知識を身につけ、日々の生活に役立てていきましょう。
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