エクセルで販売データを管理していると、「利益を計算したい」「利益率をパーセント表示したい」「目標利益率から売値を逆算したい」といった場面に遭遇することはありませんか?
この記事では【Excel】エクセルで利益や率の計算式・関数は?パーセント表示や利益や率から売値を求める方法について解説していきます。
ポイントは
・利益=売値-仕入値の基本計算式
・利益率=(利益÷売値)×100でパーセント表示
・売値=仕入値÷(1-目標利益率)で逆算
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルで利益の計算方法1【基本的な利益計算式と利益率のパーセント表示】
エクセルで利益を計算する最も基本的な方法が、売値から仕入値(原価)を引く計算です。
利益=売値-仕入値という計算式を使い、さらに利益率=(利益÷売値)×100でパーセント表示できます。
例えば、以下のようなデータがあるとします。

D列に利益、E列に利益率を表示したい場合、この方法を使います。
解決方法(利益の計算)
具体的な手順を見ていきましょう。
まず、利益を表示したいセル(例としてD2)をクリックします。
以下の数式を入力します。
=C2-B2

この数式は「売値(C2)から仕入値(B2)を引く」という意味です。
Enterキーを押すと、利益が表示されます。この例では800-500で「300」が表示されるわけです。

数式を下方向にコピーすれば、各行で利益が計算されます。
商品Bは1800-1200で「600」、商品Cは600-300で「300」となります。
解決方法(利益率の計算とパーセント表示)
「ホーム」タブをクリックして、利益率を表示したいセル(例としてE2)を選択します。
以下の数式を入力します。
=D2/C2

この数式は「利益(D2)を売値(C2)で割る」という意味です。
Enterキーを押すと、小数で表示されます(例として0.375)。

これをパーセント表示にするには、セルを選択した状態で「ホーム」タブの「パーセントスタイル」ボタン(%)をクリックします。

「ホーム」タブ→「パーセントスタイル」(%)をクリック
これで「37.5%」のようにパーセント表示されるわけです。
または、数式内で100を掛けてパーセント計算することもできます。
=(D2/C2)*100
この場合は数値として「37.5」と表示されるため、後ろに「%」を付けたい場合は書式設定で追加します。
数式を下方向にコピーすれば、各行で利益率が計算されます。
利益率を1つの数式で計算する場合は以下のようになります。
=(C2-B2)/C2
この数式で、利益計算と利益率計算を同時に行えるでしょう。
エクセルで利益の計算方法2【ebayやメルカリでの実践的な利益計算・手数料込み】
基本的な利益計算ができたら、次はebayやメルカリなどの販売プラットフォームでの実践的な利益計算を見ていきましょうか?
そんな時に役立つのが、販売手数料や送料を考慮した実際の利益計算式です。
この方法を使えば、手数料を引いた実際の手取り利益を正確に計算できます。

例えば、メルカリでは販売手数料が10%かかるため、これを考慮する必要があります。
解決方法
「ホーム」タブをクリックして、利益を表示したいセル(例としてF2)を選択します。
以下の数式を入力します。
=C2-B2-D2-(C2*E2)
この数式は「売値-仕入値-送料-(売値×手数料率)」という意味です。
具体的には以下のように計算されます。
売値: 1000円
仕入値: 500円
送料: 200円
手数料: 1000×10%=100円
利益: 1000-500-200-100=200円

Enterキーを押すと、手数料と送料を引いた実際の利益が表示されるわけです。
数式を下方向にコピーすれば、各行で実際の利益が計算されます。
より詳細な計算として、利益率も含めた数式を作ることもできます。
利益の数式: =C2-B2-D2-(C2*E2)
利益率の数式: =(C2-B2-D2-(C2*E2))/C2
ebayの場合も同様で、手数料率がebayの設定に応じて変わります(通常10-15%)。
ebayの利益計算: =売値-仕入値-送料-PayPal手数料-ebay手数料
複数の手数料がある場合は、それぞれを別の列に入力して計算すると分かりやすいでしょう。
また、為替レートを考慮する必要がある場合は、以下のような数式を使います。
=(売値*為替レート)-仕入値-送料-(売値*為替レート*手数料率)
これで、海外販売での実際の利益を円換算で計算できます。
エクセルで利益の計算方法3【目標利益率から売値を逆算する方法】
利益を計算するだけでなく、目標とする利益率から売値を逆算したい場合もあるでしょう。
そんな時には、逆算の計算式を使った方法が便利です。
売値=仕入値÷(1-目標利益率)という計算式で、目標利益率を達成するための売値を求めることができます。
例えば、利益率30%を確保したい場合の売値を計算したいケースを考えてみましょう。

解決方法
「ホーム」タブをクリックして、必要売値を表示したいセル(例としてD2)を選択します。
以下の数式を入力します。
=B2/(1-C2)

この数式は「仕入値÷(1-目標利益率)」という意味です。
例えば、仕入値500円で利益率30%を確保したい場合:
売値=500÷(1-0.3)=500÷0.7≒714円

Enterキーを押すと、目標利益率を達成するために必要な売値が表示されるわけです。
数式を下方向にコピーすれば、各行で必要な売値が計算されます。
この計算の仕組みを理解するために、検証してみましょう。
仕入値: 500円
売値: 714円
利益: 714-500=214円
利益率: 214÷714≒30%
確かに目標利益率30%が達成されています。
手数料や送料を考慮した売値の逆算も可能です。
=(仕入値+送料)/(1-目標利益率-手数料率)
例えば、仕入値500円、送料200円、手数料10%で、利益率30%を確保したい場合:
=(500+200)/(1-0.3-0.1)=700/0.6≒1167円
この売値なら、手数料と送料を引いても利益率30%を確保できるわけです。
利益額から売値を逆算したい場合は以下の数式を使います。
=仕入値+目標利益額
または、利益額と利益率の両方を指定する場合:
=仕入値+目標利益額+(仕入値+目標利益額)*手数料率+送料
状況に応じてこれらの数式を使い分けることで、適切な売値設定ができるでしょう。
まとめ エクセルで利益や率の計算式・関数(パーセント表示や利益や率から売値を求める方法)は
エクセルで利益や率の計算式・関数をまとめると、基本的な利益計算は売値-仕入値で求められ利益率は(利益÷売値)×100でパーセント表示でき、ebayやメルカリでの実践的な利益計算では販売手数料や送料を考慮して売値-仕入値-送料-(売値×手数料率)で実際の利益を計算します。
また、目標利益率から売値を逆算する方法では売値=仕入値÷(1-目標利益率)という計算式で必要な売値を求めることができ、手数料や送料を含めた逆算も可能です。
これらの方法を状況に応じて使い分けていけば、ほとんどのケースで利益計算問題を解決できます。
特に基本的な利益と利益率の計算式は販売管理の基礎となるため、まずこの方法をマスターすることをおすすめします。
ただし、プラットフォームごとに手数料率が異なるため、正確な手数料率を確認してから計算式を作成することも大切でしょう。
エクセルの利益計算機能を正しく理解して、効率的な販売管理と適切な価格設定を実現していきましょう!


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