エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。
ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。
例えばエクセルにて数字や文字列の先頭に一括でシングルクオーテーション(アポストロフィ)を追加するにはどう処理すればいいのか理解していますか。
ここではエクセルにてアポストロフィ(’)を一括で追加する方法について解説していきます。
【Excel】エクセルで一括で先頭にアポストロフィ(’)をつける方法1【シングルクオーテーション】
それでは以下のサンプルデータを用いてエクセルにて数字や文字列にアポストロフィを一括で追加する方法について確認していきます。
A列には数字、英字、ひらがな、カタカナ、漢字が入力されています。
A列の先頭にアポストロフィ(’)を追加するには、
を使った数式にて処理できます。つまり、「アポストロフィ&A列の値」とすることでA列の値の先頭にアポストロフィが追加できます。
具体的には以下のよう、アポストロフィを追加したいセル(ここではB2)に=”’”&A2と入力すればいいです。ここで、アポストロフィ(’)は文字列であるため、「”(ダブルコーテーション)」で囲います。ダブルコーテーションで囲んだアポストロフィとA2を結合しています。
ENTERボタンにて確定させます。最後にオートフィル機能(計算したセルの右下にカーソルを合わせると出てくる十字をドラッグ&ドロップ)することで各列の値にアポストロフィを一括で計算することができるのです。
ここで、B列は数式が入力された状態です。
純粋にA列の先頭にアポストロフィが追加されたデータを表示したい場合には、B列をコピーし、貼り付けるセルを選択の上、右クリック→形式を選択して貼り付け→値を選択してOKを押します。
先頭にアポストロフィが追加されたデータが作成できました。
良く使用する方法なのでこの機会に覚えておくといいです。
エクセルで一括で先頭にシングルクオーテーション(’)をつける方法2【シングルクオーテーション】
次に、先ほどとは別の方やり方でエクセルにて数字や文字列にアポストロフィを一括で追加する方法について確認していきます。サンプルデータは先ほどと同じものを使用します。
A列の先頭にアポストロフィ(’)を追加するために「&(アンド記号)」を使うことは先ほどと同様です。今回は先ほどの「=”’”&A2」のアポストロフィの部分(”’”)をセルを用いた方法で処理していきます。
具体的な例で説明します。
まず、任意のセル(ここではB1)にアポストロフィ(’’)を入力します。ここで、アポストロフィ単体でセルに入力する場合にアポストロフィを2つつける点に注意してください。
アポストロフィが入力されているB1とA列の値を結合することでA列の値の先頭にアポストロフィが追加できます。
次に、アポストロフィを追加したいセル(ここではB2)に=$B$1&A2と入力します。ここで、後段のオートフィルで数式をコピーした際にアポストロフィが入力されているB1がずれないよう「$」をつけています。$(絶対参照)をつけることで指定したセルや範囲を固定でき、これはF4キーを押すことで処理できるものです。
ENTERボタンにて確定させます。最後にオートフィル機能(計算したセルの右下にカーソルを合わせると出てくる十字をドラッグ&ドロップ)することで各列の値にアポストロフィを一括で計算することができるのです。
ここで、B列は数式が入力された状態であるため、先ほどと同様、純粋にA列の先頭にアポストロフィが追加されたデータを表示したい場合には、B列をコピーし、貼り付けるセルを選択の上、右クリック→形式を選択して貼り付け→値を選択してOKを押します。
このようにエクセルにて一括で先頭にシングルクオーテーション(’)をつける操作が完了となります。
こちらも良く使用する方法なのでこの機会に覚えておくといいです。
まとめ エクセルで頭にアポストロフィ(シングルクオーテーション:’)を一括つける(追加する)方法
ここでは、エクセルにてセルの値に一括でシングルクオーテーション(アポストロフィ)を追加する方法について解説しました。
基本的に「&」記号を用いて、数式にアポストロフィを直接入力または入力したセルと、アポストロフィを追加したいセルを結合することで処理できます。
エクセルでのさまざまな処理に慣れ、日々の用務を効率化させていきましょう。
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