私たちが生活している中でよく単位変換が求められることがあります。
例えば、トラックや段ボールなど物流関係の単位として才数というものがありますが、この意味や定義・計算方法について理解していますか。
ここでは「容積の単位の才数の意味や立米(m3:立方メートル)の変換方法」「才数と重量の換算方法」「4tトラックや10tトラックなどの才数」について解説していきます。
単位の才数の意味(定義)は?1才は何m3か?【トラックやパレット・段ボールなどの容積】
それでは容積・体積の単位である才数の意味(定義)について確認していきます。
才数とは体積・容積の単位の一つといえ
を意味しています。
1尺=30.3cm=0.303mと変換できることから
・1才=0.303 × 0.303× 0.303 = 0.0278m3(立米)と単位変換できるわけです。
逆に1m3(立法メートル)は何才かと聞かれれば
・1m3 = 1/ 0.0278 才=35.97才=約36才と換算できます。
なお才数とcm3(立方センチメートル)の変換もするケースもあり、この場合では
・1才=30.3 × 30.3× 30.3× = 27800cm3(立方センチメートル)と変換できるのです。
よって1cm3が何才かと聞かれれば、
・1cm3 = 1/27800 才=約3.6×10^-5才と変換できるわけです。
才数と立米(m3:立方メートル)の変換の計算問題を解いてみよう【容積の単位】
それでは、才数と立米の変換に慣れるためにも計算問題を解いてみましょう。
才→m3(立法メートル)への変換
・10才は何m3と計算できるでしょうか。
→10 × 0.0278 = 0.278m3と変換できました。
m3(立法メートル)→才 への変換
今度はm3から才数に換算してみます。
・2m3は何才(容積)になるでしょうか
→2 × 36 = 約72才(なお厳密な計算が必要であれば35.97をかけたり、0.0278で割ったりしましょう)。
段ボールの才数の計算(目安)
なお段ボールなどには1才、2才などと才数表記でその容積(体積)が記載されていることがあります。
結局のところ、上のような才数とm3(立米)の変換方法や、才数とcm3の換算方法を理解しておけばおのずと答えがわかります。
上述のよう1才=約30cm × 約30cm × 約30cm に相当する体積を示しているため、いわゆるみかん箱のようなダンボールサイズが1才程度となります。
これが横や高さ方向などに2倍になり、約30cm ×約30cm×約60cm となれば、2才となるわけです。
才数と重量の換算(変換)式【トラックなどの荷物】
上述のように才数とは容積・体積を表す単位といえます。
そのため、水のように密度が1000kg/m3ほどの物質であれば、1才=0.0278m3= 27.8kg程度と求めることができるわけです。
ただトラックなどの輸送荷物として運ぶ場合には、当然ながら多くのスペースもできてしまいます。また運ぶものによってもその密度は大きく変化するための概算値(目安)で議論するのが妥当になります。
トラックにおける才数と重量の関係は経験則によりおおよそ1才=8~10kgとされていることが多いです。
よって荷物の容積・体積が
・1才であれば8~10kgの重さ
・2才であれば16~20kgの重さ
となることを理解しておくといいです。
もちろん正確な重量としてはあくまで参考値として理解しておきましょう。
まとめ 才数と重量の変換(換算)方法は?立法メートル(m3)との変換方法は?
ここでは、才数の意味や立米(m3:立法メートル)や重量との変換(換算)方法などの計算方法について確認しました。
容積・体積の単位の才数は慣れていないと計算しにくいのでこの機会に覚えておくといいです。
才数を始めとした単位絵の扱いに慣れ、日々の業務に活用していきましょう。
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