今回は、枠表いっぱいに文字を入れる方法をご紹介します。また、表1つ1つに文字を空白なく入れる方法も合わせてお教えします。
ポイントは、以下の通りです。
・フォント横の数値入力を上げる。微調整は「A↑」「A↓」のアイコンで行う。
・指定の文字を範囲選択し、「段落」→「拡張書式」→「文字の拡大/縮小」でサイズを調節する。
・「テキスト」の「ワードアート」を選び、ワードアートのサイズを枠いっぱいに広げて文字サイズを変更する。
・さらに表のサイズに合わせて枠いっぱいに広げる場合は、「文字の均等割り付け」の機能を利用する。
それではさっそく見ていきましょう。
ワードでa4枠の画面いっぱいに大きな文字を書く方法(横方向のみ)
枠いっぱいに入れるために、予め余白の「狭い」を選択しておくことをおすすめします。
一文字入力します。今回は「字」を例に紹介します。
入力の際は、中央揃えにするとバランスよく配置できます。
ここからフォントを徐々に大きくしていきます。
枠いっぱいにするため、フォントの数値入力を300や400にして一気に上げてもかまいません。
微調整はフォントの「A↑」「A↓」のアイコンで行います。
文字が枠から出るギリギリまで大きくしましょう。
これで1枚の紙に文字をいっぱいに入れることが出来ました。
また、2文字を1枚の紙に収めることもできます。
「東京」という文字を紙いっぱいに入れてみましょう。
文字サイズは先ほどの一文字の時と同じにします。
下の図では2枚にまたがって文字が入力されています。
「東京」を範囲選択して「段落」の中の「拡張書式」を選択。
その中に「文字の拡大/縮小」があるので、その中から「50%」を選びます。
横が少し縮んだ形で、1枚の紙に2文字入れることができました。
もちろん3文字以上でも入れられますが、文字がつぶれて見にくくなってしまうためご注意ください。
ワードでa4枠の画面いっぱいに大きな文字を書く方法(縦横両方)
縦にも横にも広げたい場合は、ワードアートを使うと効果的です。
メニュー「挿入」の「テキスト」にある「ワードアート」を選びます。
いくつかスタイルが出てきますが、こちらはお好みで。スタイルは後から変更できます。
「ここに文字を入力」と書かれたワードアートに文字を入力します。
続いて、ワードアートのサイズを枠いっぱいに広げます。
広げた後は、文字を「中央揃え」にします。
ここからフォントを大きくしていきます。
これで大きな文字を1枚に収めることができました。
なお、ワードアートは「図形の書式」から「テキスト」の「文字列の方向」で縦書きにすることもできます。
前述の「文字の拡大/縮小」機能を使えば、縦書きで2文字を収められます。
ワードで表の枠いっぱいに文字を入れる方法
次のような表を用意します。
3つの文章には、空白が目立っている箇所があります。
この場合も「文字の拡大/縮小」で枠いっぱいに文字を入れることができます。
いっぱいに入れる箇所を範囲選択して、「文字の拡大/縮小」から倍率を選択します。
上手くいかない場合は、倍率の下の「その他」から細かい数値を入れてください。
上から「200%」「150%」の順に文字を大きくしています。
さらに枠いっぱいに広げる場合は、「文字の均等割り付け」の機能も使いましょう。
「骨粗鬆症訴訟勝訴」を範囲選択して、「段落」から「拡張書式」の中の「文字の均等割り付け」を選びます。
どのくらいの幅まで文字を広げるのかを聞かれるので、表の幅ギリギリのサイズを入力しましょう。
(ここでは表の幅いっぱいになるように「9.5字」にしています)
「OK」で文字が広がります。
これで、表の枠いっぱいに文字が入れられました。
まとめ 枠や表いっぱいに文字を書く方法
以上、枠もしくは表いっぱいに文字を書く方法について解説しました。
目立つにできる半面、字数が多くてつぶれる、もしくは広げすぎて見にくいなどのデメリットもあるので、見やすくなるよう繰り返し調整してください。
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