【WORD】ワードで校閲・コメントを非表示で保存する方法

今回は、校閲の変更履歴やコメントを非表示で保存する方法を紹介します。

校閲の変更履歴やコメントを一括で非表示にし、保存する方法

コメントや校閲の変更履歴を一括で非表示にし、保存する方法を紹介します。

下の図のようにコメントが表示されている文書がある場合、「校閲」タブの「コメントの表示」ボタンを押下すると、コメントが非表示になります。

また、下の図のような校閲の変更履歴が表示されている場合は、「校閲」タブの「変更履歴ボタン」から、「変更履歴/コメントなし」を選択することで非表示になります。

この方法で、変更履歴/コメントを一括で非表示にすることが出来ます。

しかし、非表示の状態で文書を保存しファイルを閉じた場合でも、再度文書を開いた時にはコメント・変更履歴が表示された状態となります。

ファイルを開いた時も非表示の状態を維持したい場合は、「プライバシーオプション」の設定を変更します。

「ファイル」→「オプション」でWordのオプションを開き、下の図のように「トラストセンター」→「トラストセンターの設定」を押下します。

続いて、「トラストセンター」の設定画面で「プライバシーオプション」を押下し、「ファイルを開くまたは保存するときに、非表示になっている変更履歴/コメントを表示する」のチェックボックスの選択を外した状態にして「OK」を押下します。

この設定により、非表示の状態で保存してファイルを閉じた後、再度ファイルを開いたときに、変更履歴/コメントが非表示の状態になります。

なお、非表示のコメントを再表示したい場合には、「校閲」タブの変更履歴ボタンから、「シンプルな変更履歴/コメント」または、「すべての変更履歴/コメント」を選択することで、表示されます。

次に、校閲の変更履歴やコメントの一部だけを非表示にする方法を紹介します。

まず、下の図のように2ヶ所の変更履歴がある文書を用います。

非表示（承諾）にしたい変更箇所を選択した状態で、「校閲」タブの「承諾」を押下することで、選択した「変更履歴」のみを消すことができます。

「承諾」すると、下の図のように1つ目の変更履歴が非表示（削除）となります。

続いて複数のコメントがある場合は、下の図のように非表示にしたいコメントの吹き出しにある「・・・」を押下し、「スレッドを解決する」を選択します。

すると、下の図のように1つ目のコメントのみが非表示になります。

非表示にしたコメントの吹き出しのアイコンにチェックマークがつきますので、コメントの内容を確認したい場合は、吹き出しマークをクリックすることで非表示にしたコメントを確認できます。

最後に校閲の変更履歴やコメントを一括で削除する方法を紹介します。

一度にすべてのコメントを削除するには、「校閲」タブにあるコメントの「削除」の横にある矢印をクリックして、「ドキュメント内のすべてのコメントを削除」をクリックすることで、すべてのコメントが削除されます。

同様に変更履歴をすべて削除する方法は、「校閲」タブの「承諾」ボタンから、「すべての変更を反映」を選択することで、すべての変更が「承諾」され変更履歴が削除されます。

ここまで、ワードの校閲の変更履歴とコメントを非表示で保存する方法について紹介しました。

複数人での文章の作成・チェックをする際に校閲機能やコメント機能は非常に有効です。

上手に使いこなして、文章の誤りを無くし、読みやすい文書を作成しましょう。