文書やアンケートなどさまざまな文書が作成できるワード( Word)。
ワードの機能を使いこなすことで、業務の効率化が図れます。
例えば、ワードの文書の漢字などにルビを打つ際に、行間が広がってしまう現象にあったことはありませんか?
ワードはルビ挿入などを確認することで、より見やすい文書などを作ることが可能です。
今回は、ワードでルビ(ふりがな)を振ると行間が広がる時の詰める・変えない等の設定方法を解説していきます。
ワードでルビ(ふりがな)を振ると行間が広がる時の詰める・変えない等の設定方法
ルビを振った際に広がらずに詰める・変更しない設定を順を追って確認していきます。
段落設定を変更する
まずは、行間設定を変更したいルビを挿入した文書をドラッグして、「ホーム」タブ→「段落」グループのの右下にある矢印のマークをクリックしてみましょう。
「インデントと行間隔」タブ→「間隔」欄の「行間」→「固定値」を選ぶと、自動的に行間隔が修正される設定から、「間隔」に入力したpt(ポイント:1ptは0.35mm)分の行間に固定される設定になります。
ここでは、フォントサイズが「12pt」、行間が「固定値」「36pt」に設定してみます。
すると、上図のように等間隔に文書を配置することができました。
現在選択しているフォントサイズや行数によっては、図の「1行の文字数を指定時に右のインデント幅を自動調整する」「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」という箇所にチェックが入っていると、文書に影響を受ける場合があります。
文書を快適に入力していく際に、行間は絶対に変わってほしくない、というような時は、2箇所ともチェックを外していただいたほうがスムーズに作業ができるかもしれませんね。
ルビの位置を調整する
1の方法などで行間を固定すると、図のようにルビが行下に隠れてしまうことがあります。
※図は行間を「固定値」「24pt」に設定しています。
その場合は、「ルビ」をクリックして、文書とルビの間隔を直接変更してみましょう。
「オフセット」という設定項目が、文書とルビの間隔をどれくらい空けるかという項目になります。
ここでは、「6pt」→「0pt」にしてみましょう。
すると、隠れたルビが出てきました。
この設定は、まとめて文書をドラッグして変更を行うことも可能です。
表を使ってみる
また、表を使うことで間隔を一定に保つ・同時に変更するという方法もあります。
「挿入」タブ→「表」から1行分表を挿入してみましょう。
挿入した表の中をクリックして、ルビ付きの文書を打ち込みましょう。
そして、1と2で行った方法などで、自身で保持したい行間やルビのオフセットに調節します。
出来上がった表の左上の十字矢印をクリックすると表全体が選択できるので、その状態で「テーブルデザイン」タブ→「罫線」→「枠なし」を選択すると、印刷した際に文書のみ表示することができます。
そして作成した表の全体を選択し「コピー」→表の下にカーソルを合わせ、右クリック→「元の表の形式を保持」をクリックすると、行間やルビのオフセット設定を保持した表をはりつけることができます。