この記事では、ワードでページ区切りの解除や表示(できない:おかしい:線が入る:繋がっているページを分ける)方法について解説していきます。
ページ区切りを任意の場所に手動で入れる方法は2つあり、
・その場所で[Ctrlキー]+[Enterキー]を押すか
・挿入タブから挿入する
とよいです。
それでは実際のサンプルを用いて、詳しい処理方法を見ていきましょう。
ワードでページ区切りの設定の仕方(一部や一括)
ページ区切りを任意の場所に手動で入れる方法は2つあり、その場所で[Ctrlキー]+[Enterキー]を押すか、挿入タブから挿入するとよいです。
またページ区切りを任意の場所に一括で入れる方法も2つあり、段落設定から設定するか、または置換機能を利用するとよいです。
それでは1つずつ順番にサンプルで一緒に処理していきましょう。
ワードで任意の場所にページ区切りの設定をする方法
それでは任意の場所に手動で入れる方法を見ていきましょう。
以下のサンプルは、「Sample1」から「Sample3」までが繰り返し入力されています。
このサンプルで、最初のSample2とSample3の間にページ区切りを入れていきます。
キーボードを使う方法
最初のSample2とSample3の間にカーソルを合わせて、その状態で[Ctrlキー]+[Enterキー]を押します。
すると以下のようにページ区切りを入れることができました。
クリックで行う方法
次はクリックでページ区切りを入れてみます。
最初のSample2とSample3の間にカーソルを合わせて、その状態で[挿入]タブをクリックし、[ページ区切り]を選択します。
すると以下のようにページ区切りを入れることができました。
ワードでページ区切りを一括で設定する方法
次に、ページ区切りを任意の場所に一括で入れる方法を紹介します。
段落設定から設定する方法
以下のサンプルは、「Sample1」から「Sample3」までが繰り返し入力されています。
このサンプルで、段落分けするごとに自動でページ区切りを入れるように設定していきます。
[ホーム]タブから「段落」の右下端にある矢印マークをクリックします。
「改ページと改行」タブを選択し、「段落前で改ページする」にチェックを入れます。
[OK]ボタンをクリックしてポップアップを閉じます。
この状態で、最初のSample2とSample3の間で[Enterキー]を押して段落を分けると、以下のように自動でページ区切りが入り、この後から継続して段落を分けるたびに自動でページ区切りが入るようになりました。
置換機能を利用する方法
次に、置換機能を利用する方法です。
以下のサンプルは、「Sample1」から「Sample3」までが繰り返し入力されています。
このサンプルで、Sample3の後にページ区切りを一括挿入してみます。
[ホーム]タブから[検索]をクリックし、[置換]を選択します。
「検索する文字列」に「3」を入力し、置換後の文字列に「3^m」と入力し、[すべて置換]をクリックします。
これはページ区切りを入れたい直前の文字列を、文字列の後に「^m」付けた形に置換するということを行っています。
すると以下のようにSample3の後に自動でページ区切りを挿入できました。
ワードでページ区切りがおかしい(線が入るなど)原因と直し方
ページ区切りをした際に線が入ることがありますが、これは罫線の設定が関係しています。
直したい場合は罫線を削除するとよいです。
それではサンプルで一緒に処理していきましょう。
以下のサンプルは、ページ区切りの場所で黒い横線が入ってしまっているので、直していきましょう。
[デザイン]タブから[ページ罫線]をクリックします。
[罫線なし]を選択し、設定対象を「文書全体」にしておきましょう。
[OK]をクリックします。
すると以下のように黒い横線を消すことができました。
ワードでページ区切りの解除方法(解除できない)
ページ区切りの解除方法で最も簡単なのは、編集記号を表示させてから[Deleteキー]で削除するとよいです。
ただし、設定からページ区切りを挿入した場合には、設定を解除する必要があります。
それでは1つずつ順番にサンプルで一緒に処理していきましょう。
[Delete]キーで削除する方法
まずは[Delete]キーで削除する方法です。
以下のサンプルでは、Sample3の後にページ区切りが挿入されています。
[ホーム]タブをクリックして、「段落」の右端にある[編集記号の表示/非表示]をクリックします。
すると以下のようにページ区切りが表示されるようになりました。
この状態で、ページ区切りの前にカーソルを置きましょう。
[Delete]キーを押すと、ページ区切りを削除することができました。
Sample3の次に、次のページにあったSample1が続いている状態になりましたね。
設定からページ区切りを解除
次に、設定からページ区切りを解除していきます。
前に説明した、段落設定で設定したページ区切りを解除したい場合にはこの方法がよいです。
[ホーム]タブから「段落」の右下端にある矢印マークをクリックします。
「改ページと改行」タブを選択し、全てのチェックを外して[OK]をクリックします。
すると段落設定で設定したページ区切りを解除することができます。
まとめ
この記事では、ワードでページ区切りの解除や表示(できない:おかしい:線が入る:繋がっているページを分ける)方法について解説しました。
ページ区切りを任意の場所に手動で入れる方法は2つあり、その場所で[Ctrlキー]+[Enterキー]を押すか、挿入タブから挿入するとよいです。
またページ区切りを任意の場所に一括で入れる方法も2つあり、段落設定から設定するか、は、置換機能を利用するとよいです。
ページ区切りをした際に線が入るのは罫線の設定のせいなので、直したい場合は罫線を削除するとよいです。
ページ区切りの削除は、編集記号を表示させてから[Deleteキー]で削除するとよいです。
ただし、設定からページ区切りを挿入した場合には、設定から解除する必要があります。
ワードでのさまざまな処理を理解し、業務に役立てていきましょう。
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