ワード(Word)は文書作成・管理を行うツールとして機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。
ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。
例えばワードにて改行の下(↓)を消し、通常の改行の矢印にする方法や、下矢印の出し方と意味について理解していますか。
ここではワードにて改行の下(↓)を消し、通常の改行の矢印にする方法は?下矢印の出し方と意味は?について解説していきます。
ワードにて改行の下(↓)を消し、通常の改行の矢印にする方法と意味は?
そもそも改行ででてくる下矢印(↓)の意味をご存じでしょうか。
通常の改行では、下から左に折れ曲がった矢印となります。
それぞれ前者は「段落は区切らないけど改行をする」、後者は「段落を区切った改行をする」といった意味合いとなります。
少し話がそれますが、段落とは話のかたまりみたいなものです。
次から話の内容が変わるぞといった時には赤枠で示した矢印を使うといった具合に使い分けることができます。
さて、いつの間にかでてきた下矢印(↓)を消すにはどうしたらいいでしょうか。
まず簡単な方法として、消したい改行の部分にカーソルを合わせ、BackSpaceで削除する方法があります。
通常の改行の矢印はキーボードの[Enter]キーを押せば出てくる仕組みになっています。余計な下矢印(↓)を消した後に[Enter]を押すことで、すべての改行を「段落を区切った改行」にすることができます。
もう一つの方法は「検索と置換」の機能を使用します。
まず、ワードのホームにカーソルを合わせ、右側にある「置換」のボタンをクリックします。
(ワードを開いたまま、[Ctrl]+[H]キーを押すことで「検索と置換」がすぐに表示できます。)
「検索と置換」のダイアログが表示されるので、「あいまい検索」のチェックを外し、「特殊文字」をクリックします。
特殊文字の中から「任意指定の行区切り」を選択し、検索する文字列のカラムに「^ l」が表示されているのを確認します。
その後、「すべて置換」をクリックすることで、ファイル上にあった下矢印(↓)の改行はすべて削除されます。
後者の方法は2種類の改行記号が入り混じってしまった文章を一気に直すときに向いている修正方法になります。
ワードでの下矢印の出し方は?
では逆に下矢印(↓)の出し方はどうでしょうか。
この方法はとても簡単で、下矢印を入れたい部分にカーソルを合わせ、[Shift]+[Enter]を押すことですぐに出すことができます。
この改行方法はワードで箇条書きをするときにレイアウトを整えるうえで非常に有効です。
例えば、以下の文面のカッコ書きの部分は中途半端な長さなので、改行したい…となった時、通常の改行では箇条書きの項目が増えてしまいます。
一方、下矢印(↓)の改行を使用した場合、箇条書きの項目が増えることなく改行ができ、文章にまとまりを出すことができました。
このように文章を綺麗に整えるうえで、改行を使い分けることは非常に有用かと思います。
まとめ ワードでの下矢印の出し方と意味は?
ここでは、ワードにて改行の下(↓)を消し、通常の改行の矢印にする方法は?下矢印の出し方と意味は?について確認しました。
ワードでの操作は一度理解していないと処理しにくいため、この機会に学んでおくといいです。
ワードでのさまざまな操作になれ、日々の業務を効率化させていきましょう。
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