ここでは編集記号を表示させる方法と、されない時の対策を解説していきます。
ワードで編集記号(制御記号)の表示/非表示の切り替え方法【編集記号を表示させる方法】
まずは、編集記号を表示させる方法です。
「ホーム」タブ→「段落」グループのおよそ中央に矢印が向かい合ったようなアイコンがあります。これが「編集記号の表示/非表示」のアイコンです。
このアイコンをクリックすることで、編集記号をすべて表示/非表示に切り替えることができます。
例として、表示させた場合と非表示の場合を比較してみましょう。
(表示なし)
(表示あり)
□は「全角スペース」、→はタブを表しています。
カーソル以外何も表示されていませんでしたが、スペース10個とタブが5個入っていることがわかります。
このように編集記号を表示させると、空白部分でどのような操作が行われているのかを確認できます。
編集記号を表示/非表示させるためのショートカットキーは「Ctrl+Shift+8」です。
「ホーム」タブにあるアイコンをクリックするだけでも表示できますが、ショートカットキーも覚えておくと便利ですね。
ワードで編集記号(制御記号)の表示/非表示の切り替え方法
改行を表す編集記号は折れ曲がった矢印のような記号で、見たことがある方も多いと思います。
それは、この記号がデフォルトで表示される設定になっているからです。
このように特定の編集記号だけを表示させることもできます。設定方法を確認していきましょう。
「ファイル」タブをクリックし、画面が切り替わったら、左側のカテゴリの一番下にある「オプション」をクリックします。
※「その他」から「オプション」が表示される場合もあります。
「Wordのオプション」がポップアップで表示されたら、「表示」タブを選択します。
およそ中央に「常に画面に表示する編集記号」というカテゴリがあり、各編集記号の項目とチェックボックスがあります。
表示させたい記号にチェックを入れると、その記号のみが表示されるようになります。
すべて表示させたい場合は、項目の一番下にある「すべての編集記号を表示する」をクリックしましょう。
必要な記号を選択して表示させることができますので、ご自身で使いやすいように設定してみて下さい。
ワードで編集記号(制御記号)が表示されない原因と対策
さて、編集記号を常に表示させる設定を行っても、編集記号が出ないと思う場面があるかもしれません。
それは行頭のスペースです。
全角であれば□、半角であれば・が表示されるはずですが、以下のように1行目の行頭では編集記号が表示されていません。
その原因は、この空白が段落の1文字を下げて文章を見やすくするための「インデント」(字下げ)として認識されているからです。
文字を入力してから行頭にスペースを入れると、それはインデントとなり、スペースの編集記号は表示されません。上部のルーラーが1文字分動いていますので、字下げされていることがわかります。
2行目の文章は、先にスペースキーを打ってから入力しているので、インデントではなくスペースとして表示されています。
編集記号を非表示にするとどちらも空白となり見た目は変わりませんが、複数行の文章の場合は2行目以降にインデントが影響しますので、注意が必要です。
スペースとインデントの違いを理解して、使い分けるようにしましょう。
まとめ ワードで編集記号を表示とされない時の対策
編集記号は、空白で表示されるスペースやタブを表示してくれる便利な機能です。解説した方法を参考にして、必要に応じて設定を行ってください。
様々な編集記号を用いて、レイアウトが正確で見た目にも読みやすい文書を作成してみましょう。
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