ワードの最後に不要な白紙ページができてしまい、削除できずに困ったことはありませんか?
今回は、ワードの最後のページが削除できない、余分な空白が削除できないなど、よくある困った時の対策法について解説していきます。
ワードで最後のページが削除できない場合、いくつかの原因と対処法があります。
以下の方法を順に試してみてください。
ワードで最後のページを削除する方法1【編集記号の表示/非表示をクリック】
まずは「編集記号」を表示するようにします。
編集記号とは、改行マークやタブなど印刷はされないけれど文章作成には欠かせない記号です。
Wordの「ホーム」タブを開き、「編集記号の表示/非表示」ボタンをクリックして、編集記号を表示するようにします。
「編集記号の表示/非表示」ボタン
グレーの状態が「オン」です。
そもそも「編集記号の表示/非表示」ボタンがない場合は、以下の手順で表示できます。
1.「ファイル」タブをクリックします
2.「その他」をクリックします
3.「オプション」を選択します
4.「表示」をクリックします
5.「常に画面に表示する編集記号」で「段落記号」と「すべての編集記号を表示する」にチェックを入れます
削除できない最後のページに「改ページ」や「セクション区切り(次のページから)」などがあれば、それを選択して削除します。
セクション区切りを解除するには、区切りの直前にカーソルを置いてDeleteキーまたはBackspaceキーを押してセクション区切りを解除します。
(「セクション区切り」の編集記号は以下のように表示されています)
改ページの場合は、改ページをダブルクリックして選択し、Deleteキーを押して削除します。
(「改ページ」の編集記号は以下のように表示されています)
ワードで最後のページを削除する方法2【不要な空白(改行)を削除】
ワード文書の最後に余分な段落記号(¶)や改行が入力されていると、新しいページが自動的に作成されてしまいます。
具体的な削除手順としては、まず「ホーム」タブの「段落」グループにある「編集記号の表示/非表示」ボタン(¶マーク)をクリックして、段落記号を可視化します。
これで、通常は見えない改行や空白文字が表示されます。
続いて最後のページにスクロールし、余分な段落記号や改行マークがないかチェックしましょう。
多くの場合、文書の最後に複数の段落記号が連続して入力されています。
マウスで不要な段落記号をドラッグして選択するか、カーソルを段落記号の前に置いてShiftキーを押しながら矢印キーで選択範囲を広げます。
選択した状態でDeleteキーまたはBackspaceキーを押して削除します。複数の段落記号がある場合は、この操作を繰り返しましょう。
削除する際は、必要なコンテンツまで削除しないよう注意して作業してくださいね。
この方法で、不要な改行によってできた余分なページを効果的に削除できます。
ワードで最後のページを削除する方法3【「行間」を変更する】
ワードでは文書の最後にエクセルなどの表があるときに、自動的に段落が挿入され余計な白紙ページが残ってしまうことがあります。
こんなときは以下の手順で、なんとかはみ出している1行を前のページにおさめます。
はみ出している段落の行間を固定値に設定してなるべく小さく抑えます。
1. はみ出している1行の段落記号の位置にカーソルを置き、「ホーム」タブの「段落」右下のボタンをクリックし、「行間のオプション」を選択します。
2. 「段落」のダイアログボックスの「インデントと行間隔」タブの「行間」で「固定値」を選択し、「間隔」で「1pt」を指定して、右下の「OK」をクリックします。
3. 自動的にカーソルのあった段落の行間が変更され、結果として白紙のページが削除されます。
おまけ:印刷時に最後の白紙ページを印刷しないようにするには?
「ファイル」→「印刷」→「ページ指定」で、最後の白紙ページを除いたページ範囲を指定して印刷できます。
まとめ ワードで最後の白紙ページを削除する方法
ここでは、ワードの最後にできてしまった白紙ページで「編集記号」を表示することによって原因をつき止め、削除する方法について解説しました。
今回解説した不要なページを削除する方法で、より完成度の高いワード文書を作成することができ、文書全体のレイアウトを整えることができるようになります。
ワードの便利な機能を使って、業務効率化を図るとともに、見た目が整った文書の作成にチャレンジしてみてくださいね。
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