ワードの文章をメールで受け取ること多くなったと思います。またそれ以外に共有サーバー、個人ドライブからダウンロードなどの機会も多くなりました。
今回はこれらの作業をした後、ワードでファイルを開くと「保護ビュー」となり編集や保存ができなくなる場合の解除方法を解説します。
ワードでの保護ビューの解除(デフォルト設定で変更)する方法1
ワードにおいて、メール添付や、ダウンロードしたファイルを開く場合、以下のように表示されます。
画面上部には上のように黄色いラインが表示されます。
内容は「保護ビュー 注意―インターネットから入手したファイルは、ウィルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、保護ビューのままにしておくことをお勧めします。」と書かれてあり、その右側に「編集を有効にする」というボタンが表示されます。
なお、注意事項にもありますが、ウィルスに感染している可能性もあるため安全なものであることを確認できた場合のみ実施することをお勧めします。
まずファイルは多くの場合「ダウンロード」フォルダに保存されていると思います。メールの場合も一度分かりやすい場所に保存してから実施しましょう。
ここでは初めから表示させない方法を解説します。ファイルごとに設定する方法です。
まず保存しているフォルダを開きファイルの上で右クリック→プロパティをクリックします。
画面一番下の「セキュリティ」から上の図のように「許可する」をクリックし、「適用」ボタンをクリック→OKをクリックします。
説明文にはデフォルト(既定)設定でほかのコンピューターから取得したファイルに関して、コンピューターを保護するためにアクセスをブロックする可能性がある事が書いてあります。
ここで「許可する」をチェックし、適用をクリックすることで通常モードで開くようになります。この場合はこのチェックをしたファイルにのみ適用されます。
ワードでの保護ビューの解除(デフォルト設定で変更)する方法2
1での説明の場合はファイル一つずつに設定が必要でした。
これをすべてのファイルに関して保護ビューを解除する方法をここでは説明します。
ワードを起動し、白紙の文書を開くと分かりやすいと思います。
「ファイル」タブ→一番下の「オプション」をクリックします。
ワードのオプション画面が表示されます。一番下の「トラストセンター」をクリックし、右側の「トラストセンターの設定」をクリックします。
トラストセンターの表示から「保護ビュー」をクリックします。
右側に保護ビューの詳細が表示されます。通常はすべてにチェックが入っています。
内容を確認し、ここではすべてのチェックを外しOKをクリックします。
この先、ワードでは保存したメールでの添付ファイル、ダウウンロードしたファイルのは通常通り開くようになります。
ワードでの保護ビューの解除(一時的・ショートカットも)にする方法
最後に一時的に解除・ショートカットによる解除も説明します。
一番簡単なのは、上部の「編集を有効にする」ボタンをクリックです。マウスを使いますがその後自由に編集ができます。
次にこの作業をキーボードだけで実施する方法です。
- Fnキー+F6キーを同時に押します。
(ファンクションキー(Fn)が必要ないキーボードはそのままF6キーだけで大丈夫です)
2.→キーを一度押します。
3.Enterキーを押します。
これで上記のマウス操作がそのままキーボードから実施できます。
まとめ ワードでの保護ビューの解除の方法
ここではワードの保護ビューの解除の方法をいろいろな方法から説明しました。
1.の方法はファイルごとに解除することができます。2の方法はこの先いつも保護ビューが解除になります。設定変更をする場合は、必ず戻す方法も確認しておきましょう。
最後に、何度も書きましたが、通常は安全性を確認する意味でも今回の3の方法[毎回確認後、有効にする]をお勧めします。
少しでもおかしいと思ったら保護ビューで開き確認してから解除するとよいでしょう。
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