今回は、ワードの文書の行間の広さを変える方法と、変更できない場合の解決法について解説していきます。
・行間の詳細設定のページ→「間隔」→「段落前」「段落後」「行間」をそれぞれ変えられる
それでは早速見ていきましょう。
ワードの行間の初期設定の変更方法1【段落タブにある行間の数値】
ワードで行間の幅を調節する方法の一つ目は、段落タブにある行間の数値の中から好きな幅を選択する方法です。
簡単に行間の変更を行うことができます。
まず、「ホーム」→「段落」を選びます。
次に、段落タブの四本線のアイコンを選択します。
すると、数字が出てきます。
これらは、行間を現在使用しているフォントサイズの何倍の幅にするかを選択するものです。
ここでは1.0倍になっています。1.0倍が初期設定です。
2.0倍に変えてみます。
行間を変えたい段落にカーソルを置き、「2.0」をクリックします。
行間が広がりました。
また、四本線のアイコンをクリックすると、「段落前に間隔を追加」「段落後に間隔を追加」が下に出てきます。
これらをクリックすることで、段落と段落の間に間隔を入れることができます。
追加前です。
追加後です。
間隔が広くなりました。
このように、行間だけでなく、段落間の間隔の広さも変えることができます。
ワードの行間の初期設定の変更方法2
ワードで行間の幅を変える方法の二つ目は、段落タブの詳細設定から変える方法です。
四本線のアイコンをクリックしたときに選べる数値以外を選びたい場合や、行間の広さを自分で自由に決めたい場合に便利な方法です。
こちらも簡単に行うことができます。
まず、ワードで「ホーム」→「段落」を確認します。
右下にある矢印のボタンをクリックします。
すると、段落の詳細設定のページが出てきます。
ここの「間隔」の「段落前」「段落後」の数値を好きな数字にします。
最後に、下の「OK」を押して変更します。
行間は、「間隔」の「行間」から変更します。
行間のトグルをクリックすると、「最小値」「固定値」「倍数」の三つが出てきます。
最小値では、行間の広さの最小値を何ptにするかを指定します。
この場合、文によって行間の広さがばらつくことがあります。一方で、文どうしが重なることは防げます。
固定値では、文書内のすべての行間が指定したpt数の広さになります。
そのため、文字のサイズやフォント次第では上下の文が重なることもあります。
倍数では、現在のpt数の何倍の広さの行間にするかを指定します。
例えば、現在のpt数が10ptで、行間を2にすれば、行間は20ptになります。
最小値、固定値、倍数のいずれかを選択し、右側にある「間隔」で好きな数値を選びます。
最後に、下にある「OK」を押せば、行間の幅を変えることができます。
ワードの行間の初期設定を元に戻す方法
ワードの文書の行間は、変更するだけでなく、初期設定に戻すこともできます。
ワードの行間を初期設定に戻すことは、簡単にできます。
まず、対象の段落を選択します。
次に、「ホーム」→「段落」の右下の小さい矢印をクリックします。
行間の詳細設定のページが出てきます。
「間隔」のところから、「段落前」「段落後」と「行間」をそれぞれ変えます。
「段落前」「段落後」をどちらも「0pt」にします。
「行間」を「1行」にします。
最後に、下にある「OK」を押せば初期設定に戻ります。
まとめ ワードの行間を初期設定から変える方法
ワードの行間を初期設定から変える方法と、初期設定に戻す方法を解説してきました。
今回紹介した行間の広さを調節する方法を覚えておくと、行間を効果的に調節し、わかりやすい文書を作ることができます。
ワードの便利な機能を使って、業務の効率化を図るとともに、文章を読みやすい行間を設けたよりよい文書の作成をしてみてください。
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