パソコンで作業をしていて、「絵文字を入力したいけれど出し方がわからない」「スマホのように簡単に絵文字を使いたい」といった経験はありませんか?
この記事では【Windows11】パソコンでの絵文字の出し方・打ち方(ショートカットキーも・キーボード・コピペ・国旗や白黒は可能か)について解説していきます。
ポイントは
・Windowsキー+.で絵文字パネルが開く
・コピペでも絵文字を利用可能
・国旗や白黒絵文字も入力可能
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
パソコンで絵文字を入力する基本的な方法
現代のパソコンでは、WindowsでもMacでも、標準機能として絵文字を簡単に入力できるようになっています。
スマートフォンと同様に、パソコンでも豊富な絵文字が用意されており、ショートカットキー一つで絵文字パネルを開いて選択できます。
メールやチャット、ドキュメント作成など、様々な場面で絵文字を活用できるでしょう。
絵文字が使えるようになった背景
以前のパソコンでは、絵文字を入力するのは困難でしたが、スマートフォンの普及により絵文字が一般的なコミュニケーション手段となりました。
それに伴い、WindowsやmacOSも絵文字入力機能を強化し、現在ではUnicode標準の絵文字(Emoji)が広くサポートされています。
Windows 10以降、特にWindows 11では、システムレベルで絵文字入力がサポートされており、ほとんどのアプリケーションで使用可能です。
絵文字が使える主な場面
パソコンで絵文字が使える主な場面は以下の通りです。
・メールソフト(Outlook、Gmailなど)
・チャットアプリ(Teams、Slack、Discordなど)
・文書作成ソフト(Word、Excel、メモ帳など)
・ブラウザ(SNS、Webメールなど)
・その他のテキスト入力が可能なアプリ
ただし、古いソフトウェアや一部の業務用アプリケーションでは、絵文字が正しく表示されないことがあるため注意が必要です。
絵文字を使用する際は、相手の環境でも正しく表示されるかを考慮しましょう。特にビジネスメールや公式な文書では、絵文字の使用が適切かどうかを判断することが重要です。カジュアルなコミュニケーションでは積極的に活用し、フォーマルな場面では控えめに使うことをおすすめします。
Windows11での絵文字の出し方1【ショートカットキー】
Windows11で絵文字を入力する最も簡単な方法は、ショートカットキーを使うことです。
Windows 11では、洗練された絵文字パネルが用意されています。
絵文字パネルの開き方
テキストを入力できる場所にカーソルを置いた状態で、以下のショートカットキーを押します。
Windowsキー + .(ピリオド)

または、以下のキーの組み合わせでも開くことができます。
Windowsキー + ;(セミコロン)
どちらのショートカットキーを押しても、画面上に絵文字パネルが表示されます。
Windows 11では、デザインが刷新され、より見やすく使いやすいパネルになっています。
絵文字パネルの使い方
絵文字パネルが開いたら、以下の機能を使って目的の絵文字を見つけます。
上部のタブで、カテゴリーを切り替えることができます。
・😀 顔文字と感情
・🎉 人物と身体
・🦁 動物と自然
・🍔 食べ物と飲み物
・🚗 旅行と場所
・⚽ アクティビティ
・💡 オブジェクト
・🔣 記号

検索ボックスに日本語や英語でキーワードを入力すると、関連する絵文字が表示されます。
例えば、「笑顔」「smile」と入力すると、笑顔に関連する絵文字が絞り込まれるでしょう。
使用したい絵文字をクリックすると、カーソル位置に絵文字が入力されます。
最近使った絵文字の活用
絵文字パネルの最初のセクションには、最近使用した絵文字が表示されます。

よく使う絵文字は、ここから素早く選択できるため、効率的に入力できます。
また、パネルは入力後も開いたままになるため、連続して複数の絵文字を入力することも可能です。
パネルを閉じる場合は、Escキーを押すか、パネル外をクリックします。
Windows 11の絵文字パネルは、テキスト入力が可能な場所であればどこでも使用できます。メモ帳、Word、Excel、ブラウザなど、様々なアプリケーションで統一された方法で絵文字を入力できるため、Windowsキー+.のショートカットは必ず覚えておきましょう。このショートカットは覚えやすく、非常に便利です。
Windows11での絵文字の出し方2【コピペで利用】
ショートカットキー以外にも、インターネット上の絵文字をコピーして貼り付ける方法もあります。
特定の絵文字が見つからない場合や、複数の絵文字を一度に使いたい場合に便利です。
絵文字をコピペする方法
ブラウザで「絵文字 一覧」「emoji list」などと検索すると、絵文字を掲載しているウェブサイトが見つかります。
目的の絵文字をマウスでドラッグして選択し、右クリックから「コピー」を選択するか、Ctrl+Cキーでコピーします。
その後、使用したい場所にカーソルを置いて、右クリックから「貼り付け」を選択するか、Ctrl+Vキーで貼り付けます。

この方法であれば、絵文字パネルに表示されない特殊な絵文字や、最新の絵文字も使用できる可能性があります。
絵文字サイトの活用
絵文字をコピーできる便利なウェブサイトには、以下のようなものがあります。
・Emojipedia:絵文字の詳細情報と一覧
・Get Emoji:カテゴリー別の絵文字一覧
・Unicode Emoji:公式の絵文字リスト
これらのサイトでは、絵文字の意味や使い方、各プラットフォームでの表示の違いなども確認できるため、適切な絵文字を選ぶ際に参考になるでしょう。
また、コピーボタンがあるサイトも多く、ワンクリックで絵文字をクリップボードにコピーできます。
コピペのメリットとデメリット
コピペで絵文字を使用するメリットは以下の通りです。
・絵文字パネルにない絵文字も使える
・複数の絵文字をまとめてコピーできる
・絵文字の見た目を事前に確認できる
一方で、デメリットもあります。
・ブラウザを開く手間がかかる
・インターネット接続が必要
・すべての環境で正しく表示されるとは限らない
頻繁に使う絵文字はショートカットキーで、特殊な絵文字はコピペで、と使い分けることをおすすめします。
コピペした絵文字は、コピー元のサイトによって見た目が異なることがあります。これは、サイトが特定のプラットフォーム(Apple、Google、Microsoftなど)のデザインで表示しているためです。実際に自分の環境で表示される絵文字は、Windows 11の標準デザインになるため、コピー元と見た目が変わる可能性があることを理解しておきましょう。
Windows11での絵文字の出し方3【IMEの変換機能】
ショートカットキーやコピペ以外にも、日本語IMEの変換機能を使って絵文字を入力する方法もあります。
この方法は、特定の絵文字を素早く入力したい場合に便利です。
IME変換での絵文字入力方法
日本語入力モードで、絵文字を表す言葉を入力して変換します。
例えば、以下のような入力で絵文字が候補に表示されます。
・「かお」と入力→😀😃😄などの顔文字が候補に
・「はーと」と入力→❤️💙💚などのハートが候補に
・「ほし」と入力→⭐✨などの星が候補に
・「ゆびさし」と入力→👉👈などの指差しが候補に

変換候補の中から目的の絵文字を選択すれば、入力できます。
この方法は、絵文字パネルを開かずに、通常の日本語入力と同じ流れで絵文字を入力できるのが利点です。
顔文字と絵文字の違い
IMEの変換機能では、「顔文字」も入力できます。
「かおもじ」と入力して変換すると、(^_^)や(^^♪のような文字の組み合わせで作られた顔文字が表示されます。

顔文字と絵文字の違いは以下の通りです。
・顔文字:文字の組み合わせで作られる(例:(^_^))
・絵文字:Unicodeで定義された画像文字(例:😊)
絵文字の方がカラフルで視覚的ですが、顔文字の方が古いシステムでも正しく表示される互換性があります。
用途や相手の環境に応じて使い分けるとよいでしょう。
よく使う絵文字の登録
Microsoft IMEでは、よく使う絵文字を単語登録することもできます。
タスクバーのIMEアイコンを右クリックして「単語の登録」を選択します。
「単語」の欄に絵文字を、「よみ」の欄に変換したい文字列を入力して登録すれば、次回からその文字列で絵文字が変換候補に表示されるようになります。
例えば、「りょ」で👍を登録しておけば、素早く入力できて便利です。
IME変換での絵文字入力は、キーボードから手を離さずに入力できるため、タイピング速度を落とさずに絵文字を使えるのがメリットです。ただし、すべての絵文字が変換候補に出るわけではないため、幅広い絵文字を使いたい場合は絵文字パネルの方が便利でしょう。両方の方法を使い分けることをおすすめします。
国旗や特殊な絵文字の入力方法
基本的な絵文字だけでなく、国旗や特殊な絵文字も入力できます。
Windows 11では、幅広い絵文字がサポートされています。
国旗の絵文字の入力方法
国旗の絵文字も、絵文字パネルから入力できます。
Windowsキー+.で絵文字パネルを開きます。

検索ボックスに「flag」や「国旗」と入力すると、すべての国旗が表示されます。
または、上部のタブで「記号」カテゴリーを選択し、スクロールすると国旗のセクションが見つかります。
主要な国旗の例:
・🇯🇵 日本
・🇺🇸 アメリカ
・🇬🇧 イギリス
・🇫🇷 フランス
・🇩🇪 ドイツ
・🇰🇷 韓国
・🇨🇳 中国
検索ボックスに国名を入力することでも、該当する国旗を見つけられます。
白黒絵文字について
「白黒絵文字」という特定のカテゴリーは存在しませんが、記号カテゴリーには白黒で表示される記号が多数あります。
例えば、以下のような記号が白黒またはシンプルな表示になります。
・♠ ♣ ♥ ♦(トランプのマーク)
・☆ ★(星)
・○ ● ◎(丸)
・□ ■(四角)
・△ ▲(三角)
・→ ← ↑ ↓(矢印)
これらは絵文字パネルの「記号」タブから入力できます。
カラフルな絵文字ではなく、シンプルな記号が必要な場合に活用できるでしょう。
組み合わせ絵文字の利用
複数の絵文字を組み合わせて、新しい絵文字を作る機能もあります。
例えば、以下のような組み合わせ絵文字が存在します。
・👨👩👧👦(家族)
・👨💻(パソコンを使う人)
・🏳️🌈(レインボーフラッグ)
・👨⚕️(男性医師)
・👩🏫(女性教師)
これらは、絵文字パネルで直接選択できるものもあれば、特定のアプリケーションでのみ表示されるものもあります。
Windows 11では、最新の絵文字標準がサポートされているため、多くの組み合わせ絵文字が使用可能です。
国旗の絵文字は、国際的なコミュニケーションで便利ですが、政治的・文化的に敏感な場合もあります。ビジネス用途では特に注意が必要です。また、環境によっては国旗が正しく表示されないこともあるため、重要な情報は文字でも併記することをおすすめします。白黒記号は、印刷物や正式な文書で使用する際に適しています。
まとめ パソコンでの絵文字の出し方・打ち方(ショートカットキー・キーボード・コピペ・国旗・白黒)
Windows 11での絵文字入力方法について、重要なポイントをまとめると
・ショートカットキー:Windowsキー+.またはWindowsキー+;で絵文字パネルを開く、最も簡単で便利な方法
・コピペ利用:絵文字サイトから絵文字をコピーして貼り付け、特殊な絵文字や最新絵文字に対応
・IME変換:「かお」「はーと」などの言葉を変換、キーボードから手を離さずに入力可能
・国旗の入力:絵文字パネルの検索で「flag」「国旗」と入力、または記号カテゴリーから選択
・白黒記号:記号カテゴリーからシンプルな記号を選択、正式な文書にも使用可能
これらの方法を理解しておけば、Windows 11で様々な絵文字を自由に使いこなせるようになります。
特にWindowsキー+.のショートカットは最も重要ですので、まずこれを覚えることをおすすめします。
ただし、絵文字の使用は相手の環境や状況に応じて適切に判断する必要があります。
ビジネスメールやフォーマルな文書では控えめに、カジュアルなコミュニケーションでは積極的に活用してください。
Windows 11の絵文字機能を正しく理解して、より豊かなコミュニケーションを実現していきましょう!


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