Windows11のパソコンで「OneDriveを削除したのに、まだ動いている」「完全に消したいのにタスクバーに残っている」と感じたことはありませんか?
この記事では、OneDriveを“完全に”削除する方法を、設定・コマンド・レジストリの3段階で詳しく解説します。削除後の注意点やストレージへの影響も紹介します。
パソコンでワンドライブ完全削除する方法 完全削除でどうなるかも簡単に解説
OneDriveはWindowsに標準搭載されているため、単純な「アンインストール」だけでは残る部分があります。まずは設定画面からの基本的な削除方法を確認しましょう。
【操作手順】
「スタート」→「設定」を開く


「アプリ」→「インストール済みアプリ」を選択


一覧から「Microsoft OneDrive」を探してクリック

「アンインストール」を選び、再確認画面でも「アンインストール」をクリック

この操作でOneDrive本体は削除されますが、クラウド上のファイル(OneDriveストレージ)は削除されません。
また、エクスプローラーの左側に「OneDrive」フォルダが残ることがあります。これを消したい場合は、後述のレジストリ編集が必要です。
パソコンでワンドライブ完全削除する方法2 【コマンド実行で完全消去】
次に、コマンドを使ってOneDriveの残存ファイルを完全削除する方法です。
通常のアンインストールではシステム内に一部ファイルが残るため、コマンド実行で完全消去します。
【操作手順(管理者権限で実行)】
「Windowsキー + R」を押して「cmd」と入力


「Ctrl + Shift + Enter」で管理者モードのコマンドプロンプトを開く

以下のコマンドを順に入力してEnter
taskkill /f /im OneDrive.exe
%SystemRoot%\System32\OneDriveSetup.exe /uninstall
%SystemRoot%\SysWOW64\OneDriveSetup.exe /uninstall
これでOneDriveの実行中プロセスと本体が完全に停止・削除されます。
続いて、ユーザーフォルダ内にある残りのデータも削除しましょう。
rd “%UserProfile%\OneDrive” /Q /S
rd “%LocalAppData%\Microsoft\OneDrive” /Q /S
rd “%ProgramData%\Microsoft OneDrive” /Q /S
※この操作を行うと再インストールしない限りOneDriveは使用できなくなります。必要なデータは事前にバックアップを取っておきましょう。
パソコンでワンドライブ完全削除する方法3 【レジストリ編集】
最後に、OneDriveフォルダをエクスプローラーから消すための「レジストリ編集」を行います。
これは上級者向けの操作ですが、視覚的にOneDriveの痕跡を完全に消したい場合に有効です。
【操作手順】
「Windowsキー + R」で「regedit」と入力し、レジストリエディターを開く


次の場所へ移動 HKEY_CLASSES_ROOT\CLSID\{018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6}
右ペインの「IsPinnedToNameSpaceTree」をダブルクリック
値を「0」に変更してOKをクリック

エクスプローラーを再起動(または再起動)
これで「PC」や「エクスプローラー」からOneDriveの表示が完全に消えます。
ただし、レジストリの編集を誤るとWindowsが不安定になることがあります。
操作前にバックアップを作成しておきましょう。
まとめ win11でワンドライブのアンインストール・ストレージ削除方法
OneDriveは単なるアプリ削除では完全に消えません。
「設定」→「コマンド」→「レジストリ編集」と段階的に対応することで、PC上から完全に削除できます。
まずは通常のアンインストールを行い、必要に応じてコマンドやレジストリ操作を進めてみましょう。
安全に作業すれば、スッキリした環境が手に入ります。


コメント