Windows11でメモ帳を起動しようとしても開かない、または起動してもすぐに落ちてしまう経験はありませんか?
大切な作業中に突然メモ帳が使えなくなったり、新規作成したファイルが消えてしまったりすると、非常に困りますよね。
この記事では、【Windows11】メモ帳が開かない・起動できない・落ちる・更新されない原因と直し方【新規作成で消えたなども】について解説していきます。
ポイントは
・メモ帳が起動しない原因を特定する
・アプリの修復やリセットで問題を解決する
・システムファイルの修復や再インストールを試す
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
Windows11のメモ帳が開かない・起動できない主な原因
メモ帳が開かない、または起動できない問題には、様々な原因が考えられます。
Windows11のメモ帳は、従来のデスクトップアプリからMicrosoft Storeアプリへと変更されたため、アプリの破損やシステムファイルの問題が発生しやすくなっています。
主な原因を理解することで、適切な解決方法を選択できるようになるでしょう。
考えられる主な原因
メモ帳が起動しない原因として、以下のようなものが挙げられます。
・アプリファイルの破損:メモ帳のプログラムファイルが何らかの理由で破損している可能性があります。
・Windows Updateの不具合:最新の更新プログラムがメモ帳と競合している場合があります。
・システムファイルの破損:Windowsの重要なシステムファイルが破損していることがあります。
・ユーザープロファイルの問題:ユーザーアカウントの設定ファイルに問題が発生している可能性があります。
・メモリ不足:システムのメモリが不足していて、アプリが起動できないことがあります。
・セキュリティソフトの干渉:ウイルス対策ソフトがメモ帳の起動をブロックしていることがあります。
これらの原因を一つずつチェックして、問題を特定していくことが重要です。
Windows11のメモ帳が開かない場合の直し方1【再起動とWindows Update】
メモ帳が開かない場合、まず最も基本的で効果的な対処法を試してみましょう。
多くの場合、単純なシステムの再起動やWindows Updateの実行だけで問題が解決することがあります。
解決方法
まず、PCを再起動してみましょうか。
一時的なメモリの問題やシステムの不具合が原因の場合、再起動するだけで解決することが多くなっています。
「スタート」メニューから「電源」→「再起動」を選択します。

再起動後、メモ帳が正常に起動するか確認してください。
それでも問題が解決しない場合は、Windows Updateを確認します。
「スタート」メニューから「設定」を開き、左側のメニューから「Windows Update」を選択しましょう。

「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックして、利用可能な更新プログラムがあるか確認します。
更新プログラムが見つかった場合は、「今すぐインストール」をクリックしてインストールを実行します。
インストールが完了したら、PCを再起動して、メモ帳が正常に動作するか確認してください。
Windows11のメモ帳が開かない場合の直し方2【アプリの修復とリセット】
再起動やWindows Updateで解決しない場合は、メモ帳アプリ自体を修復する必要があります。
Windows11では、アプリの修復機能とリセット機能が用意されており、これらを使用することで多くの問題を解決できます。
アプリの修復手順
「スタート」メニューから「設定」を開きます。
左側のメニューから「アプリ」を選択し、右側の「インストールされているアプリ」をクリックしましょう。
アプリの一覧が表示されたら、検索ボックスに「メモ帳」と入力して検索します。
メモ帳が見つかったら、右側の「…」(三点リーダー)をクリックして「詳細オプション」を選択します。

詳細オプション画面が開いたら、下にスクロールして「修復」セクションを見つけます。
まず「修復」ボタンをクリックしましょう。

修復処理が実行され、完了するとチェックマークが表示されます。
修復後、メモ帳を起動して正常に動作するか確認してください。
アプリのリセット手順
修復でも解決しない場合は、リセットを試します。
同じ詳細オプション画面で、「リセット」ボタンをクリックします。

リセットを実行すると、メモ帳の設定やデータが初期状態に戻るため、保存していないデータは失われる可能性があります。
確認メッセージが表示されたら、もう一度「リセット」ボタンをクリックして実行します。
リセットが完了したら、メモ帳を起動して動作を確認しましょう。
Windows11のメモ帳が開かない場合の直し方3【メモ帳の再インストール】
修復やリセットでも問題が解決しない場合は、メモ帳を完全にアンインストールしてから再インストールする方法があります。
これは最も確実な解決方法の一つですが、一時的にメモ帳が使用できなくなる点に注意が必要です。
PowerShellでアンインストールする方法
「スタート」ボタンを右クリックして「ターミナル(管理者)」または「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。

ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリックします。
PowerShellウィンドウが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
Get-AppxPackage Microsoft.WindowsNotepad | Remove-AppxPackage
このコマンドが実行されると、メモ帳がシステムから削除されます。
Microsoft Storeから再インストールする方法
メモ帳をアンインストールした後、Microsoft Storeから再インストールします。
「スタート」メニューから「Microsoft Store」を開きましょう。

検索ボックスに「Windows Notepad」または「メモ帳」と入力して検索します。
検索結果から「Windows Notepad」を選択し、「入手」または「インストール」ボタンをクリックします。
インストールが完了したら、メモ帳を起動して正常に動作するか確認してください。
Windows11のメモ帳が落ちる・クラッシュする原因と直し方
メモ帳は起動するものの、使用中に突然落ちたりクラッシュしたりする問題もあります。
この問題は、特定のファイルを開いたときや、長時間使用しているときに発生することが多くなっています。
システムファイルの修復
Windowsのシステムファイルが破損している場合、メモ帳がクラッシュする原因となります。
コマンドプロンプトを管理者として開き、以下のコマンドを順番に実行しましょう。
sfc /scannow
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
sfc /scannowコマンドは、システムファイルの整合性をチェックして修復します。
処理には10〜30分程度かかる場合があります。
完了後、DISMコマンドを実行して、Windowsイメージの修復を行います。
これらのコマンドが完了したら、PCを再起動してメモ帳の動作を確認してください。
グラフィックドライバーの更新
Windows11の新しいメモ帳は、より多くのグラフィック機能を使用しているため、古いグラフィックドライバーが原因でクラッシュすることがあります。
「スタート」ボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。

「ディスプレイアダプター」を展開して、グラフィックカードを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択しましょう。
「ドライバーを自動的に検索」を選択して、最新のドライバーをインストールします。
Windows11のメモ帳が更新されない原因と直し方
メモ帳が最新バージョンに更新されない問題も発生することがあります。
Windows11のメモ帳は、Microsoft Storeを通じて自動的に更新されるはずですが、何らかの理由で更新が停止している場合があります。
Microsoft Storeの更新を確認する方法
「スタート」メニューから「Microsoft Store」を開きます。
左下の「ライブラリ」アイコンをクリックします。
右上の「更新プログラムの取得」ボタンをクリックして、利用可能な更新を確認しましょう。
メモ帳の更新が表示された場合は、「更新」ボタンをクリックしてインストールします。
Microsoft Storeのキャッシュをクリアする
Microsoft Storeのキャッシュが破損していると、アプリの更新が正常に行われないことがあります。
「Windowsキー + R」を押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「wsreset.exe」と入力してEnterキーを押します。
wsreset.exe

コマンドプロンプトの黒い画面が一時的に表示され、その後Microsoft Storeが自動的に開きます。
これでMicrosoft Storeのキャッシュがクリアされ、更新が正常に行われるようになる可能性があります。
まとめ Windows11メモ帳の直し方(開かない・起動できない・落ちる・更新されない・消えた原因も)
Windows11のメモ帳に関する問題の解決方法をまとめると
・基本的な対処法:PCの再起動とWindows Updateの実行で、多くの問題が解決できます。
・アプリの修復とリセット:インストールされているアプリの詳細オプションから、修復やリセットを実行することで問題を解決できます。
・再インストール:PowerShellでアンインストール後、Microsoft Storeから再インストールすることで、完全にクリーンな状態に戻せます。
・クラッシュ対策:システムファイルの修復(sfc /scannow、DISM)やグラフィックドライバーの更新で、クラッシュ問題を解決できます。
・更新されない場合:Microsoft Storeで手動更新を試すか、wsreset.exeでキャッシュをクリアしましょう。
これらの解決方法を順番に試していけば、ほとんどのメモ帳の問題を解決できるでしょう。
特に、最初に再起動とWindows Updateを試すことが重要です。
多くの場合、これだけで問題が解決します。
それでも解決しない場合は、アプリの修復、リセット、再インストールと、段階的により深い対処法を試していきましょうか。
新規作成したファイルが消えてしまった場合は、メモ帳を再起動すると自動復元される可能性があります。
今後のために、こまめにCtrl + Sで保存する習慣をつけることをおすすめします。
また、メモ帳が頻繁にクラッシュする場合や、大容量ファイルを扱う必要がある場合は、Notepad++やVisual Studio Codeなどの代替エディタの使用も検討してみてください。
Windows11のメモ帳を快適に使用できる環境を整えて、効率的なテキスト編集作業を実現していきましょう!


コメント