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【Windows11】パソコンのフォルダとディレクトリとパスの違いや意味は?各々作成時の違いも

Windows11
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パソコンの操作マニュアルや技術文書を読んでいると、「フォルダ」「ディレクトリ」「パス」という言葉が出てきて、何が違うのか混乱することがあります。

これらの用語は似ているようで微妙に意味が異なり、正しく理解していないと説明が分かりにくくなるでしょう。

この記事では【Windows11】パソコンのフォルダとディレクトリとパスの違いや意味は?各々作成時の違いもについて解説していきます。

ポイントは

・フォルダとディレクトリは基本的に同じもの

・パスはフォルダやファイルの場所を示す住所

・それぞれの用語が使われる場面の違い

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

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フォルダとディレクトリの違いと意味【基本的には同じもの】

フォルダとディレクトリは、どちらもファイルを整理するための「入れ物」を指す言葉です。

実際には同じものを指していますが、使われる場面や歴史的背景によって呼び方が異なります

それぞれの用語の成り立ちと使い分けを理解していきましょう。

フォルダとは何か

「フォルダ」は、Windowsのグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)で使われる用語です。

デスクトップやエクスプローラーで、黄色い書類フォルダのようなアイコンで表示されるものを指します。

この名称は、現実世界の「書類フォルダ」や「クリアファイル」に由来しており、視覚的にわかりやすいメタファー(比喩表現)として採用されました。

Windowsでは、ユーザーインターフェース上では常に「フォルダ」という言葉が使われます。

右クリックメニューで「新しいフォルダー」を作成したり、プロパティで「フォルダー」と表示されたりします。

一般的なユーザー向けの説明やマニュアルでは、「フォルダ」という言葉を使うことが推奨されています。

ディレクトリとは何か

「ディレクトリ」は、コンピュータの技術用語として昔から使われてきた言葉です。

元々はUNIXやMS-DOSなどのコマンドライン環境で使われていた用語で、ファイルシステム上の階層構造を管理する仕組みを指します。

ディレクトリという言葉は、「directory(名簿、住所録、目録)」という英単語から来ており、ファイルの一覧や場所を管理するという意味合いがあります。

現在でも、コマンドプロンプトやPowerShell、プログラミングなどの技術的な場面では「ディレクトリ」という用語が使われます。

例えば、コマンドプロンプトで「cd」(change directory)コマンドを使ったり、「mkdir」(make directory)コマンドでディレクトリを作成したりします。

技術者やプログラマーの間では、今でも「ディレクトリ」という言葉が一般的に使われています。

フォルダとディレクトリの実体は同じ

結論として、フォルダとディレクトリは、同じものを異なる視点から呼んでいるだけです。

・フォルダ:ユーザー向けの分かりやすい呼び方(GUI環境)

・ディレクトリ:技術的・歴史的な呼び方(コマンドライン環境)

Windowsのファイルシステム上では、どちらも同じデータ構造として扱われます。

エクスプローラーで作成した「新しいフォルダー」も、コマンドプロンプトからは「ディレクトリ」として認識されます。

現代のWindows環境では、一般ユーザーは「フォルダ」、技術者は文脈に応じて「フォルダ」と「ディレクトリ」を使い分けることが多いでしょう。

【ポイント:フォルダとディレクトリは同じもので、GUI環境では「フォルダ」、技術的な場面では「ディレクトリ」と呼ばれる】

パスの意味と種類【ファイルやフォルダの住所】

パス(path)は、フォルダやファイルがコンピュータ上のどこにあるかを示す「住所」のようなものです。

パスを正しく理解することで、ファイルの場所を正確に指定したり、他の人に場所を伝えたりすることができます

パスの種類と表記方法を確認していきましょう。

パスとは何か

パスは、ファイルやフォルダがファイルシステム上のどこに存在するかを示す文字列です。

例えば、「C:\Users\ユーザー名\Documents\報告書.docx」というパスは、Cドライブの「Users」フォルダの中の「ユーザー名」フォルダの中の「Documents」フォルダの中に「報告書.docx」というファイルがあることを示しています。

パスは、ドライブ名から始まり、フォルダ名を「\」(バックスラッシュ)で区切って並べた形式になります。

Windowsのアドレスバーやファイルのプロパティで確認できます。

パスを理解することで、ファイルの正確な場所を特定したり、コマンドやプログラムでファイルを操作したりできるようになります。

絶対パスと相対パス

パスには、「絶対パス」と「相対パス」の2種類があります。

絶対パス(フルパス)

絶対パスは、ファイルやフォルダの場所をドライブのルート(最上位)から完全に指定する方法です。

C:\Users\ユーザー名\Documents\プロジェクト\報告書.docx

この形式は、どこから見ても同じ場所を指すため、確実にファイルを特定できます。

ファイルのプロパティで表示されるのは、この絶対パスです。

別のプログラムやユーザーにファイルの場所を伝える際は、絶対パスを使うと間違いがありません。

相対パス

相対パスは、現在いる場所(カレントディレクトリ)を基準として、ファイルやフォルダの場所を指定する方法です。

例えば、現在「C:\Users\ユーザー名\Documents」にいる場合、そこから見た相対パスは以下のようになります。

プロジェクト\報告書.docx

相対パスでは、「.\」(ドット+バックスラッシュ)が現在のフォルダ、「..\」(ドット2つ+バックスラッシュ)が一つ上のフォルダを表します。

例えば、「C:\Users\ユーザー名\Documents\プロジェクト」にいる場合、一つ上のDocumentsフォルダにある「メモ.txt」を指定するには、以下のように書きます。

..\メモ.txt

相対パスは、プログラミングやバッチファイルなどで、柔軟にファイルを指定する際に便利です。

UNCパス(ネットワークパス)

ネットワーク上の共有フォルダにアクセスする場合は、UNCパス(Universal Naming Convention)を使います。

\\サーバー名\共有フォルダ名\サブフォルダ名\ファイル名

UNCパスは、「\\」(バックスラッシュ2つ)から始まり、サーバー名または共有フォルダを持つコンピュータ名を指定します。

例えば、社内サーバーの共有フォルダにアクセスする場合、以下のようなパスになります。

\\FileServer\共有資料\営業部\2024年度\報告書.xlsx

UNCパスを使うことで、ネットワーク上のどのコンピュータからでも同じ共有フォルダにアクセスできます。

【ポイント:パスはファイルの場所を示す住所で、絶対パス、相対パス、UNCパスの3種類がある】

フォルダ・ディレクトリ・パスの実際の使い分け

これらの用語がどのような場面で使われるかを理解することで、技術文書や説明を正しく理解できるようになります。

状況に応じて適切な用語を使い分けることで、コミュニケーションがスムーズになります

実際の使用例を確認していきましょう。

GUI操作での使われ方

Windowsのエクスプローラーやファイル管理画面では、「フォルダ」という用語が使われます。

・「新しいフォルダー」を作成する

・フォルダーのプロパティを開く

・フォルダーをコピーする

・フォルダー内のファイルを表示する

一般的なユーザー向けの説明やマニュアルでは、常に「フォルダ」という言葉を使うことが推奨されています。

初心者にとって理解しやすく、視覚的にもイメージしやすい表現だからです。

コマンドライン操作での使われ方

コマンドプロンプトやPowerShellでは、「ディレクトリ」という用語が一般的です。

・cd(change directory):ディレクトリを移動

・mkdir(make directory):新しいディレクトリを作成

・rmdir(remove directory):ディレクトリを削除

・dir:ディレクトリの内容を表示

技術者やプログラマーは、コマンドライン環境では「ディレクトリ」、GUI環境では「フォルダ」と使い分けることが多いでしょう。

パスが使われる場面

パスは、ファイルやフォルダの具体的な場所を指定する必要があるときに使われます。

・ファイルのプロパティで場所を確認する

・コマンドでファイルを指定する

・プログラムでファイルを読み書きする

・他の人にファイルの場所を伝える

・ショートカットやリンクを作成する

例えば、「報告書.docxはどこにありますか?」という質問に対して、「C:\Users\ユーザー名\Documents\2024年度\報告書.docx」というパスで答えれば、正確に場所を伝えられます。

実際の会話例

以下のような使い分けが一般的です。

一般ユーザー同士の会話

「ドキュメントフォルダの中に『2024年度』というフォルダを作って、そこに報告書を保存してください」

技術者同士の会話

「/var/log ディレクトリ配下のログファイルを確認してください」

「C:\Program Files\配下のディレクトリ構造を教えてください」

ファイルの場所を伝える場合

「ファイルのパスは C:\Users\田中\Desktop\資料.pdf です」

「このファイルのフルパスをコピーして送ってください」

このように、状況や相手によって適切な用語を選ぶことが重要です。

【ポイント:GUI操作では「フォルダ」、コマンドライン操作では「ディレクトリ」、場所を示すには「パス」を使う】

まとめ Win11でのフォルダ・ディレクトリ・パスの違い

Windows11でのフォルダとディレクトリは同じもので、GUI環境では「フォルダ」、技術的な場面では「ディレクトリ」と呼ばれ、どちらもファイルを整理する入れ物を指します。

パスはファイルやフォルダの場所を示す住所で、絶対パス(フルパス)、相対パス、UNCパス(ネットワークパス)の3種類があります。

実際の使い分けとして、エクスプローラーなどのGUI操作では「フォルダ」、コマンドプロンプトやプログラミングでは「ディレクトリ」、ファイルの場所を指定する際は「パス」を使います。

これらの用語の違いを理解することで、技術文書やマニュアルを正しく理解し、適切なコミュニケーションができるようになるでしょう。

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