【Windows11】エクスプローラーとは？どこ？意味をわかりやすく解説！

パソコンを使っていると、「エクスプローラー」という言葉を聞くことがあります。

しかし、初心者の方は「エクスプローラーって何？」「どこにあるの？」と疑問に思うことが多いでしょう。

この記事では【Windows11】エクスプローラーとは？どこ？意味をわかりやすく解説！について説明していきます。

ポイントは

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

エクスプローラーとは何か【基本的な意味と役割】

エクスプローラーは、Windowsの中核を担う重要なプログラムです。

正式には「Windowsエクスプローラー」または「ファイルエクスプローラー」と呼ばれ、パソコン内のファイルやフォルダを管理するためのツールです。

まずは基本的な概念を理解していきましょう。

 

エクスプローラーの正式名称と意味

「エクスプローラー」の正式な英語表記は「Explorer」で、「探検する人」「探索する人」という意味があります。

パソコンの中を探索して、必要なファイルやフォルダを見つけるためのツールという意味で名付けられました。

Windows11では「エクスプローラー」または「ファイルエクスプローラー」と呼ばれており、デスクトップやタスクバーに表示されるフォルダアイコンがこのツールを起動するためのものです。

エクスプローラーは、Windowsが起動すると同時にバックグラウンドで自動的に起動し、常に動作しています。

デスクトップのアイコン表示やタスクバーの表示も、エクスプローラーが管理しているため、Windowsを使う上で欠かせない存在です。

 

エクスプローラーの主な役割

エクスプローラーは、パソコンを使う上で以下のような重要な役割を果たしています。

ファイルとフォルダの管理

パソコン内に保存されているすべてのファイルやフォルダを表示し、整理できます。

ワードファイル、エクセルファイル、写真、音楽、動画など、あらゆるデータを見つけて開くことができます。

ファイル操作の実行

ファイルのコピー、移動、削除、名前変更などの基本的な操作を行えます。

マウスの右クリックやドラッグ&ドロップといった直感的な操作で、簡単にファイルを管理できます。

デバイスとドライブの表示

Cドライブ、Dドライブ、外付けHDD、USBメモリ、DVDドライブなど、パソコンに接続されているすべての記憶装置を表示します。

どのドライブにどれくらいの空き容量があるかも確認できます。

ネットワーク上のファイルへのアクセス

同じネットワーク内にある他のパソコンの共有フォルダや、ネットワークドライブにアクセスできます。

会社や家庭内でファイルを共有する際に使用します。

 

エクスプローラーと似た言葉の違い

エクスプローラーと混同されやすい言葉がいくつかあります。

Internet ExplorerやMicrosoft Edgeとの違い

「Internet Explorer（インターネット・エクスプローラー）」は、かつてWindowsに標準搭載されていたウェブブラウザ（インターネットを閲覧するためのソフト）です。

名前は似ていますが、ファイル管理をする「エクスプローラー」とは全く別のものです。

現在のWindowsでは、Internet Explorerの後継として「Microsoft Edge」が使われています。

デスクトップとの違い

デスクトップは、パソコンを起動したときに表示される画面全体のことを指します。

エクスプローラーは、そのデスクトップ上で動作するファイル管理ツールです。

デスクトップもエクスプローラーの一部として管理されていますが、エクスプローラーはさらに広い範囲のファイルを扱えます。

【ポイント：エクスプローラーは、Windowsでファイルやフォルダを管理するための基本ツール】

 

エクスプローラーはどこにある？起動方法

エクスプローラーがどこにあるのか、どうやって開くのかを確認しましょう。

複数の起動方法があり、状況に応じて最も便利な方法を選べます。

基本的な起動方法から覚えていきましょう。

タスクバーから起動する方法

最も簡単な起動方法は、タスクバーのフォルダアイコンをクリックすることです。

Windows11では、画面下部のタスクバーにフォルダのアイコンが表示されています。

このアイコンをクリックするだけで、エクスプローラーが起動し、「ホーム」画面が表示されます。

ホーム画面には、よく使うフォルダや最近使ったファイルが表示されるため、すぐに作業を始められます。

タスクバーにアイコンが表示されていない場合は、後述の方法で起動してから、タスクバーにピン留めすることができます。

 

ショートカットキーで起動する方法

キーボードショートカットを使えば、マウスを使わずに素早くエクスプローラーを起動できます。

Windowsキー（キーボードの左下にあるWindowsマークのキー）とEキーを同時に押すと、即座にエクスプローラーが起動します。

この方法は、文字入力中やマウスを使っていないときに特に便利です。

何度でもこのショートカットを押せば、エクスプローラーのウィンドウを複数開くこともできます。

 

スタートメニューから起動する方法

スタートメニューからも、エクスプローラーを起動できます。

タスクバーの中央にあるWindowsアイコン（スタートボタン）をクリックします。

「すべてのアプリ」をクリックし、アプリの一覧から「エクスプローラー」を探してクリックします。

または、スタートメニューを開いた状態で「エクスプローラー」と入力すれば、検索結果に表示されます。

 

デスクトップのアイコンから起動する方法

デスクトップに「PC」や「ユーザーのフォルダ」などのアイコンを表示している場合、これらをダブルクリックすることでもエクスプローラーが起動します。

「PC」アイコンをダブルクリックすると、すべてのドライブが表示された状態でエクスプローラーが開きます。

デスクトップにこれらのアイコンがない場合は、以下の方法で表示できます。

デスクトップの何もないところを右クリックし、「個人用設定」を選択します。

「テーマ」→「デスクトップアイコンの設定」をクリックします。

「コンピューター」や「ユーザーのファイル」にチェックを入れて「OK」をクリックすれば、デスクトップにアイコンが表示されます。

 

右クリックメニューから起動する方法

スタートボタンを右クリックすると、便利なメニューが表示されます。

その中の「エクスプローラー」を選択すれば起動できます。

または、「Win + X」キーを押すことで、同じメニューを素早く開けます。

このメニューからは、エクスプローラー以外にも、設定やタスクマネージャーなど、よく使う機能に素早くアクセスできます。

【ポイント：タスクバーのフォルダアイコンをクリック、またはWin+Eキーで素早く起動できる】

 

エクスプローラーでできることと基本的な使い方

エクスプローラーを起動したら、様々なファイル操作ができます。

基本的な画面構成と操作方法を理解することで、効率的にファイルを管理できるようになります。

エクスプローラーの使い方を確認していきましょう。

 

エクスプローラーの画面構成

エクスプローラーを開くと、いくつかの領域に分かれた画面が表示されます。

アドレスバー

画面上部にあるアドレスバーには、現在開いているフォルダの場所（パス）が表示されます。

例えば、「PC > ローカルディスク(C:) > Users > ユーザー名 > Documents」のように表示されます。

アドレスバーをクリックすると、パスを文字列としてコピーすることもできます。

ナビゲーションウィンドウ（左側）

画面左側には、よく使うフォルダやドライブへのショートカットが表示されます。

・ホーム：最近使ったファイルやよく使うフォルダ

・デスクトップ：デスクトップ上のファイル

・ドキュメント：文書ファイルを保存する場所

・ダウンロード：インターネットからダウンロードしたファイル

・ピクチャ：写真や画像ファイル

・ミュージック：音楽ファイル

・ビデオ：動画ファイル

・PC：すべてのドライブ

これらをクリックすると、素早く目的の場所に移動できます。

ファイル表示領域（中央）

画面中央の大部分を占める領域には、現在開いているフォルダ内のファイルとサブフォルダが表示されます。

アイコン表示、一覧表示、詳細表示など、様々な表示方法に切り替えられます。

リボンメニュー（上部）

画面上部には、ファイル操作のためのメニューが表示されます。

「ホーム」「共有」「表示」などのタブがあり、それぞれに関連する機能がまとめられています。

 

基本的なファイル操作

エクスプローラーで行える基本的な操作を確認しましょう。

ファイルやフォルダを開く

ファイルやフォルダをダブルクリックすると開きます。

フォルダをダブルクリックすると、そのフォルダ内が表示されます。

ファイルをダブルクリックすると、対応するアプリケーションで開きます。

ファイルをコピーする

コピーしたいファイルを右クリックして「コピー」を選択します。

コピー先のフォルダを開き、右クリックして「貼り付け」を選択すれば、ファイルがコピーされます。

ショートカットキーでは、「Ctrl + C」でコピー、「Ctrl + V」で貼り付けができます。

ファイルを移動する

移動したいファイルを右クリックして「切り取り」を選択します。

移動先のフォルダを開き、右クリックして「貼り付け」を選択すれば、ファイルが移動します。

または、ファイルをドラッグして別のフォルダにドロップする方法もあります。

ファイルを削除する

削除したいファイルを選択して、Deleteキーを押すか、右クリックして「削除」を選択します。

削除されたファイルは、ゴミ箱に移動します。

完全に削除したい場合は、「Shift + Delete」キーを押すと、ゴミ箱を経由せずに削除されます。

ファイル名を変更する

名前を変更したいファイルを選択し、F2キーを押すか、右クリックして「名前の変更」を選択します。

新しい名前を入力してエンターキーを押せば、名前が変更されます。

 

便利な機能と活用方法

エクスプローラーには、さらに便利な機能が多数用意されています。

検索機能

画面右上の検索ボックスにキーワードを入力すると、現在開いているフォルダ内を検索できます。

ファイル名だけでなく、ファイルの内容も検索対象になります。

表示方法の変更

「表示」メニューから、ファイルの表示方法を変更できます。

・特大アイコン、大アイコン：画像ファイルを大きく表示

・一覧：ファイル名のみをシンプルに表示

・詳細：ファイル名、サイズ、更新日時などを表形式で表示

用途に応じて、見やすい表示方法を選択しましょう。

並べ替えと絞り込み

ファイルを名前順、日付順、サイズ順などで並べ替えることができます。

列のヘッダー（名前、更新日時など）をクリックすると、その項目で並べ替えられます。

もう一度クリックすると、昇順・降順が切り替わります。

新規フォルダの作成

ファイルを整理するために、新しいフォルダを作成できます。

何もないところを右クリックして「新規作成」→「フォルダー」を選択するか、「Ctrl + Shift + N」キーを押すと、新しいフォルダが作成されます。

【ポイント：ドラッグ&ドロップや右クリックメニューで、直感的にファイル操作ができる】

 

まとめ　Win11のエクスプローラーとは

Windows11のエクスプローラーは、パソコン内のファイルやフォルダを管理するための基本ツールで、正式には「ファイルエクスプローラー」と呼ばれ、ファイルの閲覧、コピー、移動、削除、検索などができます。

起動方法は、タスクバーのフォルダアイコンをクリック、Win+Eキーを押す、スタートメニューから選択、PCアイコンをダブルクリックなど複数あります。

エクスプローラーでは、ドラッグ&ドロップや右クリックメニューで直感的にファイル操作ができ、検索機能、表示方法の変更、並べ替え、新規フォルダ作成などの便利な機能が用意されています。

エクスプローラーはWindows操作の基本中の基本なので、使い方をマスターすることで、パソコン作業が格段に効率的になるでしょう。