【Word】ワードでコメントを印刷しない方法(校閲・常に・削除できない・表示だけ残す方法右側に表示される吹き出しを非印刷に設定) | モアイライフ(more E life)

【Word】ワードでコメントを印刷しない方法(校閲・常に・削除できない・表示だけ残す方法右側に表示される吹き出しを非印刷に設定)

Wordのスキルアップ
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Wordで文書を作成していると、校閲者から入力されたコメントが右側に吹き出しとして表示されることがあります。

この吹き出し自体は画面上に残しておきたいのに、印刷するときには余計な情報として出てきてほしくないと感じたことはありませんか。

「コメントを削除しようとしても削除できない」「印刷すると右側の吹き出しまでそのまま印刷されてしまう」といったトラブルは、業務でWordを使っている方であれば一度は経験するケースです。

この記事では、ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法(削除できない・右側に表示される吹き出しを非印刷に設定)について詳しく解説していきます。

ポイントは

・印刷設定でマークアップの印刷を除外する

・校閲タブの表示設定と印刷設定の違いを理解する

・右側の吹き出し表示そのものを切り替える

・PDF発行時にコメントを含めない設定にする

・削除できないコメントは保護を解除してから対処する

コメントを表示から完全に消してしまう設定と、印刷結果からだけ除外する設定は別物です。

操作を誤ると、画面上のコメントごと消えてしまい、レビュー履歴が確認できなくなるおそれがあるため、どの設定がどこに影響するのかを区別しながら進めることが大切です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

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ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法1【印刷設定でマークアップの印刷を除外する】

コメントが印刷されてしまう最も一般的な原因は、Wordの印刷設定において「マークアップを印刷する」がオンになっていることです。

Wordでは初期状態で、コメントや変更履歴などのマークアップを含めて印刷する設定になっているため、画面と同じ内容がそのまま紙にも出力されてしまいます

この設定は文書そのものやコメントの内容を変更するものではないため、オフにしても画面上の表示や削除できないコメントには一切影響しません。

つまり、印刷結果からコメントだけを除外したい場合には、この設定を見直すのが最も安全で確実な方法です。

文書1 – Word
ファイル
情報
新規
開く
印刷
共有
エクスポート
設定
すべてのページを印刷
ページ設定
☐ 変更履歴/コメントを印刷する
※ チェックを外すと画面表示はそのままで、印刷結果からのみコメントが除外されます

 

解決方法

この場合の解決には、印刷画面のオプションを一つ変更するだけでOKです。

具体的には、まず「ファイル」タブをクリックして「印刷」を選択します。

中央に表示される「設定」の欄に「すべてのページを印刷」というドロップダウンがあるので、これをクリックしましょう。

一覧の下の方に「変更履歴/コメントを印刷する」という項目があり、初期状態ではチェックが入っています。

このチェックを外すことで、画面上のコメントはそのまま残した状態で、印刷結果からだけコメントを除外できます。

設定を変更したら印刷プレビューを確認し、右側の吹き出しが表示されていないことをチェックしてから印刷を実行しましょう。

この方法は文書自体を編集する必要がなく、印刷のたびに設定するだけで済むため、最も手軽で失敗の少ない方法です。

【印刷設定の「変更履歴/コメントを印刷する」のチェックを外すだけで、画面の表示は変えずに印刷結果だけからコメントを除外できます】

 

ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法2【校閲タブの表示設定と印刷設定の違いを理解する】

方法1の設定を変更してもうまくいかない場合、原因として考えられるのは校閲タブの「表示するもの」の設定を印刷設定と混同していることです。

校閲タブの「変更内容の表示」を「元の文書」に切り替えると、コメントや変更履歴が画面上からも見えなくなってしまい、印刷だけでなく表示自体が消えてしまいます

これでは今回の目的である「表示は残したまま印刷だけしない」という状態にはなりません。

そのため、表示に関する設定と印刷に関する設定は別物であると理解しておく必要があります。

校閲

文章校正

コメント

変更内容の表示 ▼
すべての変更履歴
シンプルな変更履歴
変更履歴/コメントなし
元の文書

 

解決方法

まず「校閲」タブを開き、「変更履歴」グループにある「変更内容の表示」のドロップダウンを確認します。

ここが「元の文書」や「変更履歴/コメントなし」になっていると、そもそも画面上でコメントが見えなくなっているため、今回の目的とは違う設定変更が必要です。

表示を残したい場合は、この項目を「すべての変更履歴」または「シンプルな変更履歴」に設定しておきましょう。

そのうえで、印刷だけを制御したい場合は、前述の「ファイル」タブの印刷設定にある「変更履歴/コメントを印刷する」のチェックを外します。

この二つの設定を組み合わせることで、画面には吹き出しを表示させたまま、印刷結果だけをすっきりさせることができます。

【校閲タブの表示設定は画面表示用、ファイルタブの印刷設定は印刷用と役割が分かれているため、両方を混同しないことが重要です】

 

右側に表示される吹き出しの表示形式を切り替える方法【吹き出し⇔インライン表示】

コメントが右側に大きく表示されることで文書のレイアウトが崩れて見づらいと感じる場合は、吹き出しの表示形式自体を変更する方法もあります。

Wordでは、コメントを右側の吹き出しとして表示するか、本文中にインラインで小さく表示するかを選択できます。

インライン表示に切り替えると、画面上の右側余白が広く使えるようになり、印刷時にも余計な余白が発生しにくくなります。

解決方法

「校閲」タブの「変更履歴」グループにある「吹き出し」のアイコンをクリックします。

表示されるメニューから「すべての変更履歴を吹き出しに表示」「コメントのみ吹き出しに表示」「吹き出しを使用しない」のいずれかを選択できます。

「吹き出しを使用しない」を選ぶと、コメントは本文中に小さなアイコンとして表示され、クリックすると内容がポップアップで確認できる形に変わります。

レイアウトを重視する場合はこの設定を活用し、内容確認のしやすさを重視する場合は吹き出し表示のまま方法1の印刷設定を併用すると良いでしょう。

どちらの表示形式でも、印刷結果に反映されるかどうかは方法1で紹介した印刷設定次第です。

【吹き出しの表示形式を変更しても印刷有無は制御できないため、印刷設定と組み合わせて使うことがポイントです】

 

ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法3【PDFに変換する際にコメントを含めない設定にする】

紙に直接印刷するのではなく、PDFとして共有するケースも多いのではないでしょうか。

この場合、通常の印刷設定とは別に、PDF/XPS発行時のオプションを確認する必要があります。

PDFへのエクスポート機能には印刷設定とは独立したオプションがあり、ここでコメントを含めるかどうかを個別に設定できます

印刷設定だけを変更しても、PDF発行時のオプションがオンのままだと、書き出したPDFにコメントが含まれてしまうことがあるため注意が必要です。

PDFまたはXPS形式で発行
ファイル名:議事録_案.pdf
オプション
発行
発行対象
☑ 非表示のテキスト
☐ コメントおよびインクのマークアップを含める
☑ 文書のプロパティ

 

解決方法

「ファイル」タブから「エクスポート」を選び、「PDF/XPSドキュメントの作成」をクリックします。

「PDF/XPSの作成」ボタンを押すと保存ダイアログが開くので、そこにある「オプション」ボタンをクリックしましょう。

表示されたオプション画面の「発行対象」欄に「コメントおよびインクのマークアップを含める」というチェックボックスがあります。

このチェックを外してから「OK」をクリックし、続けて「発行」を押すことで、コメントを含まないPDFとして書き出せます。

元のWord文書自体は変更されないため、画面上のコメントはそのまま残り、PDFにだけ反映されない状態を作れます。

【PDF発行時は印刷設定とは別に「発行対象」のオプションでコメントの有無を個別に制御する必要があります】

 

コメントが削除できない場合の対処法【右側の吹き出しを非表示にして対応する】

そもそもコメントを右クリックして削除しようとしても、「削除」の項目がグレーアウトしていて選択できないという相談も多く寄せられます。

この現象の多くは、文書が「編集の制限」によって保護されており、コメントの編集や削除がロックされていることが原因です

特に、社内で回覧・レビュー用に配布された文書には、誤って内容を書き換えられないよう保護がかけられていることがあります。

この状態では削除だけでなく編集も制限されているため、無理に操作しようとしてもエラーになってしまいます。

文書1 – Word
本文テキストの一部……
コメントの削除
コメントに返信
コメントをコピー
編集の制限
この文書は保護されています
保護の中止

 

解決方法

「校閲」タブの「保護」グループにある「編集の制限」をクリックし、作業ウィンドウを表示します。

ウィンドウの下部に「保護の中止」というボタンがあるので、これをクリックしましょう。

設定した際にパスワードを付けている場合は、パスワードの入力を求められるため、管理者や作成者に確認して入力します。

保護が解除されれば、通常どおりコメントを右クリックして削除できるようになります。

ただし、今回の目的が「削除」ではなく「表示は残したまま印刷しない」ことであれば、無理に削除する必要はありません。

保護を解除したうえで方法1の印刷設定だけを変更すれば、コメントを消さずに印刷結果からだけ除外できます。

削除できない、かつ削除する必要もない場合は、保護を解除したあと再度同じ設定で保護をかけ直しておくと安全です。

【削除できないのは文書保護が原因であることが多く、必ずしも削除しなくても印刷設定の変更だけで目的を達成できます】

 

マクロ(VBA)で印刷時だけコメントの表示を切り替える方法

頻繁に「コメントを表示したまま印刷だけ除外する」操作を行う場合は、毎回手動で設定を切り替えるのが面倒に感じることもあるでしょう。

そのような場合は、VBAマクロを使って印刷前後で自動的に設定を切り替える方法が便利です。

マクロを使えば、ボタン一つで印刷用の状態に切り替え、印刷後は元の表示状態に戻すといった処理を自動化できます。

解決方法

「開発」タブから「Visual Basic」を開き、標準モジュールに以下のコードを入力します。

Sub PrintWithoutComments()

    Dim originalSetting As Boolean

    ' 現在のマークアップ印刷設定を保存
    originalSetting = ActiveDocument.PrintOutRevisionsMode

    ' マークアップを印刷しない設定に変更
    ActiveDocument.PrintOutRevisionsMode = wdPrintOutRevisionsModeFinal

    ' 印刷を実行
    ActiveDocument.PrintOut

    ' 設定を元に戻す(画面表示には影響しません)
    ActiveDocument.PrintOutRevisionsMode = originalSetting

End Sub

このマクロを実行すると、印刷時のマークアップ表示設定を一時的に「最終版(コメントなし)」に切り替えたうえで印刷を実行します。

印刷が終わった後は、保存しておいた元の設定に自動的に戻すため、画面上のコメント表示には影響がありません。

頻繁に印刷する文書であれば、このマクロをクイックアクセスツールバーに登録しておくと、ワンクリックで同じ操作が行えて便利です。

ただし、マクロを含むファイルは環境によってセキュリティ警告が表示されることがあるため、社内のルールに従って利用しましょう。

【マクロで印刷用の設定に一時的に切り替え、印刷後に元へ戻す処理にすることで画面表示を変えずに繰り返し作業を効率化できます】

 

印刷前に必ず確認しておきたいチェックポイント

設定を変更したつもりでも、実際にはコメントが印刷されてしまっていたというミスはよくあります。

本番の用紙に印刷する前に、必ず印刷プレビューで最終確認を行う習慣をつけておきましょう。

「ファイル」タブの「印刷」を開くと、右側にプレビュー画面が表示されるので、右側に吹き出しが出ていないかをここで確認します。

プレビューで問題がなければ、そのまま印刷を実行して問題ありません。

もしプレビューにまだコメントが残っている場合は、方法1で紹介した「変更履歴/コメントを印刷する」のチェックが外れているかどうかを再度確認してください。

複数人で編集している文書の場合、保存し直すたびに設定が初期値に戻ってしまうこともあるため、印刷のたびに確認する癖をつけておくと安心です。

 

まとめ ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法(右側に表示される吹き出しを非印刷に設定・削除できない)

ワードのコメントを印刷しないで表示だけ残す方法をまとめると

・基本的な解除方法:ファイル→印刷→設定→「変更履歴/コメントを印刷する」のチェックを外す

・表示設定の確認:校閲タブの「変更内容の表示」は画面表示用、印刷設定とは別物と理解する

・吹き出しの表示形式:校閲タブの「吹き出し」からインライン表示への切り替えも可能

・PDF発行時の設定:エクスポート時のオプションで「コメントおよびインクのマークアップを含める」のチェックを外す

・削除できない場合:編集の制限による保護が原因のことが多く、保護を解除するか印刷設定の変更だけで対応する

・繰り返し作業の効率化:VBAマクロで印刷時だけ一時的に設定を切り替える

これらの方法を状況に応じて試していけば、ほとんどのケースでコメントの印刷に関する悩みを解決できます。

特にファイルタブの印刷設定にある「変更履歴/コメントを印刷する」のチェックを外す方法は最も基本的で効果的ですので、まずこれを試すことをおすすめします。

ただし、コメントを削除できないからといって無理に文書の保護を解除すると、意図せず内容が編集されてしまうリスクもあります。

本当に削除が必要なのか、それとも印刷結果からだけ除外できれば十分なのかを見極めたうえで、適切な方法を選ぶようにしてください。

Wordのコメント機能の仕組みを正しく理解して、レビュー履歴を残しながらすっきりとした印刷物を作成していきましょう。

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