たくさんの漢字を見ていると、その形状はわかるものの意味・読み方・書き方などがわからずに苦労することがありますよね。
このわかりそうでわからない漢字の代表として「牛へんに匕(牝)」と書くものがありますが、あなたはこの漢字の詳細を理解していますか。
ここでは、この牛へんに匕(牝)の意味や読み方や書き方や部首や画数や熟語や異体字は?について解説していきますので、参考にしてみてください。
牛へんに匕(牝)の漢字の意味や読み方は?
それではまず牛へんに匕の漢字(牝)の意味や読み方について見ていきましょう。
牛へんに匕(牝)という漢字の読み方ですが、音読みは「ヒン」、訓読みは「め」や「めす」と読みます。
牛へんに匕(牝)という漢字は常用漢字に定められていますが、あまり日常生活では使わない漢字かと思います。どんな読み方や意味があるか見ていきましょう。
音読みの「ヒン」という読み方ですが、右側の「匕」が「ヒ」と読めます。つくりが音を表現し、読み方は何となく想像できるでしょう。訓読みは「め」や「めす」という読み方です。
ここでこの「牛へんに匕(牝)」の意味について説明していきます。
まず、この牛へんに匕(牝)の漢字の左側のへんの牛という漢字は、「ウシそのもの」の意味を持つ文字です。右側のつくりの匕という漢字は「尻」の漢字などにみられるように「尻尾(しっぽ)」を表しているのです。
これらが合体し、牛の女性(メス)を意味する漢字がこの牛へんに匕(牝)となっているわけです。
また、「牝」は「牛」をはじめとして、4本足でどっしりと構えている動物(特に哺乳類)に使用するのが基本です。似た意味の漢字に「雌」があるわけですが、こちらは基本的に鳥類の動物などに使いますね(右側が鳥類を意味する部首のため)。
現在では「雌」の方が一般的のため、「牝」の方が使用場面が限定されると覚えておきましょう(4本足で動く動物が少ない?ことが要因かもしれません)。
牛へんに匕(牝)の漢字の部首や画数は?
牛へんに匕(牝)の漢字の部首や画数が知りたい人もいるでしょう。
牛へんに匕(牝)の部首は「牛へん」であり、画数は「6画」です。
牛へんに匕(牝)の書き方や書き順は?
また牛へんに匕(牝)の書き方(書き順)についても見ていきましょう。
牛へんに匕(牝)の漢字の書き順は以下の通りです。
牛へんに匕(牝)の1画目は牛へんの左側にある縦棒の部分から始まります。右上から左下にやや斜めに書きます。
2画目は牛へん1画目の横棒です。
3画目は牛へん2画目に垂直の縦棒です。
4画目は牛へんの一番下の横棒です。左下から右上にやや斜めに書きます。
5画目は「匕」の右上の横棒です。右上から左下にやや斜めに書きます。
6画目は「匕」の左上の縦棒です。縦棒最後を右に曲げます。
これらが牛へんに匕(牝)の書き方です。
牛へんに匕(牝)の熟語は?
さらには、牛へんに匕(牝)を用いた熟語についても確認していきましょう。
牛へんに匕(牝)を使った熟語は
・牝馬(ひんば)
などがあげられます。
各々の意味や読み方などについては別途こちらで解説していますので、参考にしてみてください。
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