サクサクジューシーなとんかつはとても美味しいですよね。けれど家庭で作ると少し手間がかかって大変です。
特に難しいのが油で揚げる工程であり、揚げ方が悪いと美味しくないだけでなく「生焼け」など健康状態悪化につながる場合もあるので注意が必要です。
ここではとんかつに関係する「とんかつは生焼け(レア)で食べてもいいのか」「とんかつが生焼けがどうかの見分け方」「とんかつを生で食べてしまった時の対処方法」について解説していきます。
とんかつをレア(生焼け)で食べても大丈夫?
結論からいいますと、とんかつをレア(生焼け)やミディアムで食べてはいけません。
このことについてとんかつのメイン材料の豚肉の観点から以下で詳しく解説します。料理番組やレシピ本で「豚肉にはしっかり火を通しましょう」と説明されているのをよくみかけると思います。
豚肉は中心部まで十分に加熱調理して食べる必要があります。一般に流通している豚肉は加熱調理用となっており生食できるものは販売されていません。
これは豚肉に寄生虫がつきやすいことと、細菌によって豚肉が傷みやすいことからです。
具体的には生焼けの豚肉を食べると
・豚肉の寄生虫による感染
が起こり重症化する可能性もあるため、食べない方がいいのです。
よってとんかつも中心部までしっかり加熱してから食べるべきです。重要なことなので繰り返しますが、レア(生焼け)な状態では、新鮮なお肉であっても決して口にしてはいけません。
具体的な加熱方法として、豚肉の中心部を75度以上で1分以上加熱することで細菌はほぼ死滅します。ただ、中まで火が通ったかどうかはわかりにくいので、肉のグラムや厚さにあわせたレシピをきちんと参照しましょう。
ちなみに私がとんかつを作る際は基本的には「180度ほどの油で6~7分程度」を目安にしています。美味しさも保ちつつ、生焼けではない状態になっていたので、参考にするといいです。
とんかつが生焼けかどうかの見分け方は?色が赤いと生焼けか?
このようにレアなとんかつは食べないほうがいいのですが、どのように見分けることができるのでしょうか。
結論からいいますと、とんかつが生焼けかどうかはその調理工程と大きく関係しています。そして色が赤っぽくても生焼けではない場合もあり、以下で具体的に確認していきます。
・お店のとんかつの場合
例えば、美味しいとんかつのお店で提供されるとんかつは、断面がうっすら赤みがかった色をしていてミディアムレアな加減に感じることもありますよね。
ただ、お店で提供される赤みがかったとんかつは決して生焼けではありません。
上記したように豚肉の中心部は75度以上で1分以上加熱していれば、細菌のリスクはなくなり食べても大丈夫になります。つまり肉の色が赤っぽく感じても熱がきちんと入っていれば問題なく食べることができるわけです。
お店のとんかつから食中毒になると大事になるため、
・家で揚げるとんかつの場合
家であげるとんかつの場合では、上述のよう「180度ほどの油で6~7分程度」で揚げておけば問題ありません。なお、これよりも短い時間の5分弱などでも問題ないといった意見も多いので、そのあたりであれば安心して食べていいです。
うまく余熱で調理できれば、肉の中心部に火が通りすぎることなくジューシーな状態に仕上げることができますよ。
とんかつを生焼けで食べてしまった時の対処方法は?
このようにとんかつをレアで食べるのは十分に避けた方がいいのですが、万が一気付かずに食べてしまうこともありえます。
もし生焼けと気づかずに食べてしまったときはまず医療機関にいく
ここまで述べてきた通り、生肉には食中毒菌がついており、
食中毒が発症した場合、初期の症状は軽くても急に悪化し、
もちろん病院に行かない選択肢もありますが、
なお、豚肉が原因となる食中毒は、おおむね食べてから7日以内に
まとめ とんかつを生焼けで食べてしまったときはどうする?とんかつをレアやミディアムで食べても大丈夫?
ここでは、とんかつをレアやミディアムで食べても大丈夫?とんかつを生焼けで食べてしまったときはどうする?ついて解説しました。
・とんかつは生焼け(レア)やミディアムレアでは食べてはいけない
・赤い色のとんかつだから生焼けというわけではなく、調理工程が大切
・とんかつを生焼けで食べた場合は、食中毒になるケースがあるため医療機関にいくといい
です。
とんかつに関する知識を身につけ、日常の生活に役立てていきましょう。
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