普段何気なく過ごしている中で、おおよその意味はわかるものの「厳密な定義がわからない」言葉に出会うことがあるでしょう。
これに該当する代表の言葉として「数人」「数名」がありますが、あなたはこれらの詳しい意味や使い方を理解していますか。
ここではこれら「数人」という用語に着目して「数人とは何人?数名との違いは?数十人と十数人の違いや使い方は?」について解説していきますので、参考にしてみてください。
数人とは何人?意味や使い方を解説
それでは以下で数人とは何人を意味するのかについて見ていきます。
結論からいいますと、数人とは厳密に定義された言葉ではなく、おおよそ2~10人以下の人数を指しています。特に、現代では「2、3人」もしくは「5、6人」のどちらかを指すケースが多いです。
数人の使い方を例文を交えて確認します。
・あるクラスの生徒を数人ずつに分けてグループ化する
などと使用すればOKです。
ただ、上述のよう人によって「数人」の定義は違ってくるため、大事な場面ではこの曖昧な言葉は控えましょう。具体的には数人ではなく、3人、4人などと数値を用いて、相手の正確な意図をくみ取るよう工夫するといいです。
数名とは何人?数人との違いは?【類語】
さらには、数人の類語として「数名」という言葉もあり、この意味についても見ていきます。
数名の意味としては上の「数人」とほぼ同じであり、大枠としては2~10人であるものの「2、3人」もしくは「5、6人」のどちらかを指すケースが多いです。
ただ、数人と数名では使い方に違いがあります。
具体的には、狭義の使われ方としては
・数名:対象の人たちが特定できる場合に使用
と決まっているのです(なお数名のことを若干名などの類語にて表現することもあります)。
英語における冠詞のaとtheの関係をイメージするといいですね(a:数人、the:数名に対応)。
数人と数名には違いがあると記載したものの、口語レベルであればどちらであっても意味は通じるため、使いたい方を使えばいいと思います。
この時先にも述べたように「具体的な人数」が重要となる状況では、どちらの言葉も使わない方が無難です。
数十人と十数人の意味や違いや使い方は?
さらには、数人、数名と似た表現として「数十人」「十数人」という言葉を使うこともあるでしょう。
まず数十人も厳密な定義はないものの、広い意味では20~99人を指しています。なお現在では数人と同じ使い方として、数十人を20~30人か、50~60人のどちらかの意味で使用する割合が高いです。
ただ数十人という用語も曖昧な表現なので、数値が重要な場面での使用は避けましょう。
十数人とは?数十人との違いは?
なお、数十人と似た言葉の十数人の意味・使い方も見ていきましょう。
十数人も厳密には定義されていないものの、12~19人を意味するのが基本です。これは「十数=十+数人」と成り立っているためですね。
数十人では、数×十と修飾されていることを考えても、上の十数人との違いがよくわかります。
まとめ 数人とは何人?数名との違いは?数十人と十数人の違いや使い方なども解説!
ここでは、「数人」という用語に着目して「数人とは何人?数名との違いは?数十人と十数人の違いや使い方は?」について解説しました。
どれもややこしい表現のため、この機会に理解しておくといいです。
さまざざな言葉の意味や使い分けを学び、日々の生活に活かしていきましょう。
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