SO2の酸化数や電離式や分子量は？SO2と過酸化水素（H2O2）との化学反応式も解説！【二酸化硫黄】

科学的な解析（化学）を行う際には基本的に反応物質の分子量や酸化数や電離式などの理解が必要となることが多いです。

そのためさまざまな物質の分子量や酸化数や電離式を理解しておくといいわけですが、あなた覚えられていますか。

ここでは代表的な化学物質のSO2（二酸化硫黄）に着目して、その分子量・酸化数・電離式や、H2O2（過酸化水素水）との反応式などをまとめていきますので、参考にしてみてください。

SO2の酸化数は？【二酸化硫黄の酸化数】

それではまずSO2の酸化数について考えていきましょう。

SO2の各々の酸化数はS：+4、O：-2となります。

つまり+4+ (-2×2 ) = 0となり、SO2単体での酸化数は0と収支が取れているのですね。

SO2の際にはSの酸化数が+4となっていることに気を付けましょう。

なお、SO2の問題として「電離式」が求められるケースも多いです。

SO2の電離式は、

SO2 ＋ H2O → H⁺+ HSO3^－となります。

さらにHSO3^－はもう一段電離して、

HSO3^－ ↔ H⁺+ SO3²^－

となります。

つまり二硫化酸素は水と反応すると、水素イオンと亜硫酸イオン（SO3²^－）に電離すると覚えましょう。

さらには、SO2の分子量を問われることも多いです。

結論からいいますと、SO2の分子量は約64です。

具体的には各々の値が

・S：32.1

・O：16.0

のため、32.1 + (16.0×2）＝64.1と計算できるのです。

さらには、SO2（二酸化硫黄）とH2O2（過酸化水素水）の化学反応式についても見ていきましょう。

二酸化硫黄に過酸化水素水を入れると、硫酸を生成します。

SO2 ＋ H2O2 → H2SO4

ここでは、代表的な化学物質のSO2（二酸化硫黄）に着目して、その分子量・酸化数・電離式、水との反応式などについて解説しました。

ややこしい化学式が多いため、この機会に覚えておくといいです。

さまざまな反応を理解し、日々の業務に役立てていきましょう。