数学や日常生活で使われる「小数点第一位を四捨五入」という表現。
一見簡単そうに見えますが、具体的にどこを四捨五入すればいいのか?がわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、小数点第一位とは?どこか、小数点第一の四捨五入の方法について具体例を挙げてわかりやすく解説していきます。
小数点第一位とはどこ?
それではまず、小数点第一位の位置について解説していきます。
小数点第一位とは、
を指します。
つまり、小数点のすぐ右隣にある数字が小数点第一位です。
これは「小数点以下第一位」「小数点以下第二位」とも呼ばれます。
小数点第一位の例
例えば:
- 1.234 の場合、「2」が小数点第一位
- 0.567 の場合、「5」が小数点第一位
- 123.4 の場合、「4」が小数点第一位
- 9.8765 の場合、「8」が小数点第一位
このように、小数点の右側にある最初の数字が小数点第一位となりますね!
小数点第一位を正確に理解することで、後に記載の「小数点第一位まで四捨五入」や「小数点第一位まで表示」といった指示に正確に対応できるようになります。
小数点第一位を四捨五入とは?
続いては、小数点第一位を四捨五入する方法について確認していきます。
四捨五入とは、ある位の数値を基準として、それより下の位の数値が5未満なら切り捨て、5以上なら切り上げる計算方法です。
「小数点第一位を四捨五入」とは、小数点第一位に注目して、その右側の数字(小数点第二位)の値によって四捨五入を行うことを意味します。
・小数点第二位の数字を確認する
・その数字が5以上なら、小数点第一位の数字を1増やす
・その数字が5未満なら、小数点第一位の数字はそのまま
・小数点第二位以降の数字は削除する
ですね(^^)/
このルールに従って処理することで、小数点第一位までの数値表示になります。
例えば、2.49という数値を小数点第一位で四捨五入する場合:
- 小数点第一位は「4」
- 小数点第二位は「9」で5以上
- よって小数点第一位を1増やして「5」に
- 結果は「2.5」
一方、2.44という数値を小数点第一位で四捨五入する場合:
- 小数点第一位は「4」
- 小数点第二位は「4」で5未満
- よって小数点第一位はそのまま「4」
- 結果は「2.4」
「小数点第一位を四捨五入」という表現は、「小数点第一位までの表示にするために四捨五入する」という意味でも使われます。
結果として、数値は小数点第一位までの表示となり、小数点第二位以降は表示されません。
小数点第一位を四捨五入の具体例を複数紹介!
ここでは、小数点第一位を四捨五入する具体的な例をいくつか紹介します。
基本的なパターンは上で記載のため、少々珍しい場合の小数点以下第一の四捨五入をを確認していきましょう。
ちょうど5の場合
- 2.45 → 2.5(小数点第二位の「5」が5以上のため、小数点第一位の「4」を1増やして「5」に)
- 7.85 → 7.9(小数点第二位の「5」が5以上のため、小数点第一位の「8」を1増やして「9」に)
繰り上がりが発生する場合
- 3.99 → 4.0(小数点第二位の「9」が5以上のため、小数点第一位の「9」を1増やすと「10」になるので、一の位も繰り上がって「4.0」に)
- 9.95 → 10.0(小数点第二位の「5」が5以上のため、小数点第一位の「9」を1増やすと「10」になるので、一の位も繰り上がって「10.0」に)
負の数の場合
- -2.34 → -2.3(小数点第二位の「4」が5未満のため、小数点第一位の「3」はそのまま)
- -2.36 → -2.4(小数点第二位の「6」が5以上のため、小数点第一位の「3」を1増やして「4」に)
一の位が0の場合
- 0.47 → 0.5(小数点第二位の「7」が5以上のため、小数点第一位の「4」を1増やして「5」に)
- 0.94 → 0.9(小数点第二位の「4」が5未満のため、小数点第一位の「9」はそのまま)
整数部分が複数桁の場合
- 123.45 → 123.5(小数点第二位の「5」が5以上のため、小数点第一位の「4」を1増やして「5」に)
- 999.99 → 1000.0(小数点第二位の「9」が5以上のため、小数点第一位の「9」を1増やすと桁上がりが連続して発生し、「1000.0」になる)
まとめ 小数点第一位まで表示とは?小数点第一位を四捨五入とは?
この記事では、小数点第一位まで表示とは?小数点第一位を四捨五入とは?について解説しました。
本記事をうまくご活用しさらに快適に過ごしていきましょう。

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