パソコンで文字を入力する際に、アンダーバー(_)という下線記号を入力したいのに、キーボードのどこを押せばいいのか分からなくて困った経験はありませんか。
この記事では、パソコンでの下ハイフンの出し方・打ち方(アンダーバー・キーボード・入力方法)について解説していきます。
ポイントは
・Shiftキーとハイフンキーの組み合わせ
・キーボードの種類による位置の違い
・全角と半角の使い分け
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
アンダーバー(下ハイフン)とは
アンダーバー(_)は、下線やアンダースコアとも呼ばれる記号です。
主にファイル名、メールアドレス、プログラミング、URLなどで使用され、スペースの代わりとして機能することが多いでしょう。
例えば「file_name.txt」や「user_name@example.com」のように使われます。

見た目は単純な横線ですが、ハイフン(-)とは異なる記号であり、用途も異なります。
ハイフンは文字と文字をつなぐために使われますが、アンダーバーは主に単語と単語の区切りとして使用されます。
キーボードから入力する方法を覚えておけば、様々な場面で活用できるでしょう。
アンダーバーの出し方1【日本語キーボードでの基本的な入力方法】
日本語キーボード(JISキーボード)を使用している場合、アンダーバーは特定のキーの組み合わせで入力できます。
最も一般的で確実な方法から説明していきましょう。
この方法は、Windows10、Windows11のどちらでも同じように使用可能です。
操作方法
まず、IMEを半角英数モードに切り替えます。
キーボードの左上にある「半角/全角」キーを押して、タスクバーのIMEアイコンが「A」の表示になっていることを確認しましょう。

次に、Shiftキーを押しながら、キーボードの右上付近にある「ろ」と書かれたキーを押します。
このキーには、通常「_」と「-」の記号も表示されています。
Shiftキーと同時に押すことで、下側に印字されている「_」(アンダーバー)が入力されます。
Shiftキーを押さずに単独で押すと、上側の「-」(ハイフン)が入力されるため、間違えないよう注意してください。
正しく入力できると、「_」という下線記号が表示されます。
連続して入力したい場合は、Shiftキーを押しながら該当のキーを複数回押すことで、「___」のように続けて入力できるでしょう。
この方法は最も基本的で確実な入力方法ですので、まずはこれを覚えておくことをおすすめします。
操作のポイント:半角英数モードにしてから、Shiftキーを押しながら「ろ」のキー(右上付近)を押す。これで半角のアンダーバーが入力できます。
アンダーバーの出し方2【全角のアンダーバーを入力する方法】
場合によっては、全角のアンダーバー(_)を入力したいこともあるでしょう。
全角と半角では見た目の太さや幅が異なるため、文書のレイアウトによって使い分ける必要があります。
日本語の文章中では、全角のアンダーバーの方が見た目のバランスが良い場合もあります。
操作方法
まず、IMEを日本語入力モード(ひらがなモード)に切り替えます。
「半角/全角」キーを押して、タスクバーのIMEアイコンが「あ」の表示になっていることを確認しましょう。

日本語入力モードで、「アンダーバー」とひらがなで入力します。
「あんだーばー」と入力してスペースキーを押すと、変換候補に「_」(全角)や「_」(半角)が表示されます。
全角のアンダーバー「_」を選択して確定すれば、全角で入力されます。
また、「した」や「あんだー」と入力して変換しても、候補に表示されることがあります。

もう一つの方法として、日本語入力モードのままShiftキーと「ろ」のキーを同時に押すと、全角のアンダーバーが入力されることもあります。
ただし、IMEの設定によって動作が異なる場合があるため、確実に全角で入力したい場合は変換による入力をおすすめします。
全角と半角の見た目の違いを確認しながら、用途に応じて使い分けましょう。
操作のポイント:日本語入力モードで「あんだーばー」と入力して変換。全角(_)と半角(_)から選択できます。
アンダーバーの出し方3【英語キーボード(USキーボード)での入力方法】
英語キーボード(US配列キーボード)を使用している場合、アンダーバーの位置が日本語キーボードとは異なります。
海外製のノートパソコンや、プログラマー向けのキーボードでは英語配列が採用されていることが多いでしょう。
この配列でのアンダーバーの入力方法を覚えておくと便利です。
操作方法
英語キーボードでは、アンダーバーはハイフンと同じキーに配置されています。
キーボードの右側、数字の「0」の右隣にある「-」と「_」が印字されたキーを探しましょう。
このキーをShiftキーと同時に押すことで、アンダーバー(_)が入力されます。
Shiftキーを押さずに単独で押すと、ハイフン(-)が入力されます。
英語キーボードの場合も、基本的な操作は日本語キーボードと同じで、Shiftキーとの組み合わせで入力するという点は共通しています。
ただし、キーの位置が異なるため、日本語キーボードに慣れている方は最初は戸惑うかもしれません。
英語キーボードを使用する場合は、他の記号の位置も異なることが多いため、キー配置を確認しながら使用することをおすすめします。
どちらのキーボードを使用しているか分からない場合は、実際にキーボードの印字を確認してみましょう。
操作のポイント:英語キーボードでは、数字の0の右隣にあるキーをShiftキーと同時に押す。位置は異なるが、操作方法は日本語キーボードと同じです。
アンダーバーの出し方4【テンキーからの入力方法】
デスクトップパソコンのフルサイズキーボードには、右側にテンキー(数字専用キー)が付いていることが多いでしょう。
一部のキーボードでは、テンキーを使ってアンダーバーを入力することも可能です。
ただし、この方法はキーボードの種類によって利用できない場合もあります。
操作方法
テンキーを使用する場合、まずNumLockがオンになっていることを確認します。
NumLockランプが点灯している状態であれば、テンキーが有効になっています。
一部のキーボードでは、テンキーの「-」(マイナス)キーをShiftキーと同時に押すことで、アンダーバーが入力できることがあります。
ただし、多くのキーボードではこの方法は機能せず、通常のハイフンが入力されるだけです。
より確実な方法として、Altキーを押しながらテンキーで数字コードを入力する方法があります。
半角のアンダーバーを入力したい場合は、Altキーを押しながらテンキーで「95」と入力します。
Alt + 95 = _
この方法は、通常のキーが使えない特殊な状況や、キーボードの一部が故障している場合などに役立ちます。
ただし、アプリケーションによっては動作しないこともあるため、基本的には前述の方法を使用することをおすすめします。
テンキーがないノートパソコンでは、この方法は使用できないことに注意しましょう。
操作のポイント:Altキーを押しながらテンキーで「95」と入力すると、半角アンダーバーが入力される。ただし環境によっては動作しない場合もあります。
アンダーバーの出し方5【記号入力メニューから選択】
キーボードの操作に不安がある場合や、キーの配置が分からない場合は、記号入力メニューから選択する方法もあります。
この方法は確実性が高く、他の記号も同時に探せるため、初心者の方にもおすすめです。
Windows10やWindows11のIMEには、記号を選択できる機能が搭載されています。
操作方法
日本語入力モードで、「きごう」とひらがなで入力します。
スペースキーを押して変換すると、様々な記号の一覧が表示されます。

矢印キーで候補をスクロールしていくと、「_」(アンダーバー)も表示されるはずです。
見つけたらEnterキーで確定しましょう。
また、「けいせん」と入力して変換すると、罫線や下線記号の候補が表示され、その中にアンダーバーが含まれていることもあります。
IMEパッドを使用する方法もあります。
タスクバーのIMEアイコンを右クリックして「IMEパッド」を選択しましょう。

IMEパッドが開いたら、左側のアイコンから「記号」を選択します。
記号の一覧が表示されるので、カテゴリから「一般句読点」や「ASCII記号」を選ぶと、アンダーバーを見つけやすいでしょう。
目的の記号をクリックすると、カーソル位置に入力されます。
この方法は少し手間がかかりますが、キーボードの配置を覚えていなくても確実に入力できます。
操作のポイント:日本語入力モードで「きごう」と入力して変換、またはIMEパッド→記号から選択。キー配置が分からない場合でも確実に入力できます。
アンダーバーが入力できない場合の確認事項
上記の方法を試してもアンダーバーが入力できない場合、いくつかの原因が考えられます。
キーボードの設定、IMEの状態、アプリケーションの制限などが関係しているかもしれません。
トラブルシューティングのポイントを確認しておきましょう。
対処法
まず、キーボードの配列設定が正しいか確認します。
日本語キーボードを使用しているのに、Windowsの設定が英語キーボードになっていると、正しく入力できません。
「設定」→「時刻と言語」→「言語と地域」→「日本語」の「オプション」を開き、キーボードレイアウトを確認しましょう。

「日本語キーボード(106/109キー)」が選択されていることを確認してください。
英語キーボードを使用している場合は「英語キーボード(101/102キー)」を選択します。
次に、NumLockやCapsLockの状態を確認します。
これらのロックキーがオンになっていると、一部のキーが正常に動作しないことがあります。
NumLockキーやCapsLockキーを押して、ランプの状態を切り替えてみてください。
また、使用しているアプリケーションによっては、特定の記号の入力が制限されていることがあります。
例えば、一部のフォームやパスワード入力欄では、アンダーバーが使用できない場合もあるでしょう。
別のアプリケーション(メモ帳、Word、エクセルなど)で試してみて、入力できるか確認しましょう。
キーボード自体が故障している可能性もあります。
オンラインのキーボードテストサイトを利用して、該当のキーが正しく反応しているか確認できます。
反応しない場合は、キーボードの掃除や交換を検討する必要があるかもしれません。
Bluetoothやワイヤレスキーボードの場合は、電池残量や接続状態も確認してください。
操作のポイント:キーボード配列設定を確認し、NumLock・CapsLockの状態をチェック。別のアプリケーションで試して、キーボード自体の問題か確認しましょう。
アンダーバーとハイフンの違いと使い分け
アンダーバー(_)とハイフン(-)は見た目が似ているため、混同されることがありますが、用途は明確に異なります。
正しく使い分けることで、より適切な文書やファイル名を作成できるでしょう。
それぞれの特徴と使用場面を理解しておくことが重要です。
使い分けのポイント
アンダーバー(_)は、主に以下の場面で使用されます。
・ファイル名やフォルダ名でスペースの代わりとして使用(例:report_2025.docx)
・プログラミングで変数名や関数名の単語区切り(例:user_name、get_data)
・メールアドレスやURLの一部(例:user_name@example.com)
・データベースのテーブル名やカラム名

一方、ハイフン(-)は以下の場面で使用されます。
・日本語の単語や英単語をつなぐ(例:オンライン-ショップ、co-operation)
・電話番号の区切り(例:03-1234-5678)
・日付の区切り(例:2025-11-04)
・URLのドメイン名やページ名(例:www.example-site.com)

特にファイル名では、スペースを使用すると一部のシステムで問題が発生することがあるため、アンダーバーで区切ることが推奨されます。
ただし、URLやドメイン名ではハイフンが一般的に使用され、アンダーバーは使用しない方が良いとされています。
プログラミングでは、言語やコーディング規約によって推奨される記号が異なることもあるでしょう。
PythonではアンダーバーでつなぐSnake Case(例:user_name)が推奨され、JavaScriptではキャメルケース(例:userName)が一般的です。
用途や環境に応じて、適切な記号を選択することが大切です。
使い分けのポイント:ファイル名やプログラミングではアンダーバー、日付や電話番号の区切りにはハイフンを使用。用途に応じて正しく使い分けましょう。
まとめ パソコンでのアンダーバーの出し方・の打ち方(下のハイフン・キーボード・入力方法)
パソコンでアンダーバー(下ハイフン)を入力する方法をまとめると
・日本語キーボードの基本:半角英数モードでShiftキー+「ろ」のキー(右上付近)を押す
・全角アンダーバー:日本語入力モードで「あんだーばー」と入力して変換
・英語キーボード:数字の0の右隣のキーをShiftキーと同時に押す
・テンキー使用:Altキーを押しながらテンキーで「95」と入力(環境による)
・記号メニュー:「きごう」と入力して変換、またはIMEパッド→記号から選択
・入力できない場合:キーボード配列設定を確認し、NumLock・CapsLockの状態をチェック
・ハイフンとの違い:ファイル名やプログラミングではアンダーバー、日付や電話番号ではハイフンを使用
これらの方法を覚えておけば、どのような状況でもアンダーバーを確実に入力できるはずです。
最も基本的で確実な方法は、半角英数モードにしてShiftキーと「ろ」のキーを同時に押すことです。
この操作を覚えておけば、ほとんどの場面で問題なくアンダーバーを入力できるでしょう。
アンダーバーとハイフンは似ていますが、用途が異なるため、正しく使い分けることが重要です。
ファイル名、メールアドレス、プログラミングなど、様々な場面で必要になる記号ですので、入力方法をしっかり身につけておきましょう。
キーボードの配列や設定によって入力方法が異なることもありますが、複数の方法を知っておけば、どのような環境でも対応できます。


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