今回は【パワーポイント】画像・図の透明度ができない(写真も:塗りつぶしの半透明:透過:薄くしたい)原因と直し方を紹介します。
ポイントは以下の点です。
・基本的な透明度の設定:画像選択→「図の形式」→透明度調整で0~95%の7段階から選択
・ 塗りつぶし(単色)設定が白色になっていると透明度が正しく適用されない
→図の書式設定で「塗りつぶしなし」を選択してから透明化を実行
・画像装飾機能(枠や影効果)が透明化を妨げる場合がある
→背景色が白になるクイックスタイルを避ける
・Web版のPowerPoint 365では画像の透明度調整機能が利用できない
→無料オンラインツールを使用
それでは早速見ていきましょう。
パワポで画像・図・写真の透明度ができない原因と直し方1【基本的な透明度の設定方法】
まず、はじめに透明度の設定についてです。
透明度を上げたい写真や図を挿入し、画像を選択します。
そうすると上部に図の形式という文字が赤くなっている事が分かるかとおもいます。
そちらをクリックしていただいて、透明度調整のタブを開きます。
すると透明度0%~95%まで7種類のパターン画像が表示されますので、任意の透明度を選択してください。
すると対象の画像が指定の透過率へと変換されます。


このように調整は何度でもできますので、失敗しても大丈夫です!
また更に細かく透明度の数値を変化させたい場合ですが、図の形式から透明度の図の透明度調整オプションを選択して下さい。
すると図の書式設定が表示され、そこに透明度の設定項目があります。
任意の数値の入力、もしくはバーを移動させることで直感的に透明度の調整が可能となります。

このように簡単に調整ができます。
続いてこのやり方で透明度が変化せず画像の色見が変わるという場合です。
1つ目の原因としては塗りつぶし(単色)設定がされている場合が考えられます。
こちらは画像を挿入しただけでは設定されません。
しかし書式設定から図形と同じように透明度の設定を変えようとすると、実は塗りつぶしの色が初期設定の白になってしまいます。
一見すると画像に変化はありませんが、実は背景色は白の設定です。ですので、こちらの項目だけでは画像の透明度は変えられません。

対策としては図の書式設定から塗りつぶしなしを選択してから、前途した透明化の手順を実行してください。
もし塗りつぶし(単色)が設定されていたままの場合、前途の手順で透明化を行っても完全には透明化されません。
逆に対象が図形の場合はこのやり方で透明化できます。
パワポで画像・図・写真の透明度ができない原因と直し方2【クイックスタイルの影響】
続いては画像の透明化の妨げになる機能の一つとしてクイックスタイルがあげられます。
クイックスタイルとは画像を簡易的に装飾する機能になります。
印刷した写真のように枠を付けたり影の効果を加えたりするものですが、このクイックスタイルを適応した状態ではスタイルの種類によっては透明化はできなくなります。
その原因としては、スタイル適応時に背景に白い図形が自動で挿入されてしまう為だと考えられます。
透明度を上げてからクイックスタイルに変更しても同様です。
対策は背景色が白になるクイックスタイルを使用しない事です。
パワポで画像・図・写真の透明度ができない原因と直し方3【バージョンの制限】
最後の原因はシンプルにパワーポイントのバージョンです。
今回ご紹介したものは365になりますが、WEB版の365ではこちらの画像への透明度の調整はできないようです。
別の手段としてバナー工房というサイトで無料で画像の半透明化ができますので、そちらをご利用下さい。
まとめ パワポで画像・図・写真の透明度ができない原因と直し方
今回はパワポで画像・図・写真の透明度ができない原因と直し方に触れてみました。
図形と画像はどうちがうの?おなじようなものじゃないか?そう思われる方も多いと思いますが、ここはしっかり使い分けていきましょう。
またさらにパワーポイントの奥深さに触れていただけたかと思います。
コツコツ頑張りましょう!


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