この記事では、パワーポイントで書式を一括変更・統一する方法(フォントや字体の設定:効率的に揃えるコツ)を解説していきます。
ここでのポイントは
• スライドマスターを使えば全体の書式を一括変更できる
• テーマやデザインを利用すればフォントや色を一括で統一できる
• 個別スライドでは「検索と置換」で効率的に修正できる
それでは詳しく見ていきましょう。
パワポで書式の一括変更方法1【スライドマスターの編集】
プレゼン資料全体のフォントや文字サイズを統一する最も効果的な方法は スライドマスターの編集 です。
スライドマスターは、プレゼンの土台となるレイアウトをまとめて管理する機能で、ここを編集すればすべてのスライドに一括で反映されます。
たとえば「資料全体のフォントをゴシック体から明朝体に変えたい」といった場合、1枚ずつスライドを直していたら膨大な時間がかかります。
しかしスライドマスターを開き、タイトルや本文のスタイルを一度修正すれば、全スライドが一瞬で統一されます。
さらに文字のサイズ、色、行間も一括で調整できるため、「タイトルは28pt、本文は20pt」といった規定を簡単に反映可能です。
プレゼン全体の印象を整えるうえで必須の機能といえるでしょう。
操作手順
1. リボンから [表示] をクリック
2. [スライドマスター] を選択

3. 設定したいスライドレイアウトをクリックします。
4. 「マスタータイトルの書式設定」をクリックします。

5. フォントの種類と色を変更します。(ここではわかりやすいようにこの二種類を設定しています)
6. マスター表示を閉じるをクリックします。

これですべてのスライドのフォントなどの書式が統一されました。

パワポで書式の一括変更方法2 【テーマやデザイン機能 の活用】
もう一つ有効なのが テーマやデザイン機能 の活用です。
パワーポイントにはあらかじめ複数のテーマが用意されており、テーマを切り替えるだけで全体のフォント、色合い、背景などが統一されます。
特に「既存の資料をもらったけど、会社のブランドカラーに合わせたい」といったシーンで便利です。
テーマを自社用にカスタマイズしておけば、どの資料でもボタン一つで統一感を出せます。
また、テーマは 配色セットやフォントセット を組み合わせて保存できるため、部署ごと・用途ごとに標準テーマを作っておくのも効率的です。
これにより、新しいプレゼンを作る際も最初から統一感のある資料を用意できます。
操作手順
1. リボンの [デザイン] をクリック
2. [バリエーション] → [フォント] を選択

3. 好みのフォントセットに変更(今回はゴシック体を選びました。)

これで完成です。
全スライドのフォントが統一されました。

パワポで書式の一括変更方法3【検索と置換機能】
「外部から受け取った資料の一部だけフォントを変えたい」「一部のスライドだけ修正したい」といった場合に便利なのが 検索と置換機能 です。
テキスト検索で特定のフォントや書式を探し、まとめて置き換えることができます。
例えば「資料内の『MS Pゴシック』をすべて『游ゴシック』に変更する」といったケースでも、置換機能を使えば数秒で完了します。
文字列だけでなくフォントやスタイル単位で指定できるため、大規模な資料でも効率よく修正可能です。
また、書式をコピーして他のテキストに反映できる 書式のコピー/貼り付け機能 も併用すると便利です。
部分的に修正したいときはこの機能で短時間に整えることができます。
操作手順
1. リボンの [ホーム] をクリック
2. 右端の [フォント置換] を選択

3. 置換前のフォント:現在設定されているフォントの名前、置換後のフォント:変更したいフォントを入れます。(下向き三角から選択することが可能です。)
4. 右隣の置換ボタンを押す。

これで完成です。
全スライドのフォントが統一されました。
まとめ 【パワーポイント】書式の一括変更・設定・揃える・統一する方法【フォント・字体など】
ここでは、【パワーポイント】書式の一括変更・設定・揃える・統一する方法【フォント・字体など】について解説しました。
パワーポイントの色んな知識をインプットして、どんどん実用的に使っていきましょう。


コメント