この記事では、パワーポイントのPDF変換ができない・崩れる・文字化けする・エクスポートできない・などの原因と直し方について解説していきます。
PDF変換トラブルの主なケースは、以下の3つです。
・ファイル形式が古く(.ppt)、PDF保存機能が使えない場合
直し方：PowerPointやOfficeを最新版にアップデートする、または外部ツールを利用する
・PDFに変換（保存／エクスポート）できない場合
直し方：OfficeやPCの再起動、アドイン確認、保存場所やファイル名の見直しを行う
・文字化けやレイアウト崩れ、ノートが出ないなど仕上がりに不具合がある場合
直し方：フォントの埋め込み設定を有効にし、スライドの複雑な図形は画像化＆シンプル化、ノートはエクスポートオプションで設定する
少し工夫すれば正しくPDFを作成できるようになるので、詳しく見ていきましょう。
パワポでpdf変換できない原因と直し方1【PDF保存機能が使えない場合】
PowerPointをPDFに変換する方法は、大きく分けて2つあります。
・ ［名前を付けて保存］からPDFを選ぶ方法
・ ［エクスポート］からPDF/XPSを作成する方法
「名前をつけて保存」からPDFに変換するには、まず「ファイル」タブをクリックします。
次に「名前を付けて保存」を選択→保存先を指定し、「ファイルの種類」を「PDF」に変更します。
「保存」をクリックします。
次に「エクスポート」からPDFに変換するには、まず「ファイル」タブをクリックします。
「エクスポート」を選択し→「PDF/XPSドキュメントの作成」→「PDF/XPSの作成」をクリックします。
ファイル名と保存場所を決めて「発行」をクリックします。
なお、PowerPointの「.ppt」形式は、Office2003以前で使われていたファイル形式です。
PDFとして保存できる機能が標準搭載されたのはOffice 2007以降（.pptx形式）のため、Office2003以前では直接PDF保存ができません。
その場合は、フリーの変換ソフトやオンラインのPDF変換サービスを利用してください。
パワポでpdf変換できない原因と直し方2【エクスポート機能が動作しない場合】
エクスポート機能が動作しないときは、PowerPointを再起動するか、最新版にアップデートしてください。
パワーポイントをアップデートするには、左上の［ファイル］タブをクリックし、
左下の［アカウント］を選択します。
画面右側に「製品情報」が表示されるので、［更新オプション］→［今すぐ更新］をクリックしましょう。
これで、パワーポイントを含むOffice全体が最新に更新されます。
また、アドインが原因になることがあります。
［ファイル］→［オプション］→［アドイン］をクリックすると、使用中や無効になっているアドインの一覧が表示されます。
以下の事例はアドインが登録されていない状態ですが、不要なアドインがある場合は無効化して挙動を確認しましょう。
パワポでpdf変換できない原因と直し方3【文字化けなど仕上がりに不具合がある場合】
PDFに変換するとき、フォントを埋め込んでいないと、別のパソコンで開いた際に文字が正しく表示されず、文字化けやレイアウトの崩れが起きることがあります。
ファイルにフォントを埋め込むには、「ファイル」→「オプション」をクリックし、
PowerPointオプションの「保存」をクリックします。
「ファイルにフォントを埋め込む」にチェックを入れて、OKをクリックしてください。
また、ノートをPDFに含めたいときは、保存時にオプションをクリックします。
「オプション」画面が開いたら、［発行対象］のプルダウンから［ノート］を選択し、［OK］をクリックしましょう。
最後に［発行］を押すと、各スライドの下にノートが表示されたPDFが作成されます。
まとめ パワーポイントのPDF変換ができない・崩れる・文字化けする・エクスポートできないなどの原因と直し方
ここでは、パワーポイントのPDF変換ができない・崩れる・文字化けする・エクスポートできないなどの原因と直し方について解説しました。
複雑に見えますが、少しずつ対処して、正しくPDFを作成し快適に活用していきましょう！
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