この記事では、画像や写真の圧縮を一括でする方法について解説していきます。
画像や写真の圧縮を一括するポイントは、主に以下2つです。
・用途に合わせた解像度を選択
それでは、詳しく見ていきましょう!
図や画像や写真の圧縮を一括でする方法【基本の操作】
画像や写真を一括で圧縮し、容量を小さくしていきましょう。
今回は4枚の画像データが貼られたスライドを使います。

圧縮前の容量を確認しておきます。[ファイル]→[情報]→[サイズ]で確認できます。

圧縮前は1.30MBあります。

それでは、圧縮操作をしていきます。
スライド内の1枚の画像を選択し、[図の形式]→[図の圧縮]をクリックします。

すると、ウィンドウが表示されるので細かい設定をしていきます。
まず、「この画像だけに適用する」のチェックを外しましょう。チェックを外すことで選択中以外の画像も同時に圧縮でき、解像度などの設定も1度で済みます。
ここでは、「図のトリミング部分を削除する」にチェックをしておきます。画像の中でトリミングをしている画像がある場合、いらない部分の容量も減らしてくれます。
また、この資料はプレゼンテーションで使うことを想定し、[Web(50ppi):Webページやプロジェクターに最適]にチェックを入れておきます。設定ができたら[OK]をクリックします。

試しに、先ほどの圧縮設定が他の画像にも反映されているか確かめてみましょう。
スライド右上の画像を選択し、[図の形式]→[図の圧縮]とクリックします。
表示されたウィンドウを確認すると、先ほど設定したとおりに圧縮されていることがわかります。

ファイル全体の容量も小さくなったかどうか確認してみましょう。
[ファイル]→[情報]→[サイズ]で確認すると、401KBと小さくなっていることが確認できました。

図や画像や写真の圧縮を一括でする方法【画質を落とさず対応する方法】
「とにかく画像や写真を圧縮したい!」という気持ちで圧縮すると、画質が落ちてしまうことがあります。例えば、下の画像は、写真圧縮前と圧縮後を比較したものです。
電子メール用に圧縮した写真は、人の輪郭や岩場の輪郭が粗くなっています。

画質を全く落とさずに画像や写真を圧縮することはできないため、資料の用途に合わせて圧縮の度合いを選ぶことで、劣化を感じさせずに圧縮するのがおすすめです。
[図の形式]→[図の圧縮]をクリックすると、解像度の選択ができるので、資料の用途に合わせて設定してみましょう。
思ったより劣化してしまう場合は、ひとつ上の解像度を選択してみたり、自分の目で画質を確かめたりしながら解像度を設定しましょう。
• [高品質(330ppi)]:印刷に適した画質
• [HD(220ppi)]:高画質スクリーン向け(推奨)
• [Web(150ppi)]:Webやプロジェクター用
• [電子メール(96ppi)]:最小ファイルサイズ

このうち、「HD(220ppi)」や「高品質(330ppi)」を選ぶことで、見た目に影響を感じにくいまま圧縮することができます。
まとめ PowerPointで画像や写真のを一括で圧縮する方法
この記事では、画像や写真の圧縮を一括でする方法について解説しました。
画像や写真の圧縮を一括するポイントは、主に以下2つです。
・ [図の形式]→[図の圧縮]で、一括で圧縮
・ 用途に合わせた解像度を選択
画像や写真を上手に圧縮して、効率よく資料を作っていきましょう!


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