パソコンの画面の色がなんとなくおかしい、以前より色が薄く見える、スマホと見比べると色味が全然違うと感じたことはありませんか。
画面の色の問題は目の疲れにもつながるため、早めに原因を確認して適切な設定に直しておくことが大切です。
この記事では画面の色がおかしいときの原因と直し方、スマホと色を合わせる方法まで詳しく解説します。
・グラフィックドライバーの設定で色味が変わっていることがある
・Windowsのカラーキャリブレーション機能で色を正確に調整できる
・スマホと色を合わせるにはsRGBカラープロファイルを使うのが有効
それでは詳しく見ていきましょう。
画面の色がおかしい・色が薄い原因と直し方1【ディスプレイの設定を確認する】
画面の色がおかしいと感じたとき、最初に確認したいのがディスプレイ本体の設定です。
モニターには明るさ・コントラスト・色温度などを調整する機能が搭載されており、これらの設定が変わってしまっていると色味が大きく変化することがあります。
誰かが操作した・電源を入れ直した・設定をリセットしたなどのタイミングで、ディスプレイの設定が変わってしまっているケースが意外と多いです。
まずはモニター本体のボタンやメニューから設定を確認してみましょう。
モニターの設定をリセットする手順
モニター本体の側面や下部にある操作ボタンを押すと、OSD(オンスクリーンディスプレイ)メニューが表示されます。
メニューの中に「リセット」や「工場出荷時設定に戻す」という項目があれば、選択することで初期状態に戻せます。
初期状態に戻した後で色がおかしくなくなれば、設定の変化が原因だったと判断できます。
ノートパソコンの場合はモニター本体のボタンがないため、次の章で紹介するWindows側の設定を確認しましょう。
色温度・コントラストの設定を見直す
モニターの色温度が高い(青寄り)と画面が青白く見え、低い(赤寄り)と黄色みがかって見えます。
コントラストが低すぎると色が薄く見える原因になります。
OSDメニューから「色温度」を「標準」や「6500K」付近に設定し、コントラストは「50〜75」程度に調整するのが一般的です。
映像モードが「映画」「ゲーム」「エコ」などに設定されていると色味が変わっていることもあるため、「標準」モードに戻してみましょう。
画面の色がおかしい・色が薄い原因と直し方2【Windowsのカラーキャリブレーションを使う】
Windows11にはディスプレイの色を正確に調整するためのカラーキャリブレーション機能が搭載されています。
この機能を使うと、画面上のウィザードに従って明るさ・ガンマ・コントラスト・色バランスを順番に調整することができます。
カラーキャリブレーションをおこなうことで、ディスプレイの表示色をより正確な状態に近づけることができます。
特別な機材がなくても視覚的に調整できるため、色が気になる方はぜひ一度試してみましょう。
カラーキャリブレーションを起動する手順
「Windowsキー+R」を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「dccw」と入力してEnterキーを押します。

「ディスプレイの色の調整」というウィザードが起動します。

または「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「詳細表示設定」→「ディスプレイアダプターのプロパティ」→「色の管理」タブからも起動できます。


ウィザードの指示に従って、ガンマ・明るさ・コントラスト・色バランスを順番に調整していきましょう。
カラーキャリブレーションの調整手順
ガンマの調整では、画面に表示された円の中の点ができるだけ見えないようにスライダーを動かします。

明るさの調整では、暗いシャツのボタンが見えて、かつ背景の黒がしっかり黒く見えるように調整します。

コントラストの調整では、白いシャツのしわが見える範囲でできるだけ高い値に設定します。

色バランスの調整では、グレーのバーが赤・緑・青のいずれにも偏らない中立的なグレーに見えるようにスライダーを動かします。

すべての調整が完了したら「完了」をクリックして設定を保存しましょう。
画面の色がおかしい・色が薄い原因と直し方3【カラープロファイルを設定する】
カラープロファイルとは、ディスプレイが表示できる色の範囲と特性を定義したファイルのことです。
適切なカラープロファイルが設定されていないと、色が全体的におかしく見えたり、実際の色と異なる表示になることがあります。
Windowsのアップデートやドライバーの更新後にカラープロファイルが変わってしまうことがあるため、設定を確認してみましょう。
カラープロファイルを確認・変更する手順
「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「詳細表示設定」を開きます。
「ディスプレイアダプターのプロパティ」をクリックして「色の管理」タブを選択し、「色の管理」ボタンをクリックします。

「色の管理」ダイアログが開いたら、対象のディスプレイを選択して現在設定されているカラープロファイルを確認します。
モニターに付属のディスクやメーカーのサイトからダウンロードしたカラープロファイルがある場合は、「追加」から設定することで色の精度が上がります。
sRGBプロファイルを設定する方法
専用のカラープロファイルがない場合は、汎用性の高いsRGBプロファイルを設定するのがおすすめです。
「色の管理」ダイアログで「追加」をクリックし、一覧から「sRGB IEC61966-2.1」を選択して「OK」をクリックします。

追加したsRGBプロファイルを選択した状態で「既定のプロファイルとして設定」をクリックして完了です。
sRGBはウェブやスマホで最も一般的に使われている色空間のため、スマホと色を合わせたい場合にも有効な設定です。
画面の色がおかしい・色が薄い原因と直し方4【グラフィックドライバーの設定を確認する】
NVIDIAやAMD、Intelなどのグラフィックドライバーには、独自の色調整機能が搭載されています。
これらの設定が変わってしまっていると、ディスプレイの設定やWindowsの設定が正しくても色がおかしく見えることがあります。
グラフィックドライバーの色設定はWindowsの設定とは独立して動作するため、両方を確認することが重要です。
NVIDIAコントロールパネルで色を調整する手順
デスクトップを右クリックして「NVIDIAコントロールパネル」を選択します。
左側のメニューから「ディスプレイ」→「デスクトップカラー設定の調整」を選択します。
明るさ・コントラスト・ガンマ・デジタルバイブランス・色相のスライダーが表示されるため、各項目がデフォルト値になっているか確認しましょう。
デフォルト値に戻すには各スライダーの横にある「リセット」をクリックするか、「デフォルトに戻す」ボタンを使いましょう。
グラフィックドライバーを更新する手順
ドライバーのバグや古いバージョンが原因で色の問題が発生することもあります。
「Windowsキー+X」からデバイスマネージャーを開き、「ディスプレイアダプター」を展開します。
該当するグラフィックカードを右クリックして「ドライバーの更新」を選択し、最新バージョンに更新してみましょう。

更新後はパソコンを再起動して、色の状態が改善されているか確認してください。
画面の色がおかしい・色が薄い原因と直し方5【ケーブルや接続を確認する】
ソフトウェアの設定に問題がない場合は、ケーブルや接続部分の物理的な問題が原因のことがあります。
ケーブルの接触不良や劣化によって色信号が正確に伝わらず、色がおかしくなるケースがあります。
特に長期間使用しているケーブルや、何度も抜き差ししたケーブルは接触不良が起きやすいです。
ケーブルの接続を確認する手順
モニターとパソコンをつないでいるHDMIケーブルやDisplayPortケーブルを一度抜いて、しっかりと差し直してみましょう。
それでも改善しない場合は別のケーブルに交換して試してみると、ケーブルが原因かどうかを切り分けることができます。
可能であれば接続方式を変えてみることも有効で、HDMIからDisplayPortに変更することで改善するケースもあります。
別のモニターやポートで確認する
別のモニターに接続して色が正常に表示される場合は、元のモニター本体の問題が考えられます。
パソコン本体に複数の映像出力ポートがある場合は、別のポートに差し替えて確認してみるのも有効です。
モニター本体の問題であれば、メーカーのサポートに問い合わせるか修理・買い替えを検討しましょう。
まとめ Windows11で画面の色合いがおかしい(色調整・スマホと色を合わせる・)原因と直し方
画面の色がおかしい・色が薄いときの原因と直し方をまとめると、以下のとおりです。
まずモニター本体のOSDメニューから映像モードを「標準」に戻し、色温度やコントラストの設定を確認しましょう。
Windows11のカラーキャリブレーション機能を使うと、ガンマ・明るさ・コントラスト・色バランスを視覚的に調整することができます。
カラープロファイルが正しく設定されていない場合は、sRGBプロファイルを設定することで色の精度が上がり、スマホとの色合わせにも有効です。
グラフィックドライバーの色設定が変わっている場合は、NVIDIAコントロールパネルなどからデフォルト値に戻しましょう。
それでも改善しない場合はケーブルの抜き差しや交換、別のポートへの接続変更も試してみてください。
原因によって対処法が異なりますので、順番に確認しながら自分の環境に合った方法で解決していきましょう。


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