パソコンを使い始めたばかりの方は、「フォルダ」と「ファイル」の違いがよくわからないことがあります。
どちらも画面上にアイコンとして表示されますが、役割や使い方は大きく異なるのです。
この記事では【Windows11】フォルダとファイルの違いや意味（パソコン：各々の作り方やフォルダの中にファイルを作成も）について解説していきます。
ポイントは
・フォルダは入れ物、ファイルは中身という関係
・それぞれの作成方法と実践的な使い方
・フォルダの中にファイルを作成する手順
です。
それでは詳しく見ていきましょう。
フォルダとファイルの違いと意味【基本的な概念を理解】
フォルダとファイルは、パソコンでデータを整理するための基本的な仕組みです。
フォルダは「入れ物」や「箱」のようなもので、ファイルは「中身」や「書類」に相当します。
この関係を理解することが、パソコンを快適に使うための第一歩でしょう。
フォルダとは何か
フォルダは、複数のファイルをまとめて整理するための入れ物です。
現実世界で例えるなら、書類を分類して保管する「クリアファイル」や「書類フォルダ」と同じ役割を果たします。
Windows11では、フォルダは黄色いアイコンで表示されることが一般的です。
フォルダの中には、ファイルだけでなく別のフォルダも入れることができます。
例えば「2024年度」というフォルダの中に「1月」「2月」「3月」というフォルダを作成し、さらにその中に各月の報告書ファイルを保存するといった階層構造を作れます。
この階層構造により、大量のファイルを体系的に整理できるため、必要なファイルを素早く見つけられるようになります。
本棚に例えると、フォルダは「棚の段」や「仕切り」のようなもので、どこに何があるか分類するために使います。
ファイルとは何か
ファイルは、実際のデータが保存されているものです。
文書、画像、音楽、動画、プログラムなど、あらゆるデータがファイルとして保存されます。
ファイルには必ず「拡張子」と呼ばれる識別子が付いており、ファイルの種類を表しています。
例えば、「報告書.docx」というファイルの場合、「.docx」が拡張子で、これはWordの文書ファイルであることを示します。
主な拡張子として、.txt（テキストファイル）、.xlsx（エクセルファイル）、.jpg（画像ファイル）、.mp3（音楽ファイル）、.mp4（動画ファイル）などがあります。
ファイルをダブルクリックすると、その拡張子に関連付けられたアプリが自動的に起動し、ファイルの内容が表示されます。
本棚に例えると、ファイルは「本」そのもので、実際に読んだり使ったりする対象です。
フォルダとファイルの具体的な違い
フォルダとファイルの最も大きな違いは、「開いたときの動作」です。
フォルダをダブルクリックすると、その中に保存されているファイルやフォルダの一覧が表示されます。
一方、ファイルをダブルクリックすると、対応するアプリケーションが起動して内容が表示されたり、編集できたりします。
また、フォルダ自体にはデータサイズがほとんどなく、中に入っているファイルの合計サイズが表示されます。
ファイルは実際のデータを持っているため、明確なサイズ（容量）があります。
フォルダは何個作成してもディスク容量をほとんど消費しませんが、ファイルはその内容に応じて容量を使用します。
見た目でも区別できます。
フォルダは黄色いアイコンで統一されていますが、ファイルは種類によってアイコンが異なります。
Wordファイルは青いWのアイコン、Excelファイルは緑のXのアイコン、画像ファイルはサムネイル表示されるなど、一目で種類がわかるようになっています。
【ポイント：フォルダは整理のための入れ物、ファイルは実際のデータという明確な役割分担がある】
パソコンでフォルダとファイルを作成する方法【各々の作り方】
フォルダとファイルの違いを理解したら、次は実際に作成する方法を学びましょう。
Windows11では、右クリックメニューやショートカットキーを使って簡単にフォルダやファイルを作成できます。
基本的な操作を覚えれば、効率的にデータを整理できるようになるでしょう。
フォルダの作成方法
フォルダを作成する最も基本的な方法は、右クリックメニューを使うことです。
エクスプローラーを開き、フォルダを作成したい場所（デスクトップやドキュメントフォルダなど）に移動します。
何もないところで右クリックし、「新規作成」→「フォルダー」を選択しましょう。
「新しいフォルダー」という名前でフォルダが作成され、名前が選択状態になっているので、そのまま任意の名前を入力してエンターキーを押せば完了です。
例えば「仕事の資料」「家族の写真」「趣味」など、わかりやすい名前を付けることをおすすめします。
より素早くフォルダを作成するには、ショートカットキーを使用します。
エクスプローラーでフォルダを作成したい場所を開いた状態で、「Ctrl + Shift + N」キーを同時に押します。
このショートカットキーを押すと、即座に新しいフォルダが作成され、名前入力待ちの状態になります。
マウスを使わずにキーボードだけで操作できるため、大量のフォルダを作成する際に便利です。
ファイルの作成方法
ファイルの作成方法は、作成したいファイルの種類によって異なります。
最も一般的なのは、右クリックメニューから作成する方法です。
エクスプローラーで右クリックし、「新規作成」を選択すると、作成できるファイルの種類が一覧表示されます。
例えば「テキストドキュメント」を選択すると、空のテキストファイル（.txt）が作成されます。
「Microsoft Word 文書」を選択すれば、空のWordファイル（.docx）が作成されます。
「Microsoft Excel ワークシート」を選択すれば、空のExcelファイル（.xlsx）が作成されます。
表示される項目は、パソコンにインストールされているアプリケーションによって変わります。
WordやExcelがインストールされていれば、それらのファイルを直接作成できる項目が表示されるでしょう。
もう一つの方法は、アプリケーションを起動してから新規ファイルを作成し、任意の場所に保存する方法です。
例えばWordを起動して「新規文書」を作成し、文書を編集した後に「ファイル」→「名前を付けて保存」で任意のフォルダに保存できます。
この方法は、すぐに内容を編集したい場合に適しています。
【ポイント：フォルダはCtrl+Shift+Nで素早く作成、ファイルは右クリックメニューまたはアプリから作成】
フォルダの中にファイルを作成する実践的な方法
フォルダとファイルを別々に作成する方法を理解したら、次は実践的な使い方として、フォルダの中に直接ファイルを作成する方法を学びましょう。
フォルダを開いてからファイルを作成することで、最初から整理された状態でデータ管理ができます。
この習慣をつけると、後からファイルを移動する手間が省けるでしょう。
フォルダ内でファイルを直接作成
まず、ファイルを作成したいフォルダをダブルクリックして開きます。
例えば「2024年度」というフォルダを開いた状態にします。
フォルダの中の何もないところで右クリックし、「新規作成」から作成したいファイルの種類を選択します。
例えば「Microsoft Excel ワークシート」を選択すれば、このフォルダ内に新しいExcelファイルが作成されます。
ファイル名を入力してエンターキーを押せば、そのフォルダ内にファイルが保存されます。
この方法の利点は、ファイルが最初から適切なフォルダ内に配置されるため、デスクトップやダウンロードフォルダが散らかりません。
特に複数の関連ファイルを作成する場合、同じフォルダ内で連続して作成できるため効率的です。
例えば「会議資料」というフォルダを作成し、その中に「議事録.docx」「資料.pptx」「参加者リスト.xlsx」のように関連するファイルをまとめて作成すれば、後で探す手間が省けます。
アプリから特定フォルダに保存
WordやExcelなどのアプリケーションで作業する場合、保存時に目的のフォルダを指定する方法もあります。
例えばExcelで新規ワークブックを作成し、データを入力した後、「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。
保存場所を選択する画面が表示されるので、左側のメニューから「ドキュメント」や「デスクトップ」を選択するか、「参照」をクリックして任意のフォルダに移動します。
保存したいフォルダを開いた状態で、ファイル名を入力して「保存」をクリックすれば、そのフォルダ内にファイルが作成されます。
よく使うフォルダは、「クイックアクセス」に追加しておくと、次回から素早くアクセスできて便利です。
エクスプローラーでフォルダを右クリックし、「クイックアクセスにピン留めする」を選択すれば、保存ダイアログの左側に常に表示されるようになります。
ドラッグ&ドロップでファイルを移動
既に別の場所にあるファイルをフォルダに入れたい場合は、ドラッグ&ドロップが便利です。
移動したいファイルをクリックしたまま（ドラッグ）、目的のフォルダの上に持っていき、マウスボタンを離す（ドロップ）とファイルが移動します。
複数のファイルを一度に移動する場合は、Ctrlキーを押しながらファイルを複数選択するか、範囲選択してからドラッグすれば、まとめて移動できます。
デスクトップに散らばったファイルを整理する際に、この方法が非常に便利です。
例えば「写真」というフォルダを作成し、デスクトップ上の画像ファイルを全選択してまとめてドラッグすれば、一瞬で整理できます。
【ポイント：フォルダを開いてから右クリックで新規作成すれば、最初から整理された状態でファイルを管理できる】
まとめ パソコンでのフォルダとファイルの違い・意味や作成方法
Windows11でのフォルダとファイルの違いをまとめると、フォルダは複数のファイルを整理する入れ物で黄色いアイコン、ファイルは実際のデータで拡張子によって種類が識別されます。
作成方法は、フォルダが右クリック→新規作成→フォルダーまたはCtrl+Shift+N、ファイルが右クリック→新規作成から選択またはアプリから保存です。
フォルダ内でファイルを直接作成すれば最初から整理された状態で管理でき、ドラッグ&ドロップで既存ファイルも簡単に整理できます。
デスクトップに直接保存せず、用途ごとにフォルダを作成して分類する習慣をつけることで、効率的なデータ管理を実現していきましょう。
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