科学的な解析を行ったり金属を扱ったりする場面では、金属の溶けはじめる温度(溶解温度)を知りたいときがよくあります。
特に鉄・ステンレス(SUS304)・アルミ・銅などは使用頻度が高い金属材料といえ、その溶ける温度(溶けはじめる温度)に理解しておくと何かと便利です。
ここでは、これら鉄・ステンレス(SUS304)・アルミ・銅、銅の溶解温度(融点)について解説していきます。
鉄の溶ける温度は何度か?【溶解温度:融点】
それではまず鉄の溶け始める温度について確認していきます。
まず鉄等の金属が溶ける温度のことを、溶解温度や融点ということもあるので覚えておくといいです。
金属ですのでその溶解温度が高いことは想像できると思いますが、鉄の溶け始める温度は実は約1500度です。
もちろん鉄といっても細かい分類がかなりでき、調質や表面加工を施しているものでは差がうまれますが、基本的に上の温度と理解しておきましょう(ただ炭素量がかなり少ない鉄では1200度ほどに落ちるものもあります)。
非常に高温でないと鉄は溶けないことがわかりますね。
鉄が真っ赤になる温度は約800度くらいから
なお鉄は溶け始める前に真っ赤になったり、柔らかくなったりするのですが、この温度は基本的に上の溶解温度よりは小さいです。
具体的には鉄が真っ赤になる温度はおおよそ800度ほどであり、このあたりから容易に曲げられるようになります。
ステンレスの溶ける温度は何度?【溶解温度:融点】
今度はステンレス(SUS304)などの溶け始める温度が何度なのかについても確認していきます。
ステンレスは鉄をベースにし、ニッケルやクロムが添加された材料であることからも、ステンレスの溶ける温度は鉄と同程度です。
もちろんステンレスにも細かい分類があるため一概にはいえませんが、約1400~1500度がステンレスの溶解温度といえます。
アルミの溶ける温度は何度なのか?【溶解温度:融点】
今度はさらに身近な金属であるアルミの溶ける温度は何度なのかについても確認していきましょう。
アルミニウムはイメージから鉄やステンレスよりも溶けそうと思う人が多いと思いますが、実際の溶解温度もその通りになっています。
具体的にアルミが溶け始める温度は約500~650度です。
まとめ ステンレスやアルミやの溶ける温度は何度?鉄の溶解温度(融点)は?
ここでは、鉄・ステンレス(SUS304)・アルミ・銅、銅の溶解温度(融点)について解説しました。
鉄、ステンレス、アルミニウムなどの金属の溶ける温度は使用する機会が多いものなので、この機会に覚えておくといいです
金属を始めとした各種知識を身につけ日々の生活に役立てていきましょう。
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