この記事では、【Excel】ワードの表を貼り付ける(そのまま綺麗に・埋め込む・リンク形式)方法について解説しています。
具体的には、以下の通りです。
・ 図として貼り付ける
・ ワードとして埋め込む
・リンク形式
それでは一つずつ見ていきましょう。
ワードの表をエクセルに貼り付ける方法1【元の書式を保持または貼り付け先の書式に合わせる】
この方法は、表の内容をエクセル上で編集したい場合に適しています。
「元の書式を保持」する方法と「貼り付け先の書式に合わせる」方法があります。
ワードの書式を残したい場合は前者を、エクセルの書式に合わせたい場合は後者を選びます。
まず、「元の書式を保持」する貼り付け方を解説します。
下の図のようなワードで作成した表を使って解説していきます。わかりやすくするため、表にはいろいろな書式を設定してあります。
表の左上の十字マーク(赤枠)をクリックして表を選択し、コピーしましょう。

エクセルを立ち上げ、表をはりつけたい位置をクリックします。
エクセルの「ホーム」タブ「貼り付け」の下矢印をクリックし、「貼り付けのオプション」の左のアイコン「元の書式を保持」をクリックします。
ここで表示される「貼り付けのオプション」はワードをコピーしている時に表示されるアイコンで、エクセルをコピーした時には別のアイコンになります

貼り付けた結果は下の図のようになります。
ワードの書式が保持されて貼り付きました。

次に、「貼り付け先の書式に合わせる」方法を解説します。
「貼り付けのオプション」の「貼り付け先の書式に合わせる」を選択しましょう。

貼り付けた結果は以下のようになります。エクセルに書式が設定されていないので、テキストだけが貼り付きました。ワードで設定した書式は反映されていませんね。
数値やデータを使いたいだけ場合はこちらでよいでしょう。

この2種類の貼り付け方法はエクセルでの編集が可能で、計算機能も使えます。
ワードの表をエクセルに貼り付ける方法2【図として】
この方法は、レイアウトを崩さず、見た目を重視したい場合に適しています。
さっそく解説していきましょう。
ワードで表の左上の十字マーク(赤枠)をクリックして表を選択し、コピーしましょう。

エクセルを立ち上げ、表をはりつけたい位置をクリックします。
エクセルの「ホーム」タブ「貼り付け」の下矢印をクリックし、「貼り付けのオプション」の「形式を選択して貼り付け」をクリックします。

下の図のようなダイアログボックスが表示されます。「貼り付け」のオプションボタンを選択、貼り付ける形式で「図(拡張メタファイル)」をクリックし、「OK」をクリックしましょう。

元のワードの書式とセル幅がそのままエクセルに貼り付きました。

下側に余計な枠線がでることがありますが、この場合は、図の上で右クリックし「オブジェクトの書式設定」を選択し、「色と線」タブの「線」の「色」の下矢印をクリックし、「線なし」を選択すると、線が消えます。

貼り付けた表は図として貼り付けているので、文字や数字の編集はできませんが、移動やサイズの調整ができます。
エクセル内でセルを気にせず、表を自由に配置したい時に適してますね。
ワードの表をエクセルに貼り付ける方法3【ワードとして埋め込む】
この方法は、ワードの機能をエクセル内で使用したい場合に適しています。
ワードで表の左上の十字マーク(赤枠)をクリックして表を選択し、コピーしましょう。

エクセルを立ち上げ、表をはりつけたい位置をクリックします。
エクセルの「ホーム」タブ「貼り付け」の下矢印をクリックし、「貼り付けのオプション」の「形式を選択して貼り付け」をクリックします。

下の図のようなダイアログボックスが表示されます。
「貼り付け」のオプションボタンを選択、貼り付ける形式で「Microsoft Word文書オブジェクト」をクリックし、「OK」をクリックしましょう。

エクセルに貼り付けた表をダブルクリックしてみてください。
表内がワードの画面になりました。リボンもワードのリボンに変わりました。
表はワードとして編集ができるようになっています。

この貼り付け方法を使えば、表の編集をワードの機能を使ってできますし、配置やサイズ変更も可能になりますね。
ワードの表をエクセルに貼り付ける方法4【リンク形式】
ワードの表をエクセルに貼り付けたあと、ワードの表に更新があった場合、その更新が反映された方がよい時がありませんか。
リンク貼り付けを使用すると、更新が自動で反映されます。その方法を解説していきます。
ワードで表の左上の十字マーク(赤枠)をクリックして表を選択し、コピーしましょう。

エクセルを立ち上げ、表をはりつけたい位置をクリックします。
エクセルの「ホーム」タブ「貼り付け」の下矢印をクリックし、「貼り付けのオプション」の「形式を選択して貼り付け」をクリックします。

下の図のようなダイアログボックスが表示されます。
「リンク貼り付け」のオプションボタンを選択、貼り付ける形式で「Microsoft Word文書オブジェクト」をクリックし、「OK」をクリックしましょう。

このように、エクセルに貼り付きました。

では、元のワードの表を更新して、エクセルに反映されるか確認してみましょう。
ワードの元の表のノートPCの在庫数を15⇒1、マウスの値段を1,900円⇒2,500円、キーボードの在庫数を60⇒20に更新してみます。

先ほど、貼り付けたエクセルの表を見てみると、エクセルの表も更新されていますね。

このように、リンク形式で貼り付けると、元のワードの表が更新された時、貼り付けたエクセルの表も自動で更新されます。
元のワードファイルの保存先を変更したり、ファイルを削除するとリンクが切れてしまいますので、注意してください。
まとめ ワードの表をエクセルに貼り付ける方法
ここでは、ワードの表をエクセルに貼り付ける方法を4つ解説しました。
それぞれ、メリット、デメリットがありますので、用途に応じて適した方法を選んでくださいね。
今回紹介した方法を使えば、エクセルで思い通りの資料が作成できるようになると思いますので、ぜひ活用してみてください。


コメント