ここでは、エクセルのTRUEとFALSEの意味、論理記号・演算子の使い方、論理関数の適用結果について解説していきます。
ポイントは、以下の通りです
・TRUEは「真」、FALSEは「偽」を表す論理値
・比較演算子(=、>、<など)により論理値が返される
・AND関数はすべての条件がTRUEの場合のみTRUEを返す
・OR関数はいずれかの条件がTRUEの場合にTRUEを返す
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひこの記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルのTRUEとFALSEの使い方や意味は?【単純な数値比較などの論理演算】
それでは以下のサンプルを用いて単純な数値比較による論理演算を確認していきます。
TRUEとFALSEは論理値と呼ばれ、条件判定の結果を表します。
最も基本的な等号(=)を使用してみましょう。C1セルに次の数式を入力します。
10と5は等しくないため、結果はFALSEが返されます。
ENTERで処理を確定させます。
大なり記号(>)の例も確認しましょう。D1セルに次の数式を入力します。
10は5より大きいため、結果はTRUEが返されます。
簡単ですね♪
オートフィルを使用する場合は、先頭のセルの右下にカーソルを合わせてドラッグまたはダブルクリックすることで自動的にコピーされます。
エクセルのTRUEとFALSEの使い方【AND、OR関数を使用した複数条件の論理演算】
続いてはAND関数とOR関数を使用した複数条件の論理演算を確認していきます。
AND関数はすべての条件がTRUEの場合のみTRUEを返し、OR関数はいずれかの条件がTRUEの場合にTRUEを返します。
こちらのサンプルでAND関数の例を見てみましょう。G1セルに次の数式を入力します。
両方の値が80以上であるため、AND関数の結果はTRUEが返されます。
ENTERで処理を確定させます。
OR関数の例も確認しましょう。H1セルに次の数式を入力します。
いずれかの値が90以上であるため、OR関数の結果はTRUEが返されます。
エクセルのTRUEとFALSEの使い方【EXACT関数などの文字列比較】
続いてはEXACT関数を使用した文字列比較を確認していきます。
EXACT関数は、2つの文字列が完全に一致するかを判定し、大文字と小文字も厳密に区別します。
EXACT関数を使用した比較を行います。K1セルに次の数式を入力しましょう。
大文字と小文字が異なるため、EXACT関数の結果はFALSEが返されます。
通常の等号による比較も確認してみましょう。
L1セルに次の数式を入力します。
通常の比較では大文字と小文字が区別されないため、結果はTRUEが返されます。
混乱しないようお気をつけくださいませ(^^)/
オートフィルを使用して他のセルにコピーする場合は、先頭のセルの右下にカーソルを合わせてドラッグまたはダブルクリックすることで効率的に処理できます。
まとめ エクセルのTRUEとFALSEとは?関数の判定は?
この記事では、エクセルのTRUEとFALSEの意味と論理演算について解説してきました。
基本的な比較演算子により論理値が返され、AND関数とOR関数で複数条件を組み合わせることができます。EXACT関数を使用することで、厳密な文字列比較も可能です。
重要なポイントとして、数式入力後はENTERで確定し、オートフィルは右下の小さな四角をドラッグまたはダブルクリックすることで効率的にコピーできます。
これらの論理演算を活用することで、条件分岐やデータ検証など様々な場面で役立てることができます。ぜひ積極的に活用してみてくださいませ♪
コメント