この記事ではエクセルでグラフに縦線を入れる方法について解説していきます。
ポイントは、以下の2つです。
・「グラフ要素の追加」から縦の目盛り線を追加する。
・第2軸の追加を利用して任意の箇所に縦の基準線を追加する。
それではさっそく見ていきましょう。
折れ線グラフに目盛り線を縦に引く
サンプルとして、ある和菓子屋さんの1年間の売り上げを折れ線グラフに示してあります。
こちらを用いて説明します。
まずはこのグラフに目盛り線を縦に引いてみましょう。
グラフを選択して、グラフツール内グラフのデザインのタブより「グラフ要素の追加」をクリックします。
「目盛線」をクリックして、「第1主縦軸」を選択してください。
縦の目盛線が追加されました。
追加された目盛線をダブルクリックすると、画面右側に「目盛線の書式設定」が表示されます。
必要があれば目盛線の色や幅を変更、実線を点線に変更してみてください。
今回は線を破線にしてみました。
各月のそれぞれの売り上げがより分かりやすく表示されたグラフになりました。
ちなみにグラフを作成した際に第1主横軸はすでに選択されている状態です。
不要であれば選択から外してください。
色がついている項目をクリックすると選択から外すことができます。
更に細かい縦線の目盛が必要な場合は第1補助縦軸も追加してください。
折れ線グラフに基準線を縦に引く
次に基準線を縦に引いてみましょう。
基準線を引くために折れ線グラフを作成したデータを使います。
仮のデータを売上の隣の列に入力します。
今回は和菓子屋さんの1年間で最も売り上げが高かった5月に基準線を引いてみます。
5月の売上の右隣のセル(C6)に5月の売上261000円より少し大きい値を入力してください。これを基準値とします。
今回は270000を入力します。
グラフを右クリックし、「データの選択」より仮データを追加していきます。
凡例項目(系列)の追加ボタンをクリックします。
続いて系列名を基準線とし、系列値に仮データの範囲を入力します。
グラフに仮データが追加されました。
追加された5月/270000の点を選択すると、画面右側に「データ系列の書式設定」が表示されます。
系列のオプションより使用する軸を第2軸に選択してください。
グラフ右に第2軸が追加されました。
次に第2軸の最大値を基準値270000に設定します。
第2軸をクリックすると画面右側に「軸の書式設定」が表示されます。
軸のオプションの境界値の最大値を270000と指定します。
再度、5月/270000の点を選択し、グラフツール内グラフのデザインのタブより「グラフ要素の追加」をクリックします。「線」をクリックして「降下線」を選択してください。
5月の位置に基準線を引くことができました。
この線をクリックすると画面右に「降下線の書式設定」が表示されます。
この線も、必要があれば目盛線の色や幅を変更、実線を点線に変更してみてください。
今回はより目立たせるため線の色を赤に、線の幅を2ptに変更してみました。
最後に第2軸をクリックして「軸の書式設定」内の軸のオプションでラベルの位置を「なし」と選択してください。
第2軸が表示されなくなりました。これで完成です。
基準線を追加したことによって和菓子屋さんの最高売上の時期が強調されたグラフになりました。
まとめ エクセルでグラフに縦線を入れる(目盛り線・基準線:折れ線グラフで縦に引く)方法
この記事では、エクセルでグラフに縦線を入れる方法について解説しました。
目盛線や基準線を追加することでグラフの見やすさが格段に上がると思います。
ぜひ活用してみてください。
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