エクセルはデータ解析・管理を行うツールとして非常に機能が高く、上手く使いこなせると業務を大幅に効率化できるため、その扱いに慣れておくといいです。
ただ機能が充実しているあまり初心者にとっては処理方法がよくわからないことも多いといえます。
例えばエクセルにて対数軸の目盛のグラフ(片対数や両対数)にする方法や、基数の意味などについて理解していますか。
ここではエクセルにて対数軸の目盛のグラフ(片対数や両対数)にする方法や、基数の意味などについて解説していきます。
エクセルにて対数軸の目盛のグラフ(片対数グラフ)を作成する方法【基数とは?】
それでは以下のサンプルデータを用いてエクセルにて対数軸の目盛のグラフを作成する方法について確認していきます。
片対数軸のグラフを作成する前に通常軸の散布図を表示させていきましょう。
具体的には上タブの挿入、散布図、プロットのみのものを選択します。
続いて表示されたグラフ上でクリックをし、軸の書式設定、棒のマーク、対数目盛を表示するにチェックを入れていきます。
後に詳しく解説しますが、ここでは基数を10としています(目盛が一つ増えるにつれ、1、10、100・・・と上がる)。
すると以下のように、対数軸の目盛となったグラフ(片対数のグラフ)が表示されました。
後は軸ラベル名等、体裁を整えていくといいです。
対数軸の目盛の基数とは?
なお上では片対数の軸の目盛の基数を10としたわけですが、基数を2などと指定すればその目盛は2,4,8,16となるわけです。
基本的には上の10を使用して片対数のグラフを表示する機会が多いです。ただ、あなたが確認したいグラフにおいて基数を2や3などと別の数値にした方が見やすいのであれば、そのように変更していくといいです。
また上の方対数のグラフのようxの値とyの値を基数を底として対数にした数値(log基数())をプロットした際、直線になっていればそれが比例関係になっていることも書くにできるので、状況に応じて確認してみてください。
エクセルにて対数軸の目盛のグラフ(両対数)のグラフを作成する方法【横も】
さらにはx軸もy軸も(横も縦も)対数軸にした両対数のグラフも描いてみましょう。
上と同じようにまずはxとyの通常のグラフを表示させます。
先ほどと同様にy軸の上でクリックし、軸の書式設定で対数軸目盛へ変換していくといいです。今回も基数は10のままとします。
さらには横の軸(x軸)をクリックし、こちらも同様に軸の書式設定にて対数目盛を表示するにチェックを入れていきます。ここでも基数は10にします。
これらの処理によって両対数のグラフ(対数軸の目盛のグラフ)が表示されました。
状況によって片対数と両対数のどちらにした方がいいかは変化しますので、上手に使いわけるといいです。
まとめ エクセルにて片対数や両対数のグラフ(対数軸)にする方法【基数とは?横も対数軸に】
ここでは、エクセルにて片対数や両対数のグラフ(対数軸)にする方法や、基数の意味などについて確認しました。
基本的には通常通りグラフ化した後に、軸の書式設定によって対数目盛を表示させていくといいです。この時基数は10を基本としますが、適宜調整してください。
エくセルでのさまざまな処理になれ、日々の業務を効率化させていきましょう。
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