この記事では「エクセルでセルを正方形1cm(方眼紙:目盛線)にする方法」について解説していきます。
エクセルでセルを正方形1cm(方眼紙:目盛線)にするには
・「ページレイアウト」でセルのサイズをcm単位で設定できるようにする
という方法があります。
それでは実際のサンプルを用いて、それぞれの方法について解説をしていきましょう。
エクセルでセルを正方形1cm(方眼紙:目盛線)にする方法1
セルの横幅は、標準フォントの11の大きさの半角の数字の「0」の幅です。
つまり、列幅が「10」の場合、「0が10個入る幅」ということになります。
行の高さの単位は、ポイントです。1ポイントは1/72インチで、ミリ換算すると約0.35mmとなります。
このようにデフォルトでは列と行ともに、cm単位ではない設定になっています。
これをそれぞれ1cmの正方形にしたい場合、幅は「2.83」が、高さは「28.5」がほぼ1cmに相当するので、セルのサイズをこの数値に設定し直すという操作を行うというのが一つ目の方法です。
まず、セルの横幅を変更していきましょう。下図のように「A1」のセルの左上の部分をクリックし、すべてのセルが選択された状態にします。
リボンメニューの「ホーム」→「書式」の順にクリックして、「列の幅」を選択しましょう。
「2.83」と入力して「OK」を押します。
次にセルの高さを設定します。
リボンの「ホーム」タブにある「セル」の、「書式」をクリックして「行の高さ」を選択しましょう。
「28.5」と入力して「OK」を押します。
これで操作完了です。
ここで注意しないといけないのは、エクセルの表示やプリンターの設定等によって、誤差が生じる場合があるという点です。そのため、正確なサイズが必要な場合は、定規を使って印刷プレビューなどで確認するか、次の項目で説明する方法を行いましょう。
エクセルでセルを正方形1cm(方眼紙:目盛線)にする方法2【厳密に1センチにする】
次は、セルの大きさの表示をcm単位に変えてから、目的の操作を行う、という方法です。まず、下図の青枠で囲った「ページレイアウト」ボタンを押します。
すると、画面表示が変更され、cm単位でセルの高さや幅を指定することができるようになります。
次に、シートの左上の三角形をクリックし、すべてのセルを選択した状態にします。
「ホーム」→「書式」→「列の幅」の順番でクリックをしましょう。
列の幅を「1cm」と入力して「OK」を押して下さい。
続いてセルの縦幅の設定を行います。「ホーム」タブの「書式」を押して「行の高さ」を選びましょう。
開いたウインドウで、「1cm」と入力してください。
最後に下図の青枠で囲った「標準」ボタンをおすと、目的の操作は完了です。
なお、ページレイアウト設定にて1mmなどのミリ単位などにも変更できますので、状況に応じて選定してくださいませ。
エクセルでセルを正方形でさらに細かく設定するにする方法
正方形の大きさをさらに細かく設定する場合も、まずはセルのサイズをcm表記に変えてから行いましょう。
下図の青枠で囲った「ページレイアウト」ボタンを押し、cm単位でセル縦横を指定できる状態にします。
次に、シートの左上の三角形をクリックし、すべてのセルを選択した状態にしてから、「ホーム」タブの「書式」を押して「列の幅」を選びます。
お好みのサイズを入力して「OK」を押してください。下図では、「0.5cm」に設定しました。
続いて、「ホーム」→「書式」→「行の高さ」の順にクリックします。
セルの縦幅をお好みのサイズにして「OK」をクリックします。下図では、こちらも「0.5cm」と指定しました。
最後に下図の青枠で囲った「標準」ボタンを押すと完了です。
まとめ エクセルでセルを方眼紙で1cm(1mm:目盛線)にする方法【さらに細かくも:ページレイアウト】
この記事では、エクセルでセルを正方形1cm(方眼紙:目盛線)にする方法について解説をしました。
セルを方眼紙のように小さく設定すると、好きな場所に文字や表、グラフ等をレイアウトできるという利点があります。今記事でご紹介した方法を、目的に合わせて活用していけるといいですね。
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