この記事ではエクセルで列ごとの計算を効率的に行う方法について解説していきます。
・固定値を使った列の計算方法
・オートフィルを活用した効率的な処理方法
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで列と列の足し算をする方法【一気に】
それでは以下のサンプルを用いて列と列の足し算を確認していきます。
まず、以下のようなデータを準備しました(^^)/
C2セルに足し算の数式を入力します(セルはクリックすることで自動入力されます)
ENTERで処理を確定させます。
次に、この計算式をC3からC7までの範囲に適用していきます。
C2セルの右下にカーソルを合わせると「+」のマークに変わります。このマークが表示されている状態でマウスをドラッグして下方向にC7まで範囲選択するか、「+」マークをダブルクリックすることで、自動的に下方向にデータがある範囲まで数式がコピーされます(オートフィル機能)。
これで一気に列と列の足し算が完了しました。
セルの参照は相対参照となっているため、各行に対応した計算が自動的に行われます。あなたならできます(^^)/
エクセルで列全体に固定値を足す方法【絶対参照】
続いては列全体に固定値を足す方法を確認していきます。
今度は、A列の内容にF2に記載の固定値を足した結果をD列に表示させます。F2セルに固定で使用したい数値(例えば「10」など)を入力します。
D2セルに以下の数式を入力します。
ENTERで処理を確定させます。
ここでポイントとなるのは「$F$2」の部分です。$(ドル記号)をつけることで絶対参照となり、オートフィルで複製しても参照先が変わらなくなります。
対象セル参照時にF4キー(もしくはFn + F4キー)を押すと絶対参照になります。1つずつ丁寧に理解することがポイント♪
D2セルの右下の「+」マークをドラッグするか、ダブルクリックしてD7までオートフィルします。
これによりA列の各値にF2の固定値が足された結果がD列に表示されます。
エクセルで列と列の引き算をする方法【一気に】
続いては列と列の引き算を確認していきます。
先ほどと同じデータを使用します。今度はC列に結果を表示させるとしましょう。C1には「引き算結果」などと入力しておきます。
C2セルに引き算の数式を入力します。
ENTERで処理を確定させます。
先ほどと同様に、E2セルの右下にある「+」マークをドラッグするか、ダブルクリックしてE7までオートフィルします。これで列と列の引き算が一気に完了します。
計算結果が負の数値になる場合は、自動的にマイナス記号付きで表示されます。セルの書式設定を変更することで、表示方法をカスタマイズすることも可能です。
エクセルで列全体に固定値を引く方法【絶対参照】
続いては列全体から固定値を引く方法を確認していきます。
F2セルに先ほど入力した固定値をそのまま使用します。今回はF列に結果を表示させましょう。F1には「固定値引き算」などと入力しておきます。
F2セルに以下の数式を入力します。
ENTERで処理を確定させます。
ここでも、絶対参照(F4キー)の「$F$2」を使用することで、オートフィルでコピーしても参照先が変わらないようにしています。
F2セルの右下の「+」マークをドラッグするか、ダブルクリックしてF7までオートフィルします。
これでA列の各値からF2の固定値が引かれた結果がF列に表示されます。
固定値が大きい場合は、結果が負の数値になることもありますが、その場合も適切に計算されます。あなたならできます(^^)/
まとめ エクセルで列全体に一気に計算:足し算・引き算をする方法:固定も:列と列など
この記事では【Excel】エクセルで列ごとの計算(列全体に一気に:足し算・引き算をする方法:固定も:列と列など)について解説しました。
エクセルの扱いになれ、さらに快適な毎日を過ごしていきましょう!
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