この記事では、エクセルで参照先の一括変更(数式の一部をまとめて:グラフ:シート名:ファイル名)をご紹介します。
ポイントは以下の通りです。
・同一ファイル内のシートの参照先の一括変更:置換機能
・別ファイル間の参照先の一括変更:ブックのリンク
・グラフ:参照データをブックのリンクから変更
ですね。
それでは詳しく見ていきましょう。
エクセルで参照先の一括変更する方法(数式の一部をまとめて)【同じファイル:シート名】
まずは同一ファイルでのシート名の参照先を一気に変換・置換する方法を確認していきます。
具体的には、Sheet1の参照データをSheet2からSheet3のデータに一括変更する手順を解説します。
Sheet2のセルB1~B3にデータが入っています。
Sheet3にも同じようにセルB1~B3にデータが入っています。
Sheet1のセルB1~B3にはSheet2のセルB1~B3を参照したデータが入っています。
Sheet1の参照データをSheet2からSheet3のデータに一括変更する詳細に移ります。
Sheet1でホーム→検索と選択→置換を選択します(Ctrl +HのショートカットでもOK)。
「すべて置換」ボタンをクリックします。
データの参照はSheet3に変わりデータ自体もSheet3のデータに変わります。
エクセルで参照先の一括変更する方法(数式の一部をまとめて)【別ファイル】
別ファイルでの参照先の変更をサンプルで確認しましょう。
ファイル「120.xlsx」のSheet1のセルB1~B3には「120_1.xlsx」セルB1~B3の参照データが入っています。
「120_2.xlsx」のセルB1~B3にもデータが入っています。
ファイル「120.xlsx」Sheet1の「データ」→「ブックのリンク」をクリックして、「ブックのリンク」が表示されたら、120_1.xlsxの横の「・・・」をクリック→「ソースの変更」をクリックします。
ファイル選択のダイアログが開くので、変更したいファイル「120_2.xlsx」を選択して「OK」をクリックします。
参照先が「120_2.xlsx」に変わり、データも変わります。
これでブック間における参照先の一括変更もできます。
エクセルでグラフの参照先の一括変更する方法
グラフの参照先を一括で変える方法をサンプルで確認しましょう。
グラフは「120.xlsx」のSheet1セルA1~B3を元データとしてつくられたグラフです。
ファイル「120.xlsx」のSheet1セルB1~B3にはSheet2のセルB1~B3を参照したデータが入っています。
結果としてグラフは「120_1.xlsx」のデータを参照したグラフになっています。
「120.xlsx」の参照データを「120_2.xlsx」のデータに変更すれば結果的にグラフの参照データは「120_2.xlsx」になり、それに従ったグラフに変更されます。
グラフの軸も自動調整されたグラフです。
参照データの変更は、「2番目の見出し内:エクセルで参照先の一括変更する方法(数式の一部をまとめて)【ファイル名】」で行った方法で行います。
ファイル「120.xlsx」Sheet1の「データ」→「ブックのリンク」をクリックして、「ブックのリンク」が表示されたら、120_1.xlsxの横の「・・・」をクリック→「ソースの変更」をクリックします。
ファイル選択のダイアログが開いたら、変更したいファイル「120_2.xlsx」を選択して「OK」をクリックします。
まとめ エクセルで参照先の一括変更(グラフ:シート名:別ファイル名)
同一ブックないでの参照先変更は文字の置換で行います。
別ファイルと参照先を変える時はブックのリンクの変更をします。
グラフは参照データをもとに作成しておけば、参照データの変更は容易にできます。
このようにして参照データを一括変更して業務を効率化しましょう。
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