この記事ではエクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない(上書き保存ボタンも:どこにある:勝手に消える)原因と直し方について解説していきます。
・「ホーム」→「その他」→「オプション」で「クイック アクセス ツールバー」の設定画面「ツールバーの位置」確認。「リボンの下」になっていたら、「リボンの上」に切り替えて「OK」を押す。
・ツールバーの右端の下向き三角マークをクリック→「その他のコマンド」→「オプション」画面→クイック アクセス ツールバーの設定画面→左側コマンド一覧の中から「上書き保存」選び、「追加」ボタンを押す→「上書き保存」が右側の枠の表示するコマンド一覧の方に追加される
それでは、実際のサンプルをみながら確認していきましょう。
エクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない原因と直し方1 【勝手に消えた】
ツールバーが消えてしまう原因で多いのは、クイック アクセス ツールバー自体が非表示の設定になっているケースです。
特にExcel 2021やMicrosoft 365を使っている場合、初期設定でツールバーが表示されていないことがあります。
必要な場合に表示する設定となっています。
以前のExcel 2016や2019では標準でリボンの上に表示されていたので、バージョンを切り替えた人は「勝手に消えた」と感じてしまうことがあるでしょう。

ツールバーを表示の設定にする方法を確認しましょう。
このときは、ウィンドウ右下にある小さな下向き三角マークを探してクリックし、「クイック アクセス ツールバーを表示」という項目にチェックを入れると、すぐに元通りになります。

クイックアクセスツールバーが表示されました。

もう一つの表示方法も紹介します。
「ファイル」タブから「オプション」を選択します。

そこで「クイック アクセス ツールバー」を選択し、「クイック アクセス ツールバーを常に表示する」にチェックを入れ、「ツールバーの位置」が「リボンの上」になっていることを確認してください。
それで「OK」を押します。

この方法でも表示することができました。

エクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない原因と直し方2【どこにある?】
ツル―バーが消えた原因の次に考えられるのは、ツールバーの表示場所が変わってしまったため見あたらないケースです。
通常はリボンの上にあるはずですが、設定によってはリボンの下に移動していることがあります。

この場合は「ホーム」から「その他」→「オプション」を開き、「クイック アクセス ツールバー」の設定画面で「ツールバーの位置」を確認してください。
そこが「リボンの下」になっていたら、「リボンの上」に切り替えて「OK」を押します。

また、もとのようにツールバーがリボンの上に表示されました。

エクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない原因と直し方3【上書き保存のボタンが消えた】
ツールバーそのものは表示されているのに、登録していたボタンが消えてしまう場合もあります。
この場合は、表示していたボタンがツールバーの登録から外れてしまったのが原因です。
ここでは「上書き保存」のボタンが消えってしまったサンプルを用いて消えてしまった項目を再度表示する方法を確認します。

ツールバーの右端にある小さな下向きの三角マークをクリックし、「その他のコマンド」を開きます。

「オプション」画面が開き、クイック アクセス ツールバーの設定画面が出てきます。
左側が選択できるコマンド一覧、右側がツールバーに表示するコマンドとなっています。
左側にコマンドの一覧の中から「上書き保存」を探して選び、「追加」ボタンを押すと、「上書き保存」が右側の枠の表示するコマンド一覧の方に追加されます。
最後に「OK」を押します。

このように、ツールバーに「上書き保存」が表示されるようになりました。

まとめ エクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない(上書き保存ボタンも:どこにある:勝手に消える)原因と直し方
この記事ではエクセルでクイックアクセスツールバーが消えた・使えない(上書き保存ボタンも:どこにある:勝手に消える)原因と直し方について解説していました。
クイック アクセス ツールバーが消える主な理由は、表示の設定やボタンの登録に関わるものです。
表示を有効にし、場所を確認し、必要なボタンを追加するだけで簡単に元通りになります。
自分の使いたいようにカスタマイズすることで、業務が効率的になりますので上手に利用してみましょう。
エクセルの様々な処理を理解し、業務に役立てていきましょう。


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