この記事では、エクセルで足し算を縦方向(列方向)に一気に行う方法、オートフィルによる横展開、固定値との足し算について解説していきます。
ポイントは、以下の通りです。
・SUM関数で縦方向の一気に足し算が可能
・オートフィルで横方向にも同じ計算を展開できる
・絶対参照を使用することで固定値との足し算ができる
・範囲指定により効率的な計算処理が実現
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルの足し算を縦方向に一気に行う方法【SUM関数】
それでは以下のサンプルを用いて縦方向の足し算を確認していきます。
A列のデータを縦方向に合計する場合、SUM関数を使用することで一気に計算できます。
A列の合計をA6セルで計算します。A6セルに次の数式を入力しましょう。
この関数により、A2からA5までの縦方向のデータが一気に合計されます。
ENTERで処理を確定させます。
結果として70(10+15+20+25)が表示され、A列の縦方向の足し算が完了しました。
SUM関数を使用することで、個別に足し算を記述する必要がなく、効率的に縦方向の計算が可能です。
エクセルの足し算を横方向に展開する方法【オートフィル】
続いては先ほどのA列の計算を横方向にオートフィルで展開する方法を確認していきます。
A6セルで作成したSUM関数を、B列、C列、D列にも同様に適用します。
A6セルを選択した状態で、セルの右下にカーソルを合わせて十字マークが表示されたら、D5セルまでドラッグします。
オートフィルにより、以下の数式が自動的に作成されます。
・ C5セル:=SUM(C2:C5)
・ D5セル:=SUM(D2:D5)
結果として、B列は110(20+25+30+35)、C列は150(30+35+40+45)、D列は190(40+45+50+55)が表示されます。
このように、一度作成したSUM関数をオートフィルで横方向に展開することで、複数列の縦方向合計を一気に計算できます。
固定値を足し算して結果を表示させる方法
続いては縦1列のデータに固定値を足し算してB列に表示する方法を確認していきます。
B2セルに次の数式を入力します。絶対参照にするにはセルクリック後にF4キー(もしくはFn+F4)を押すといいです。
この数式では、A1セル(10)にD2(100)を足し算しています。
$D$2の部分は絶対参照で、オートフィル時に数式がコピーされてもずれないで常にD1セルを参照するようになります。
ENTERで処理を確定させます。
右下にカーソルを合わせて一番下ドラッグまたはダブルクリックしてオートフィルします。
絶対参照($F$1)を使用することで、すべての計算で同じ固定値(F1セル)が参照され、A列の各データに一律で100が加算されます。
なお、=A2+100と数値を数式内に直接入れても同様に計算ができますので覚えておきましょう。
まとめ エクセルで足し算を縦に一括で自動(縦方向にできない:列方向)で行う方法
この記事では、エクセルでの縦方向の足し算とオートフィルによる展開方法について解説してきました。
これらの技術を活用することで、大量のデータ計算を効率的に処理できます。
ぜひ積極的に活用してみてくださいませ♪
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