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【Excel】エクセルファイルにパスワードを設定や解除(できない時・一括で保存・zipも・忘れた場合の対処法・セキュリティ保護)

Excelのスキルアップ
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エクセルファイルに大切なデータを保存しているとき、「パスワードをかけて他の人に見られないようにしたい」「特定のシートだけ編集できないよう保護したい」と思ったことはありませんか?
また反対に、「パスワードを設定したはずが忘れてしまった」「引き継いだファイルにパスワードがかかっていて開けない」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

この記事では【Excel】エクセルファイルにパスワードを設定する方法(解除・忘れた場合の対処法・セキュリティ保護)について解説していきます。

ポイントは

・ファイルを開くパスワードの設定方法
・書き込みパスワード(編集制限)の設定方法
・シート保護・ブック保護の使い分け
・パスワードを忘れた場合の対処法

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

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エクセルファイルにパスワードを設定する方法1【ファイルを開くパスワードの設定】

エクセルのパスワード設定には、大きく分けて「ファイルを開くためのパスワード」と「編集を制限するためのパスワード」の2種類があります。
まずは最も基本的な、ファイルを開く際に入力が必要となるパスワードの設定方法から見ていきましょう。

「ファイルを開くパスワード」を設定すると、正しいパスワードを知らない人はファイルの中身を一切見ることができなくなります。
機密性の高いデータを扱う場合には、この設定が特に有効です。

以下のサンプルデータを例に解説していきます。

No. 商品名 単価(円) 仕入原価(円) 月間販売数 担当者
1 桜餅 180 90 320 山田
2 柏餅 200 95 280 鈴木
3 マシュマロ 150 60 410 田中
4 カボチャ 250 120 190 佐藤
5 ハラス 380 200 150 伊藤

このような仕入原価や担当者情報など、社外に漏れては困るデータが含まれているファイルにパスワードを設定してみましょう。

「名前を付けて保存」からパスワードを設定する手順

「ファイル」タブをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。
保存先を選んだあと、ダイアログボックスの下部にある「ツール」ボタンをクリックし、「全般オプション」を選択します。

「全般オプション」画面が開いたら、「読み取りパスワード」の欄にパスワードを入力します。
「OK」をクリックすると確認のため同じパスワードをもう一度入力するよう求められるので、同じパスワードを入力して「OK」をクリックします。
その後「保存」をクリックすれば設定完了です。

次回このファイルを開く際には、パスワード入力ダイアログが表示されるようになります。

「情報」メニューからパスワードを設定する手順

もうひとつの方法として、「ファイル」タブ→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」からも設定できます。

こちらはより直感的で分かりやすい操作手順です。
パスワードを入力して「OK」をクリックし、確認入力を済ませてからファイルを上書き保存すれば完了です。

設定したパスワードは大文字・小文字が区別されます。
必ずメモなど安全な場所に保管しておきましょう。

【操作のポイント】パスワードは8文字以上で、英字の大文字・小文字・数字・記号を組み合わせたものにするとセキュリティが高まります。「Excel2024」のような推測されやすいものは避け、「Ek#9mR!2」のようなランダムな組み合わせが理想的です。設定後は必ず別の安全な場所にパスワードを記録しておきましょう。

 

 

エクセルファイルにパスワードを設定する方法2【書き込みパスワードで編集を制限する】

「ファイルの中身は見せてもいいけれど、編集はさせたくない」という場面では、「書き込みパスワード」が役立ちます。
これは読み取り専用で開くことは誰でもできますが、編集して保存するにはパスワードが必要になる設定です。

書き込みパスワードは、ファイルの閲覧は許可しつつ内容の変更を防ぎたいときに最適な設定です。

書き込みパスワードの設定方法

先ほどと同様に「名前を付けて保存」→「ツール」→「全般オプション」の順に進みます。
「全般オプション」画面には「読み取りパスワード」と「書き込みパスワード」の2つの入力欄があります。
「書き込みパスワード」の欄にのみパスワードを入力して保存すると、ファイルを開く際に「読み取り専用で開く」か「パスワードを入力して編集可能な状態で開く」かを選べるダイアログが表示されるようになります。

読み取り専用で開いた場合はデータを閲覧することができますが、変更を加えて同じファイル名で保存しようとすると「このファイルは読み取り専用です」という警告が表示され、上書き保存できません。

読み取りパスワードと書き込みパスワードの使い分け

読み取りパスワードと書き込みパスワードは、それぞれ別のパスワードを設定することも、同じパスワードを設定することも可能です。
たとえばサンプルデータのような仕入原価や担当者情報が含まれるファイルであれば、読み取り自体も制限したい場合は読み取りパスワードのみ設定し、閲覧は許可しつつ誤操作による変更を防ぎたい場合は書き込みパスワードのみ設定する、といった使い分けができます。

【操作のポイント】書き込みパスワードのみ設定した場合、パスワードを知らない人でも「読み取り専用」でファイルを開けることに注意が必要です。仕入原価などの機密情報を完全に保護したい場合は、読み取りパスワードも合わせて設定しましょう。

 

 

エクセルファイルにパスワードを設定する方法3【シート保護とブック保護の活用】

ファイル全体にパスワードをかけるのではなく、特定のシートや構造だけを保護したい場合には「シート保護」と「ブック保護」が便利です。
これらはファイル全体の暗号化とは異なり、より細かい単位でアクセスや編集を制限できます。

シート保護の設定方法

シート保護を設定すると、指定したシートのセルを編集できなくなります。
設定方法は、保護したいシートのタブを右クリックして「シートの保護」を選択します。

「シートの保護」ダイアログが表示されたら、許可する操作にチェックを入れます。
たとえば「ロックされていないセルの選択」にチェックを入れておくと、事前にロックを解除したセルだけ入力ができるようになり、入力フォームのような使い方が可能になります。

セルのロックは「セルの書式設定」→「保護」タブで個別に設定できます。
デフォルトでは全セルがロック状態になっているため、入力を許可したいセルだけロックを解除してからシート保護を有効にするのがポイントです。

ブック保護の設定方法

ブック保護は、シートの追加・削除・移動・名前変更などの操作を制限する機能です。
「校閲」タブ→「ブックの保護」をクリックし、パスワードを設定します。

ブック保護を有効にすると、シートタブを右クリックしても「シートの挿入」「シートの削除」「名前の変更」などの操作がグレーアウトされ、実行できなくなります。
サンプルデータのように複数の商品カテゴリに分けてシートを管理している場合、誤ってシートを削除してしまうリスクを防ぐのに有効です。

【操作のポイント】シート保護とブック保護は独立した機能です。シート保護はセルの編集制限、ブック保護はシート構成の変更制限というように、目的に合わせて組み合わせて使うとより細かいセキュリティ設定が可能になります。

 

 

エクセルのパスワードを解除する方法

設定したパスワードを解除したい場合の手順も確認しておきましょう。
パスワードが分かっている前提ですが、解除自体は設定時とほぼ同じ操作で行えます。

ファイルを開くパスワードの解除方法

パスワードを入力してファイルを開いたあと、「ファイル」タブ→「情報」→「ブックの保護」→「パスワードを使用して暗号化」の順に進みます。
現在設定されているパスワードが表示された状態のダイアログが開くので、パスワードをすべて削除して空白にしてから「OK」をクリックします。


その後ファイルを上書き保存すれば、パスワードが解除されます。

書き込みパスワードの解除方法

「名前を付けて保存」→「ツール」→「全般オプション」から「書き込みパスワード」の欄を空白にして保存することで解除できます。

シート保護・ブック保護の解除方法

シート保護の解除は「校閲」タブ→「シート保護の解除」をクリックし、設定時のパスワードを入力します。
ブック保護も同様に「校閲」タブ→「ブックの保護」をクリックしてパスワードを入力すれば解除できます。

【操作のポイント】パスワードの解除後は必ずファイルを保存しましょう。保存せずにエクセルを閉じると、解除した状態が反映されず次回も引き続きパスワードが求められます。解除後に「ブックの保護」の表示が金色でなく通常の色に戻っていれば、解除が正しく完了しています。

 

 

エクセルのパスワードを忘れた場合の対処法

パスワードを設定したものの、忘れてしまった場合の対処法について解説します。
残念ながら、エクセルのファイルを開くパスワード(暗号化パスワード)を忘れた場合、公式な方法でパスワードを解除・確認する手段はありません。
これはセキュリティ上の仕様であり、それだけ強固な保護がかかっているとも言えます。

シート保護のパスワードを忘れた場合

ファイル自体は開けているが、シート保護のパスワードを忘れた場合は、VBAを使って解除できることがあります。
以下のコードをVBAエディター(Alt+F11)の標準モジュールに貼り付けて実行してみましょう。

Sub UnlockSheet()
    Dim ws As Worksheet
    Dim i As Integer, j As Integer, k As Integer
    Dim l As Integer, m As Integer, n As Integer
    Dim pw As String

    Set ws = ActiveSheet

    For i = 65 To 66
        For j = 65 To 66
            For k = 65 To 66
                For l = 65 To 66
                    For m = 65 To 66
                        For n = 32 To 126
                            pw = Chr(i) & Chr(j) & Chr(k) & Chr(l) & Chr(m) & Chr(n)
                            On Error Resume Next
                            ws.Unprotect pw
                            If ws.ProtectContents = False Then
                                MsgBox "解除に成功しました。使用したキー: " & pw
                                Exit Sub
                            End If
                            On Error GoTo 0
                        Next n
                    Next m
                Next l
            Next k
        Next j
    Next i
    MsgBox "解除できませんでした。"
End Sub

このコードはシンプルなパスワードに対して総当たりで解除を試みるものです。
複雑なパスワードには対応できない場合もありますが、単純なパスワードであれば解除できることがあります。

Googleスプレッドシートを活用する方法

シート保護がかかったエクセルファイルをGoogleスプレッドシートにインポートすると、保護が解除された状態でデータが読み込まれることがあります。
GoogleドライブにファイルをアップロードしてGoogleスプレッドシートで開き、必要なデータをコピーして新しいエクセルファイルに貼り付けるという方法も試してみる価値があります。

【操作のポイント】パスワードを忘れないために、パスワード管理ツール(1PasswordやBitwardenなど)の活用をおすすめします。設定したパスワードをツールに登録しておけば、いつでも安全に確認できます。重要なファイルほど、パスワードの管理も徹底しましょう。

 

 

まとめ エクセルファイルにパスワードを設定(一括で保存・zipも・忘れた場合の対処法・セキュリティ保護)

エクセルファイルのパスワード設定に関する方法をまとめると、次のように整理できます。

ファイル全体を保護したい場合は、「名前を付けて保存」→「ツール」→「全般オプション」から読み取りパスワードを設定するのが基本です。
閲覧は許可しつつ編集を制限したい場合は、同じ手順で書き込みパスワードを設定しましょう。

特定のシートのセル編集を制限したい場合はシート保護、シート構成の変更を防ぎたい場合はブック保護が適しています。
この2つは独立した機能なので、目的に合わせて組み合わせることが可能です。

パスワードの解除は、設定時と同じ手順でパスワード欄を空白にして保存するだけで完了します。

パスワードを忘れた場合は、ファイルを開くパスワードの公式な回復手段はないため、日頃からパスワード管理ツールを活用して記録しておくことが重要です。
シート保護のパスワードはVBAを使った解除方法も試せますが、確実ではないため、やはり記録管理が最善策です。

エクセルのセキュリティ機能を正しく使いこなすことで、大切なデータを安全に管理できます。
用途に合ったパスワード設定を活用して、情報セキュリティの意識を高めていきましょう。

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