【Excel】エクセルで数値を切り上げ・切り捨て・四捨五入・丸める方法(ROUNDUP・ROUNDDOWN・ROUND関数) | モアイライフ(more E life)

【Excel】エクセルで数値を切り上げ・切り捨て・四捨五入・丸める方法(ROUNDUP・ROUNDDOWN・ROUND関数)

Excelのスキルアップ
本サイトでは記事内に広告が含まれています

【Excel】エクセルで数値を切り上げ・切り捨て・四捨五入・丸める方法(ROUNDUP・ROUNDDOWN・ROUND関数)

エクセルで計算した数値を特定の桁で切り上げ・切り捨て・四捨五入したい場面は日常的によくあります。

見積書や請求書の金額計算、統計データの整理など、数値を適切に「丸める」処理はビジネスシーンで欠かせない操作です。

この記事では【Excel】エクセルで数値を切り上げ・切り捨て・四捨五入・丸める方法(ROUNDUP・ROUNDDOWN・ROUND関数)について解説していきます。

ポイントは

・ROUND関数で四捨五入、ROUNDUP関数で切り上げ、ROUNDDOWN関数で切り捨てができる
・第2引数の桁数指定でどの桁で丸めるかをコントロールできる
・INT関数やTRUNC関数でも切り捨て処理ができ用途によって使い分けられる

です。

それでは詳しく見ていきましょう。

 

 

スポンサーリンク

エクセルで四捨五入する方法【ROUND関数】

数値を四捨五入するにはROUND関数を使います。

ROUND関数は指定した桁数で数値を四捨五入して返す関数で、エクセルで最もよく使われる丸め関数のひとつです。

見た目の表示形式を変えるのではなく、数値そのものを丸めた結果を返すため、後続の計算にも正確な丸め後の値が使われます。

 

サンプルデータで確認してみましょう

商品名 単価(円) 数量 小計(円) 消費税(円)
桜餅 180 7 1,260 126
柏餅 200 3 600 60
マシュマロ 150 11 1,650 165
チョコ 220 6 1,320 132

1行目にヘッダーがあり、D列に小計、E列に消費税が入力されています。

消費税の計算で小数点が出た場合に丸め処理を行う場面を想定しています。

 

ROUND関数の使い方

ROUND関数の書式は以下の通りです。

=ROUND(数値, 桁数)

「数値」には丸めたい数値またはセル参照を指定します。

「桁数」には何桁目で四捨五入するかを指定します。

桁数の指定方法は以下のようになります。

・桁数に「2」を指定すると小数点以下2桁目で四捨五入(小数点以下2桁まで残る)

・桁数に「1」を指定すると小数点以下1桁目で四捨五入(小数点以下1桁まで残る)

・桁数に「0」を指定すると小数点以下を四捨五入して整数になる

・桁数に「-1」を指定すると1の位を四捨五入して10の倍数になる

・桁数に「-2」を指定すると10の位を四捨五入して100の倍数になる

たとえばE2セルの消費税に小数点が出た場合、整数に四捨五入するには以下の数式を使います。

=ROUND(D2*0.1, 0)

この数式はD2の小計に消費税率10%を掛けた結果を小数点以下で四捨五入して整数にします。

 

桁数を「-3」にすると1,000の倍数に丸められるため、大きな金額を千円単位で丸めたい場合などにも活用できます。

【ポイント】ROUND関数は「=ROUND(数値,桁数)」で使います。桁数に「0」で整数に四捨五入、「1」で小数点以下1桁、「-1」で10の倍数に丸めます。マイナスの桁数指定で整数部分の丸めができる点が重要です。

エクセルで切り上げする方法【ROUNDUP関数】

数値を常に切り上げたい場合はROUNDUP関数を使います。

ROUNDUP関数は指定した桁数で数値を切り上げる関数で、0.1でも0.9でも関係なく常に上の数値に丸めます。

請求書の消費税計算で「端数は切り上げ」とルールが決まっている場合や、必要個数を計算するときに足りない場合は切り上げる用途などで活躍します。

ROUNDUP関数の使い方

ROUNDUP関数の書式は以下の通りです。

=ROUNDUP(数値, 桁数)

使い方はROUND関数と同じで、桁数の指定方法も同様です。

たとえばD2の小計に消費税10%を掛けた結果を切り上げて整数にするには以下のように入力します。

=ROUNDUP(D2*0.1, 0)

「1,260×0.1=126.0」のようにきれいな整数になる場合はROUNDとROUNDUPで結果は同じですが、「1,555×0.1=155.5」のような場合はROUNDが「156」、ROUNDUPも「156」と同じ結果になります。

一方「1,551×0.1=155.1」の場合はROUNDが「155」(四捨五入で切り捨て)になるのに対し、ROUNDUPは「156」(0.1でも切り上げ)となります。

このようにROUNDUPは小数点以下に少しでも値があれば必ず切り上げる点がROUNDとの大きな違いです。

1,000円単位に切り上げたい場合は桁数を「-3」にすることで対応できます。

=ROUNDUP(D2, -3)

この数式では「1,260」が「2,000」に切り上げられます。

【ポイント】ROUNDUP関数は小数点以下に少しでも値があれば必ず切り上げます。ROUND関数と混同しやすいですが、ROUNDUPは「0.1でも切り上げ」という点が異なります。消費税の端数処理で切り上げルールがある場合に使いましょう。

エクセルで切り捨てする方法【ROUNDDOWN関数・INT関数・TRUNC関数】

数値を常に切り捨てたい場合はROUNDDOWN関数・INT関数・TRUNC関数の3つが使えます。

それぞれ微妙に異なる動作をするため、用途に応じて使い分けることが大切です。

ROUNDDOWN関数の使い方

ROUNDDOWN関数の書式は以下の通りです。

=ROUNDDOWN(数値, 桁数)

ROUNDUPと同様にROUND関数と使い方は同じで、小数点以下に少しでも値があっても必ず切り捨てます。

たとえば消費税を切り捨てて整数にするには以下のように使います。

=ROUNDDOWN(D2*0.1, 0)

「155.9」は「155」に、「155.1」も「155」に切り捨てられます。

 

 

 

INT関数とTRUNC関数の違い

INT関数は数値を超えない最大の整数(床関数)を返します。

=INT(数値)

TRUNC関数は数値の小数点以下を切り捨てて整数にします。

=TRUNC(数値, 桁数)

正の数に対してはINT関数もTRUNC関数もROUNDDOWN(数値,0)と同じ結果になりますが、負の数の場合に違いが出ます。

たとえば「-1.5」に対してINT関数は「-2」(-1.5を超えない最大の整数)を返しますが、TRUNC関数は「-1」(小数点以下を単純に切り捨て)を返します。

負の数を扱う可能性がある場合はROUNDDOWNまたはTRUNCを使うほうが直感的な結果が得られるでしょう。

TRUNC関数は桁数を省略すると0(整数への切り捨て)として扱われます。

【ポイント】切り捨てにはROUNDDOWN・INT・TRUNCの3種類があります。正の数では結果は同じですが負の数で違いが出ます。桁数を細かく指定したい場合はROUNDDOWN、シンプルに整数に切り捨てるだけならINTが手軽です。

エクセルで特定の単位に丸める方法【FLOOR関数・CEILING関数・MROUND関数】

10円単位・50円単位・100円単位など特定の単位に丸めたい場合は、FLOOR関数・CEILING関数・MROUND関数が便利です。

FLOOR関数は指定した基準値の倍数で切り捨て、CEILING関数は切り上げ、MROUND関数は四捨五入(最も近い倍数に丸める)します。

各関数の使い方

FLOOR関数の書式は以下の通りです。

=FLOOR(数値, 基準値)

CEILING関数の書式は以下の通りです。

=CEILING(数値, 基準値)

MROUND関数の書式は以下の通りです。

=MROUND(数値, 基準値)

たとえば「1,260円」を50円単位で切り捨てる場合は以下のように入力します。

=FLOOR(D2, 50)

「1,260」は50の倍数である「1,250」に切り捨てられます。

50円単位で切り上げる場合はCEILING関数を使うと「1,260」は「1,300」になります。

50円単位で四捨五入(最も近い50の倍数)する場合はMROUND関数を使い、「1,260」は「1,250」(1,260は1,250と1,300の中間の1,275より小さいため1,250に丸められる)になります。

【ポイント】特定の単位に丸めるにはFLOOR・CEILING・MROUNDを使います。50円単位・100円単位など基準値を自由に設定できるため、自動販売機の価格計算や交通費精算など実務で幅広く活用できます。

まとめ エクセルで数値を切り捨て・四捨五入・丸める方法(ROUNDUP・ROUNDDOWN・ROUND関数)

エクセルで数値を丸める主な方法をまとめると、次のようになります。

・四捨五入にはROUND関数を使い、桁数で丸める位置を指定する

・切り上げにはROUNDUP関数を使い、わずかな小数でも必ず上に丸める

・切り捨てにはROUNDDOWN関数・INT関数・TRUNC関数が使え、負の数の扱いに注意が必要

・特定の単位に丸めるにはFLOOR・CEILING・MROUND関数を使う

数値の丸め処理は請求書・見積書・給与計算など金額を扱う業務で特に重要です。

四捨五入・切り上げ・切り捨てのどれを使うかによって計算結果が変わるため、業務のルールに合った関数を選ぶことが大切でしょう。

桁数の指定方法を正しく理解することで、整数への丸めから千円単位・万円単位の丸めまで柔軟に対応できるようになります。

丸め関数を使いこなして、正確で見やすいエクセル資料を作成していきましょう。

コメント

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました