この記事では「エクセルで文字の色が変わらない原因と固定解除方法」について解説していきます。
エクセルで文字の色が変わらない時の固定解除方法は
・条件付き書式のルールの削除
・シートの保護の解除
・読み取り専用ブックの場合、別のブックとして保存
を行うといいです。
それでは実際のサンプルを用いて、各項目についてご紹介していきましょう。
エクセルで文字の色が変わらない原因と固定解除方法1
条件付き書式により、特定の条件に応じて自動的に文字の色が設定されている場合、手動で設定した色が反映されないというトラブルが起きます。
そんな時は、不要な条件付き書式の設定が有効です。
下図の赤文字の部分を黒色に変更したいとしましょう。その場合、変更を行いたいセルを選択した後、リボンの「ホーム」タブをクリックし、「条件付き書式」を選択します。
次に、「ルールのクリア」→「選択したセルからルールをクリア」の順にクリックし、指定したセルから条件付き書式を削除します。
これで、指定したセルの条件付き書式を削除できます。
しかし、この方法では、元から設定されている条件付き書式のルール内容と適応範囲の確認ができないため、問題が解決しないことがあります。
例えば下図の場合で見てみましょう。
選択したセル以外の部分も条件付き書式のルールが設定されているため、選択したセルの文字の色の変更を行うと、設定されたルールに従って、別のセルの文字の色が変わってしまう、という問題が起こりました。
そのような場合には、条件付き書式のルールを確認するといいです。
確認方法としては、まず「ホーム」タブ内にある「条件付き書式」をクリックします。
次に、一番下の項目の「ルールの管理」を選択します。
条件付き書式ルールの管理画面が表示されるので、不要な条件付き書式のルールを削除しましょう。
エクセルで文字の色が変わらない原因と固定解除方法
エクセルのシートが保護されている場合、色の変更を含めた文字の書式変更ができない、という事が起こります。
そのような場合には、シートの保護の解除が有効です。
「校閲」タブ内の「シート保護の解除」をクリックすることで、シートの保護を解除しましょう。
パスワードの設定がされている場合は、パスワードを入力することでシートの保護を解除できます。
エクセルで文字の色が変わらない原因と固定解除方法3
読み取り専用のブックを開いて編集をしている場合、上書き保存ができないためエクセルの文字の色の変更ができない、という事が起こります。
そんな場合には、上書き保存ではなく別のブックとして新しく保存することで、問題が解決できるでしょう。
読み取り専用のブックで保存ボタンをクリックすると、下図のようなウインドウが表示されます。
この時に、OKボタンを選択し、新規のブックとして保存を行うことで、編集が可能になり文字の色の変更が適用されます。
まとめ
本記事では、エクセルで文字の色が変わらない原因と固定解除方法について解説を行いました。
エクセルを使用していると、通常の操作では文字の色の変更ができないという問題が起こることがあります。そんな時には本記事で紹介した方法を試し、快適にエクセルを使いこなしましょう。
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