この記事では、【Excel】エクセルで関数が反映されない(数式のまま:そのまま計算式が出る:正しいのに)場合の原因と対策方法を説明しています。
具体的には、
・セルの表示形式が「文字列」になる場合:「表示形式」を「文字列」から「標準」または「数値」に変更→数式を編集モード(F2キー)にして再度Enterキーを押す
・「’」が原因で計算結果ではなく数式そのものが表示される場合:セルの先頭に「’(シングルクォート)」がある場合、内容が文字列として扱われる→セルをダブルクリック(またはF2キー)→編集モード→数式の先頭「’」を削除→Enterキーで確定する
・「数式表示モード」が原因で計算結果ではなく数式そのものが表示される場合:「数式」タブ→「数式の表示」ボタンがオン(グレー表示)になっていないか確認→オンになっている場合は、クリックしてオフにする
これらについて解説していきます。
それでは早速見ていきましょう!
エクセルでセルの表示形式が「文字列」になる場合の対処法
エクセルでは、セルの表示形式が「文字列」になっていると、数式を入力しても計算されず、そのまま表示されてしまいます。
たとえば「=SUM(A1:A3)」と入力しても、結果ではなく「=SUM(A1:A3)」という文字列が表示されてしまうのです。
この現象を解消するには、該当セルの表示形式を「標準」または「数値」に変更する必要があります。
まずは、数式が入力されたセルを選択し、右クリックより「セルの書式設定」を選択しましょう。
「セルの書式設定」画面が表示されるので「表示形式」にて「文字列」が選択されていることを確認します。
表示形式を「標準」または、「数値」に変更します。ここでは、「数値」を選択します。
数式を一度編集モードにして(F2キー)、Enterキーを押すと正しく計算結果が表示されます。
この手順で、文字列として認識されていた数式が、計算可能な数式として認識されるため、入力した数式の計算結果を表示させます。
エクセルで数式が計算されず、そのまま表示される場合の対処法【「’(シングルクォート)」が入力されている】
エクセルでは、セルの先頭に「’(シングルクォート)」が入力されていると、そのセルは文字列として扱われます。
このため、数式の前にシングルクォートがあると、エクセルはそれを数式ではなく文字として認識してしまいます。
該当のセルに数式が正しく入力されているか確認し、先頭に「’」がついていないかチェックします。
シングルクォートがついている場合は、セルをダブルクリックするかF2キーで編集モードにして、先頭の「’」を削除します。
Enterキーを押して確定すると、数式が正しく計算されるようになります。
特にコピー&ペーストでデータを取り込んだ際などに起こりやすいので、注意が必要です。
エクセルで数式が計算されず、そのまま表示される場合の対処法【「数式表示モード」がオンになっている】
エクセルには、数式の結果ではなく、数式そのものを表示する「数式表示モード」があります。
このモードがオンになっていると、正しく入力された数式であっても、計算結果が表示されず、すべて数式として表示されてしまいます。
「数式」タブをクリックし、「数式の表示」ボタンがオンになっていないか確認します。
※「数式の表示」ボタンがグレーになっていればオンの状態です。
「数式の表示」ボタンをオフにすることで、数式が正しく計算結果として表示されます。
普段は気づきにくいですが、全シートで同様の症状が起きている場合は、この設定を確認するとよいでしょう。
まとめ エクセルで関数が反映されない場合の原因と対処方法
ここまでの記事ではエクセルで関数が反映されない場合の原因と対処方法を説明してきました。
今回の現象はエクセルで資料を作成する際に度々発生することがあるので、
是非、業務にお役に立てていただければ幸いです(^^)/
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