この記事ではエクセルで掛け算の結果を切り捨てする方法について解説していきます。
ポイントは、
・掛け算の方法の理解(*の使用)
・ROUNDDOWN関数かINT関数で小数点以下を切り捨てる
です。
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで掛け算し切り捨てする方法【ROUNDDOWN関数】
それでは以下のサンプルを用いて1セルに直接計算式を入力して小数点以下を切り捨てする方法を確認していきます。
例えば、3.14×2.73の計算をしたいとします。
この場合、結果を出したいセルに直接以下の数式を入力します。
=ROUNDDOWN(3.14*2.73,0)
この数式の意味は次の通りです。
ROUNDDOWN関数は数値を指定した桁数で切り捨てる関数です。
1つ目の引数3.14*2.73が掛け算の式になります。
さらに、2つ目の引数0は、小数点以下0桁目(つまり整数)に丸めることを意味します。
ENTERで処理を確定させます。
すると、セルには8と表示されます。
3.14×2.73の結果8.5722を小数点以下で切り捨て、整数の8になったということです。
エクセルで掛け算し切り捨てする方法【オートフィルで全体に反映】
続いてはA列全体の元データをB列の掛ける数で掛け、C列全体に結果を表示(オートフィルにかける)する形を確認していきます。
以下のデータを用います。
この結果を出したい時は、C3に次の数式を入力します。
この数式の意味は次の通りです。
A3のデータをB3のデータで掛け、C3に返します。
ROUNDDOWN関数で小数点以下0桁(整数)に切り捨てます。
ENTERで処理を確定させます。
C3セルには8と表示されます。
次に、C3セルの右下をダブルクリックするか、ドラッグしてオートフィルします。
A4以降とB4以降のデータを元に、C3以降に切り捨て後の計算結果が自動で反映されましたね。
エクセルで掛け算し切り捨てする方法【INT関数】
最後に、INT関数を使ってA列全体の元データをB列の掛ける数で掛け、C列全体に結果を表示(オートフィルにかける)する方法を確認します。
C3に以下の数式を入力します。
この数式の意味は次の通りです。
A3のデータをB3のデータで掛けます。
INT関数で数値の整数部分のみ取り出します(つまり小数点以下は切り捨て)。
ENTERで処理を確定させます。
C3セルの右下をダブルクリックorドラッグしてオートフィルを行います。
A列とB列のデータを元に、C列に小数点以下を切り捨てた計算結果が表示されます。
まとめ エクセルで掛け算の結果を切り捨てする方法
以上、エクセルで掛け算の結果を切り捨てする方法を解説しました。
関数もしくは数式を使うことで、目的に応じて小数点以下の桁数を操作できます。
必要なデータに合わせて使い分けてみてください。
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