この記事ではエクセルで掛け算の結果を四捨五入する方法について解説していきます。
・掛け算の方法の理解(*の使用)
・ROUND関数で小数点以下を四捨五入する
エクセル操作は1つ1つ追っていけば必ずうまくできるため、ぜひ本記事を参考にスキルアップにつなげてくださいませ♪
エクセルで掛け算し四捨五入する方法【ROUND関数:直接入力で基本構文を確認】
それでは以下のサンプルを用いて1セルに直接計算式を入力して小数点以下を四捨五入する方法を確認していきます。
例えば、7.8×1.4の計算をしたいとします。
この場合、結果を出したいセルに直接以下の数式を入力します。
この数式の意味は次の通りです。
ROUND関数は数値を指定した桁数で四捨五入する関数です。
1つ目の引数7.8*1.4が掛け算の式になります。
さらに、2つ目の引数0は、小数点以下0桁目(つまり整数)に丸めることを意味します。
ENTERで処理を確定させます。
すると、セルには11と表示されます。
7.8×1.4の結果10.92を小数点以下で四捨五入し、整数の11になったということです。
エクセルで掛け算し四捨五入する方法【関数】
続いてはA列全体の元データをB列の掛ける数で掛け、C列全体に結果を表示(オートフィルにかける)する形を確認していきます。
この結果を出したい時は、C2に次の数式を入力します。
この数式の意味は次の通りです。
A2のデータをB2のデータで掛け、C2に返します。
ROUND関数で小数点以下0桁(整数)に四捨五入します。
ENTERで処理を確定させます。
C2セルには11と表示されます。
次に、C2セルの右下をダブルクリックするか、ドラッグしてオートフィルします。
A3以降とB3以降のデータを元に、C3以降に四捨五入後の計算結果が自動で反映されます。
エクセルで掛け算し小数点以下で四捨五入する方法【PRODUCT関数】
最後に、PRODUCT関数を用いて掛け算を行い、結果を小数点以下で四捨五入する方法を確認します。
結果を出したいセルに以下の数式を入力します。
この数式の意味は次の通りです。
PRODUCT関数を使用し、A2とB2を掛け算します。
ROUND関数の第2引数を0にすることで、小数点以下を四捨五入します。
ENTERで処理を確定させます。
セルには11と表示されます。
7.8×1.4の結果10.92を小数点以下で四捨五入し、整数の11になったということです。
上と同様にオートフィルで処理すればOKですね(^^)/
なお、PRODUCT関数では範囲内のすべての掛け算を一気にしてくれるため、2よりも大きい個数の掛け算も範囲指定(クリックしてドラッグ)でスムーズに処理できるので、おすすめです♪
まとめ エクセルの掛け算した結果を四捨五入(小数点以下:計算式:整数)する方法
以上、エクセルで掛け算の結果を四捨五入する方法を解説しました。
関数もしくは数式を使うことで、目的に応じて小数点以下の桁数を操作できます。
必要なデータに合わせて使い分けてみてください。
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