【Excel】エクセルで自動計算が反映されない・数式いれても計算してくれなくなった原因と直し方

この記事では、「エクセルで自動計算が反映されない・数式いれても計算してくれなくなった原因と直し方」について解説していきます。

エクセルで自動計算が反映されない・数式いれても計算してくれなくなった時の対策としては

・計算方法を「自動」に設定する

・大量のデータを扱っている場合は、データを減らし負荷を軽減させる

・ユーザー定義関数が使われている場合は「Ctrl」+「Alt」+「F9」で強制的に再計算する

という事を行うといいです。

それでは実際のサンプルを用いて、それぞれの方法について解説をしていきましょう。

エクセルで自動計算が反映されない原因と直し方1 【計算方法を「自動」に設定】

1つ目の原因としては、エクセルの計算設定が「手動」に設定されている、という事が考えられます。そのような場合には、自動で数式を計算する様に設定を行いましょう。

やり方としては、まずリボンメニューの「ファイル」タブをクリックし、「その他」の「オプション」を選択します。

次に左側に表示される一覧から「数式」を選択し、「ブックの計算」欄の「自動」にチェックを入れて、「OK」をクリックします。

これで問題は解決するでしょう。

ブック内に大量のデータや複雑な数式が含まれている場合、容量が大きすぎてメモリ不足やパフォーマンスの問題で自動計算が停止してしまう場合があります。

その様な場合には、不要なシートやセルのデータを削除し、計算式を簡略化する、もしくは、大規模なデータを複数ファイルに分割することでも負荷を軽減させることができます。

また、計算設定を「自動」ではなく「手動」にしておいて自動で計算を行う負荷を減らし、必要な時にその都度計算を行う、というのも有効でしょう。

計算設定を「手動」にする方法としては、まず、リボンメニューの「ファイル」タブをクリックし、一番下にある「その他」をクリックし、次に「オプション」を選択します。

次に、左側に表示される一覧から「数式」を選択し、「ブックの計算」欄の「手動」にチェックを入れて、最後に「OK」をクリックします。

これで、設定が完了しました。

もし計算結果を見たい場合は、リボンメニューの「数式」タブの「再計算実行」もしくは、「シート再計算」のアイコンをクリックしましょう。

「再計算実行」をクリックした場合は、ブック全体にある計算を実行します。また、ショートカットキーをつかった方法もあり、キーボード上の「F9」キーを押す事でも同様の操作が行えます。

「シート再計算」は、画面に表示されているシートのみの計算を実行します。また、ショートカットキーを使った方法としては、キーボード上の「Shift」キーと「F9」キーを同時に押す事でも同様の操作が行えます。

ワークシート同士を跨いだ計算があるかどうかなど、ブックの構成によって、適した方を選んでくださいね。

エクセルのデフォルトには入っていない関数を、ユーザー自身が独自に登録したものをユーザー定義関数といいます。

ユーザー定義関数を含むセルの計算を行った場合、ユーザー定義関数に引数として指定されているすべてのセル範囲を再び計算します。その結果が、ユーザー定義関数によって明示的に参照されていないセルに依存している場合、それ
らのセルは正常に計算されない可能性があります。

このようなことが原因で自動計算が正常に行われない場合は、エクセルで開いているすべてのブックを強制的に再計算することで問題は解決するでしょう。

やり方としては、キーボード上の「Ctrl」キー、「Alt」キー、「F9」キーを同時に押すことで目的の操作が行われます。

これで問題は解決するでしょう。

この記事では、エクセルで自動計算が反映されない・数式いれても計算してくれなくなった原因と直し方について解説を行いました。

このようなトラブルが起こった場合、さまざまな原因が考えられます。その原因によって、上記の方法を試して問題を解決して下さいね。