この記事ではエクセルで日付の自動変換の解除・無効(勝手にハイフンが日付にされてしまう等:1-1など)方法について解説していきます。
この方法は
・アポストロフィ(シングルクォーテーション)をつける方法
・スペースを入れる方法
・表示形式を「文字列」に設定する方法
ではサンプルを見ていきましょう。
エクセルで日付の自動変換の解除・無効にする方法1
セルA1に「1-2」と入力し、確定(エンター)しました。
下記のように、日付に変わりました。(勝手にハイフンが日付に変わりました。)
このような経験はよくあるかと思います。
どうしたら「1-2」のままにしてくれるんだろうと思ったことがありませんか?
勝手に変換される「余計なお世話な便利操作」を解決すべく、自動変換の解除・無効方法を解説していきます。
まずはアポストロフィ(シングルクォーテーション)を「1-2」の前につけることです。
「’1-2」を入力します。
※アポストロフィ(シングルクォーテーション)を入力するには、「shiftキー」を押しながら「7」(テンキーは不可)を押して下さい。
すると下記のように日付に自動変換されなくなりました。
また先ほど入力したアポストロフィは表示されません。
入力編集状態にすると出てきます。
確定しておくと、アポストロフィは見えなくなるので安心してください。
エクセルで日付の自動変換の解除・無効にする方法2
今度は「スペースキー」を入れる方法です。
「1-2」の前に「スペースキー」を入力してください。
確定すると日付に自動で変換されず、「1-2」のままです。
見た目は端に空白が入っている印象を持ってしまいます。
見た目が気になる方はこの方法はおすすめできません。
エクセルで日付の自動変換の解除・無効にする方法3
その他の方法は表示形式を「文字列」にする方法があります。
文字列にするということは、数値を文字として認識させるということです。
文字と認識させることは、数値として認識しないということですので数式などには使うことができません。
文字列にしたものを数式に加えてしまったときは計算できなくなるので気をつけましょう。
「A1」を選択します。
ホームタブにある「表示形式」の「ユーザー定義」と書かれている右隣の下向き三角をクリックします。
※この時、「1-2」を入力して「1月2日」に既に自動変換されている状態です。その場合、自動変換により表示形式は「ユーザー定義」となります。
するとメニューが出てきました。
その中の「文字列」をクリックしてください。
一旦変わった数値が出てきました。これを「シリアル値」と言います。
シリアル値とは1900年1月1日を「1」とし、それ以降連番になっている数値のことです。
今回はシリアル値として表示したいわけではないので、「45293」を消しましょう。
そして改めて「1-2」と入力するとちゃんとそのまま表示してくれます。
まとめ
エクセルで日付の自動変換の解除・無効(勝手にハイフンが日付にされてしまう等:1-1など)方法について解説しました。
勝手に変換される機能は便利機能です。これがあると、簡単に日付に変換出来たり、時刻に変換出来たりと時短に繋がる入力方法です。
しかし、時としてこの機能がおせっかいと感じてしまうかもしれません。そんな時は上記の方法で自動変換を無効にしてみましょう。
そして様々な業務に役立ててみてください。
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